2007年8月13日月曜日

硫黄島からの手紙




先日、嫁はんと観てきました。


九電エネルギー館という無料施設で。


観客の大半が中高年でした(ワシらもか)。


映画はイマイチでした。洞窟内のシーンが多くて


スケール観が足りない感じ。


それに、日本人俳優のしゃべるセリフが聞き取りにくかった。


ただ、この映画が全世界の人が共感する普遍的な反戦映画であり、


戦前の日本の狂気、愚かしさ、非道さ恐ろしさをよく描いているのには感心しました。


とりわけ、アメリカ人が作ったというのは、くやしいながらあっぱれです。


どうも我が政府と国民は自己分析自己批判、歴史の検証に疎い、いやなことは忘れる主義


みたいです。いや、隠したがるというべきでしょう。


このまえ、原爆のことを述べましたが、東京電力の柏崎刈羽原発事故についての嘘と事実隠蔽


体質は、まさに大本営のやりかたとそっくりで、戦慄を覚えました。


日本は62年前と変わっていないんですねえ。


 話を戻すと、映画の後半、館内で鼻をすするおとが聞こえてきました。誰かが泣いているのです。


わたしは、きっと女房の真後ろの席にいたカトリックの尼さんだろう、とおもっていました。


ところが、終了後横を見ると、わが女房でありました。


鼻水たらしながら目を赤く腫らしてました。少しかわいく見えました。


 その尼さんですが、品の良い60代だったのですが、日傘の柄をご自分の前の席、つまり女房の座ってた座席の背もたれにひっ掛けていたのです。そんなかけ方をすれば、その席に座る人つまり女房の背中に当たるのは分かり切ったことなのに、あきれました。


 昨夜は、ゲゲゲの鬼太郎の作者の戦争体験ドラマをNHKでやってました。こっちの方がグングン我が心に突き刺さってきました。とても良い作品でした。


 今朝4時、女房と早起きしてペルセウス座流星群を観察しようと浜辺に行きました。全然見えません。数年前の獅子座流星群は凄かったので、今回もあの感動を、と思ってましたが、残念でした。


写真は、福岡タワーのイルミネーション、天の河だと思います。流星群の代わりに載せます。