2008年10月2日木曜日

授業再開


今日は商法と民法の授業がありました。


商法は前期と同じ先生で、当学院の院長です。企業会計と手形を混ぜて講義されたため、話がとても高級なレベルになってしまい、なかなか理解しづらいです。テキストは弥永の手形を使うみたいです。


民法の先生には驚きました。相当若い先生でした。おまけにカジュアルな服装なので、メダカの学校状態でした。つまり、だ~れがせいとかせんせーか~、だったんです。


まぁ、そのあとも歌詞と似てたみたいでしたが。みんなでおゆうぎしているよ、的な授業でした。ちょっと言い過ぎたかも。


というのは、双方向の授業と言うことで、クラス全員と上級生3人の併せて54人くらいが教室にいて、その全員に当てよう、という計画らしく、次から次へとどんどん先生が当てていくのです。ところが、わたしが言うのも何ですが、どうも学生の返事のレベルが余り高くなかったので、先生が若干とまどってしまい、さりとて自分の授業スタイルを変える訳にもいかず、そうとう流れの滞った授業に陥ってしまいました。餅つきのようにリズミカルな授業を目指しておられたようでしたが、、、、、。


この先生の意図するところはとてもよく分かります。民法の正しい勉強方法を教えてくれていることが伝わってきます。


わたしも、学生たちの返答の中で首をひねるようなのがいくつかあったので、おいおい、そりゃないやろ、もうちょっと基本書を読まないとなあ、と他人事ながら心配してしまいました。


 じゃあそう言うお前はどうだったんだ?と問われると、ふ~む、ある情報筋によれば、この先生は年寄りに対してはかなり遠慮するひとらしいとのことで、全くその通りでした。たった10秒ほどのやりとりで解放されました。感謝。


 ただねえ。実はそのあと自ら墓穴を掘ってしまったのであります。授業の終わり近くで留置権と民事執行の関係が問題となり、先生が『この中で民事執行法の授業を受けた人がいるでしょう?』と言ったので、知らない振りをしようか、正直に手を挙げようか、迷いに迷いました。だって手を挙げたらわたしが答えなければならなくなるのは目に見えているのに、民事執行法の知識がほとんど飛んでしまっているからです。


 結局、手を挙げてしまいました。案の定答えを求められ、なんだかんだ言うと、『う~ん、不正確!』と言われました。


北島康介でした。『な~んもいえねー』。先生の仰るとおりですわ。

前期受けた民事執行法の授業では多分教わってない部分だったのです(言い訳がましいヤツです)。その部分は動産執行で、体系的授業の最後部分に出てくるところで、記憶によれば動産執行はほんの形だけの授業しかやらなかったのです。


なんか聞き苦しい言い訳をだらだら言ってますねえ。みっともない。


 でも、自分ではすかっとしてるんです。というのは、あそこで手を挙げなかったらもっとかっこ悪かっただろう、それに比べたらバカ正直に手を挙げた方がよっぽど偉いわい、と。


わたしが最も恐れるのは明日の行政法と憲法です。特に憲法は前期と違い、設問が難問でさっぱり分かりません。また、下級審まで全部目を通しておかねばならず、準備が大変なのです。ま、他の学生も同じことを言ってましたが。

憲法はやはり判例をしっかり読み込むことが合格への最短距離と認識して、腰を据えて判例を熟読することにします。


授業が終わったのが午後6時10分過ぎ。階段を上がって自習室に戻ろうとしたとき、窓から猛烈な夕雲が見え、あわててカメラを持って非常階段から撮影しました。



10月1日







あと3ヶ月で次の年が来ます。みんな長袖を着てます。今朝なんか、厚手のコートをきたサラリーマンを見ました。



さきほどまで、違うことを書いていたのですが、どんどん話が後ろ向きになったので、書きかけで止めました。



 昨日、同じクラスの学生と廊下ですれ違った際、彼のおじいさんがその前日に亡くなられたので、急遽関東の地元に帰ってきた、と言うことでした。それを聞いたせいか、昨夜は日田に済んでいた当時を思い出してしまいました。わたしだけ祖父母の元に引き取られていたのです。



それで、寂しくて、特に秋の夕暮れはしみじみと寂寥感に襲われてました。そんな昔のことがよみがえってきたのです。



 なんてことをつらつら書いていたので、自分でも嫌になって消去しました。



また、わたしの隣の机に座っている女子学生のお父さんはわたしよりも若いのです。ローの先生方の半分くらいもそうです。



そんなことを考えてて、いささかブルーになりかけてしまいました。



明日から授業が開始するのに、なにやってんの、と自分を叱りつけております。



 多分理由は別のところにあるのではないかと思っています。わたしの正直な気持ちは、来年5月に新司を受験したいなあ、と言うことにあります。再来年まで待てない気持ちなんです。



