2009年6月15日月曜日

空回り

がっくり来る事が二つありました。ひとつは飲み会の写真について。ゼミで女子学生が、わたしが写真を撮ることに拒絶反応を示しました。なんでも過去自分の写真を脅迫みたいなことの道具に使われ、以後写真にトラウマがある、とか、自分以外の女子も嫌がっているとか。がっくりきました。と同時に、たしかに前もって承諾を得ておかなければならないなあ、と反省も。男と違って女性の写真は悪用される危険性がたしかにあります。
ただ、今日は未習の男子からもの凄く丁寧なお礼の言葉も頂きました。写真を撮ってもらいありがたかった、と言われ、救われた思いもしました。
 となると、一番良い方法は何なんでしょうかねえ。どうしたらよいのか悩みます。
がっくりその二。中山先生のゼミコンパ参加者について、わたしがいるAクラスではなく、もう一つのBクラスからの参加者が半分に減ったという知らせがBクラスの世話役から入ってきました。壊滅状態です。
 どないしょ?二クラス合同でも20人にもならなかったら先生に申し訳ないし、予約した個室が30人くらいと言ってるので、大減りになると店に何というか、これまた悩み深し、です。
個人的にはみんな中山先生をもっと大切にして欲しいです。我が校の宝物だとわたしは確信しています。
一昨日の飲み会でも現役裁判官の教官が、あの先生には誰も頭が上がらない、と言っていました。先生の人徳が分かっていないのは我が校の学生だけです。
愚痴ついでに言わせていただくと、私のクラスの学生は仲間うちで固まりすぎです。大人の風格を持った人物が見あたりません。なんでもっといろんな人とつきあっていろんな事を知ろうとしないのか、前にも書きましたが、大学時代、隣のクラスはみな本当に仲が良く、そのためどんどん合格者を出していました。また、実力のある学者も何人も出しています。
せっかく同じ目標を持って集まったのだし、わたしが弁護士教官に、田舎で弁護士を開業するにあたって最も重要なことは何かと聞いたら、即答が来ました。それは、電話一本で東京の有名な法律事務所にいる優秀な弁護士に聞きたいことを聞けるような友人関係を作っておくことだ、と。
我が意を得たり、です。
その意味では、今回の模擬裁判で、未習のクラスの学生達と一緒にやったのがもの凄く良かったです。優秀な人材が何人もいました。しかも性格が良いんです。既修クラスの連中が知識を武器にしているのと比べ、未習の人たちは法律知識が少ないためやや既修に遠慮しがちです。ですが、彼らの優れたところは、素直さです。変な垢が付いていません。たしかに来年の択一試験では知識がないと足きりに合うので相当一生懸命知識を習得するひつようがあります、が、素直ですから吸収が早いです。伸びしろがたっぷりという感じです。夏が来たら彼らとゼミを組みたいと思いました。