2008年6月11日水曜日

梅雨入り


雨の季節がやってきた。雨音ってほんとうにいいですねえ。
今日は法務省から役人が視察に来ていたみたいで、先生方は緊張の面持ちで応対していました。
法務省の役人達はなんかイヤな感じでした。
そうか!それで一限目の民訴の先生が、普段はおっとりしているのに今日だけはしゃっきり、その上ギスギスまでしてたのか。これくらいはちゃんと予習しておくのが当然だろ、と、クラスで一番やる気のある学生が先生から当てられてすぱっと答えが出なかったのにいらついて文句をいってました。わたしはおやっ?といぶかしい気がしました。というのはその学生はそれなりにきちんと答えを言ってたのです。しかも問いは、争点効という、判例のとらない見解で、学者の中でもその見解を採用しているのは半分くらい、旧司法試験では摂らない方が良いとさえいわれてたものです。
その学生はいわれなき叱責をうけてきっとむっとしたにちがいありません。
 それから、行政法の小テストの平均点が先生のホームページに掲載されていました。コメントとして、例年通り、今年も2年生の未修の平均点が1年生の既修の平均点を超えた、未修者の勉強が既修を追い越したとでも言いたそうな表現でした。 
 冗談じゃない、と言いたいです。完全に間違ってますよ、先生。我々の平均点が低かったのは先生の授業から小テスト問題が出題されていないからです。小テスト問題はわれわれの習っていない所から出題されてます。それは未修者が1年の時、つまり去年、ローで習っていたところです。比較をするなら今年の4月からの授業でやったところから出題してよ。
いかにも既修は入学してからサボってる、かのような口ぶりに腹が立ちました。授業の準備、予習だけでも猛烈に大変なのに、教えてないところから問題を出して、点数が悪いと言う、一体何なんですか。
と言う具合に、今、行政法は頭痛のタネです。
 最近思うこと、それは挨拶の効能です。おはよう、とこちらから言っても挨拶を返さない学生がいます。その反対に、挨拶を返してくれる学生も居ます。たったこれだけでその人の性格が大体分かりますねえ。
 わたしはできるだけクラスの学生には会釈ででも黙礼だけでもします。でもたったそれだけで、心ある人はうち解けてきてくれます。しかし全く無視するのもいます。年齢差はありません。若い人でもきちんと挨拶をするひとはします。
 シャイな学生が3割ほどいます。本当にだれともしゃべらない人も居ます。わたしはそういう人にはより意識的に挨拶をしようと思ってます。
 ただ、女の子に挨拶するのはめちゃくちゃ怖いです。アーア、なさけねー。