というのも、この前今年の新司をやってみて、また、合格者の話を聞いてみて、この試験の合格者が500人だったら無理でしょうが、2200人くらいが合格するのであれば、今から根性で勉強したら来年受かるな、と思ったからです。



つまり、別の言い方をすると、ローの居心地がメチャクチャ良いんです。楽ちんなんですよ。毎朝自習室に通って、好きなだけ勉強できる、こんな夢みたいなことは去年までの数十年間のわたしにとってはまさしく夢そのものでした。



おまけに奨学金までもらって、好きなだけ勉強できて、勉強仲間もいて、自分専用の机もあって、、、、、。



これは贅沢すぎます。こんな贅沢な環境にいると怠惰な自分はそこに浸ってしまう、その結果今の勉強がそれ自体を目的化してしまっていることに気付いたのです。



 家族を養っていくために弁護士になる、その弁護士になるために試験に受かる、実力をつけ、飯の種を身につける、そんなせっぱ詰まった意識が緩んでいる。これが来年受験ならばまったく違っているだろう。



ということで我に返ったのであります。



やはり10月になったせいでしょうかねえ。






我に艱難辛苦を与えよ、と山中鹿之助が言ったように、イチローのように孤独に耐えて茨の道を突き進む、そんなガッツで真剣に頑張らねば、と思いました。



きょうはほとんど日記のような中身になってしまいました。やっぱ明日から後期授業が始まるのでちと精神状態がおかしくなっているのでしょうね。


写真は愛妻弁当と、ローちかくの3号線とローの近所のお宅の番犬?

鴫立沢の秋の夕暮れ、、、、三夕はやはり滲みるなあ。



2008年9月30日火曜日

人だらけ


ロー内は騒々しいです。学生がひっきりなしに歩き回り、立ち話しをし、情報交換をし、パソコンをバシバシ打ち、コピーし、宿題の締め切りに右往左往し、と明日からの授業再開に大わらわです。


わたしも、民事裁判実務の宿題で頭を悩ませ、また、なめきっていた憲法の予習がえらく大変なことを今日の今日認識して、胃が痛くなってきました。なんと、今週金曜の授業の他、翌土曜日には来週の授業が休講になる替わりの前倒しの補講をする、と言うのを今日になって知ったのです。つまり、大量の予習事項が2コマ分どさっと舞い込んできたのです。なにせ憲法は判例を目一杯読んで文言を逐一分析しておかなければならないので、もの凄く時間が掛かります。

そんなこんなで夕方から頭痛がしてきました。机の中にしまっておいたバファリンを飲んでもう一踏ん張り、というところで女房からメール。晩ご飯だから戻ってこい、と。番犬のように飼い主の元へ。


まだ大勢が残っているローをでると雨の中を住吉へ。


そうそう、思い出しました。今朝8時過ぎ、クルマで大濠公園横のアメリカ領事館の前の道路を走っていると、横断歩道に19歳くらいの女の子が二人立ってました。近くに美容専門学校があり、そこの学生みたいでした。わたしが停止して彼女らに渡ってもらおうとしたところ、渡り終えた二人の内の一人の子が、なんと渡り終えると同時にわたしに向かって頭を下げてお辞儀をしたのです。


これには強烈に感動しました。いっぺんでその子が好きになりました。そして、今日一日がすごく良い日になりそうな気がしました。


それと同時に深く反省しました。自分は礼儀正しい男だ、と自負してきましたが、その女の子に打ちのめされました。気持ちよい負けではありますが。謙虚さ、心のそこからの感謝の念、を忘れていたのを思い出させてもらいました。



 


2008年9月29日月曜日

ブルーモーメント







夜明け前と日没直後の空が神秘的な青さに染まっている様子のことです。地平線に近いところは橙色、それからピンク、赤、紫、明るい青、真っ青、暗い青、そして黒、といろんな色で空が染まる時間帯です。




世界中のブルーモーメントを撮り続けている写真家がいるそうです。ものすごく親近感を抱きました。そしてうらやましさも。








昼過ぎ、持参した弁当を理農食堂で食べようとロー外に出たところ、寒さにたじろいでしまいました。




季節変化が極端すぎます。半袖シャツを着てたのが場違いに感じてしまったほどです。




今週木曜から後期授業開始。よくよく見渡すと予習が準備できておらず、あわてております。明日朝、予習ゼミがあり、その準備におおわらわです。




陳腐なセリフですが、ほんとうにあっという間に10月がきてしまいました。
写真は、箱崎のラーメンや、春陽軒、450円。近松の浄瑠璃の題材となった米一丸、多々良川。



2008年9月28日日曜日

合格者座談会


今年の合格者3人から話を聞きました。よかったです。


完全既修、完全未修、一部未修、とみなさん経歴を異にしていて、違った見方が出来てこれまた有意義でした。


みなさん率直に答えていただいたので、わたしが聞きたかったことのほとんどを聞くことが出来ました。


特に聞きたかったのは、今年の憲法のような問題文が8ページもある問題の処理の仕方です。


3人とも、憲法はすごくきつい科目だった、とか、最後までよく分からなかった、とか、ネガティブな感想でした。それを聞いてかなりホッとしました。合格者も苦手にしてたのかぁ、そうかそうか。俺だけじゃなかったんだ、と。




