2008年3月20日木曜日

強風の後は寒気











昨夜の暴風はすごかった。一晩中ゴーゴーと鳴っていました。






風の又三郎を思い出し、それに引きずられてセロ弾きのゴーシュを連想しました。






ゴーシュの腕前があんまり下手なんで、部屋に居候していたネズミが、うるさくて文句を言うシーン、ゴーシュのセロの音をネズミはたしか、風がゴーゴーと鳴っているみたいだ、と言ったのではなかったかと思います。





宮沢賢治は独特の雰囲気があって好きです。どこか別の世界が存在している感じがします。子供のころ、注文の多い料理店はヨーロッパのどの国にあるのだろう、銀河鉄道のジョバンニはイタリア人なんだろうか、なんて遠い外国への憧れを掻き立てられました。





多分、ゴーシュはチェコが舞台なのでしょう。











話がそれましたが、わたしは、廃墟と雨の他に、風も雲も好きなんです。台風の時なんざあ、血が騒いでしかたがありません。暴風雨の中を波打ち際まで出かけていって海の荒れ狂う様子を眺めていたい衝動に駆られます。






ですんで、昨夜は強風の音が素敵な子守歌になってくれました。






今日は春分の日、しかれどもまた冬に戻ったみたいに寒い一日でした。












今日から野球開幕。ホークスが柴原の逆転サヨナラ3ランで勝利。すんばらしい!






2横綱も敗れ、さらにスンバラシイ。朝青龍に土をつけたのが福岡県出身の琴将菊だったのがうれしい限り。










午後、十六町にある西部ごみ処理場に粗大ごみを自己搬入。初めて行きました。すごい工場でした。





ただ、受付の態度が最悪。初めて来た人間に対して説明がなっていません。





帰りに初めて分かったのですが、ごみの料金の算出方法がかなり合理的なんです。





というのは、まず、入り口の受付の横に車を止め(エンジンを切れ、と怒られたけどどこにもそんな表示はないぞ)、あらかじめ電話で予約しておいたときに貰う受付番号を告げる、受付の建物内にはモニターがあって車のナンバープレートを録画しておく、受付係り(態度悪い)が、ごみの種類と数を聞く、それによって可燃物工場か不燃物工場へ行くのか決定する、可燃物工場へ行けと言われ、そこでごみを深い穴に落とす、その後再び入り口ゲートまで戻る、そこでまたエンジンを切って受付に行く、するとそこの係りの人間が料金を告げる、じゃあどのようにして料金を算出するのか。





それはですねえ、入り口横の道路自体が巨大な体重計で、処理場に入る前に車の全重量をそこで測っておくのです。そしてまた、帰りの受付横の道路も体重計で、入るときと出るときの車の体重の差が分かる、という仕掛けだったのです。





その差が、捨てたごみの重量だというわけです。そして重さによって料金を算出して出口で精算する、というわけです。





なるほどねえ。アルキメデスの定理みたいで、シンプルかつ合理的。納得。




怒りをこらえるのも修行だと思い、耐えました。