それから、行政法の書き方、良い本、勉強方法なども。


旧司の参考書や論証集だけで受かった人も結構いるそうです。その逆も。

みなさん、異口同音に仰ってたことは、受かり方、勉強方法は人それぞれだということでした。

そうだろうなあ。だって2050人も受かる試験ですから、この方法しかない、なんて言う方が変です。旧司よりももっとバリエーションが多いはずです。

また、月曜から金曜まで毎朝8時からゼミを組んだと言う人も。生活を規律させるためだったとか。これは良い方法だと思いました。同じ自習室で勉強する環境だととても効果的だなあ。



いろいろ聞いてたら2時間があっという間に経ちました。


午後は民事裁判実務の課題とリーガルライティング(書式の書き方)の課題にとりかかり、前者の課題がよくよく考えると難しいことに気付きました。

民法の期限や商行為の時効の問題もからみ、もし授業で先生に問い詰められたら立ち往生すること間違いなし。相変わらず読みが浅い自分にがっくり。

2008年9月27日土曜日

『おはよう、今日は寒いですねえ』




これが今日の挨拶でした。とうとう本当に秋が来てしまいました。



長袖シャツとウインドブレーカーを着込んでバイクでローへ。



朝、この前原付免許を取ったばかりの姪っ子が来て、私のバイクで練習したいというので、それならば、広い広い箱崎九大理系校舎に行って練習しよう、ということになり、わたしはバイク、姪っ子は地下鉄で箱崎まで。



1時間ほど練習しました。バイクは楽しい、との感想。男みたいです。



その前に、ロー内を見せて、知り合いの学生たちに紹介して回りました。男の学生は『Aさんとあんまり似てませんねえ』と。すこしがっかり。






バイクを走らせるのは危険がつきまといます。とくに福岡はあほたれドライバーが多くて恐ろしい運転をします。また、のろのろ運転の方がかえって危ないことが多く、自分を守るためにスピードを出さなければならない時が結構あります。また、天神や博多駅周辺では車線の引き方がおかしいためぶつかりそうになったり、交差点付近に平気で路上駐車したりして、バイクの運転にはかなりの技量と勇気が必要です。



それらを克服するためには、矛盾めいていますが、率先してそういう場所を走らせなければなりません。それをやらない限り運転技術と度胸はいつまでたっても身につかないでしょう。ただ、それを女の子にやれ、とは言いにくいところがあります。なんて、アンビバレントなこころの葛藤に襲われました。




夕方は更に寒くなり、とうとうフリースとウインドブレーカーの両方を着込まずにはいられないほど寒くなってしまいました。




今日は本番の民事系。民法は簡単ですが、会社と民訴は読まされる量が多くてうんざりしました。精神的にきつそうな感じがしました。気力体力の勝負のような気がします。


どこに何の問題があるのか、拾い出す作業が大変です。




明日朝は択一の残りをばばばーっと飛ばさねば。多分商、刑訴民訴は細かい知識が出ているのでしょう。




そうそう、来週から始まる後期授業の課題提出日が10月1日、というのが2科目あり、どれも全くの手つかず。おしりが燃えはじめました。

2008年9月26日金曜日

本番刑訴


菊池幸夫弁護士による新司刑事法論文問題解説、素晴らしい内容でした。


行列の出来る相談所に出演しててへらへらしてるようでいて、その実実力はめちゃくちゃあります。重要論点である非伝聞の解説をした箇所ではっきり分かりました。そんじょそこらの学者を凌駕しています。さすがは元研修所教官。


彼の解説を聞くと、刑訴の問題、特に伝聞のところの出題がいかに難問だったかに気づかされます。あの問題をきちんと書けた受験生はそんなにいないと思います。明後日ある合格者体験会で質問してみます。


逆にもう一つの論点である差押えについては、近時の判例の細かい事案を、事実関係までしっかり掴んでおかねば高得点が取れない問題で、判例勉強の重要性を再認識しました。


今日の大ショックは、時間割が変更になってわたしが狙っていた授業に出られなくなってしまったことです。

詳しく書くとローから叱られそうなのでこれ以上は言えませんが、わたしの目論見は海の藻屑となりはてました。

仕方ないので発想の転換を図ります。今年後半は行政法と会社法、それから民訴刑訴の択一に集中しようと思います。

そして来年、倒産、それから租税を徹底的につぶすことにします。


今、温度は23度。今日の風は冷やっこい風でした。大地に残っている熱と冷たい風が混ざって、凄く面白い空気になってました。