2008年10月16日木曜日

抵当権




今日はとびっきりの好天でした。日差しの熱気と冷たい風が混じり合って本当に気持ちの良い日でした。


空気がおいしく感じました。


そうそう、この前本屋で立ち読みしたのですが、外国人がどうやって日本語を学んだか、と言う話、たしか文藝春秋でした。


ひとりの外国人が言うには、『わたしはあなたが好きです』という文は変だ、なんで『わたしはあなたを好きです』と言わないのか、けれどもそういう風に理屈で考えると語学は上達しない、したがって自分はとにかく『わたしはあなたが好きです』と憶えることにしている、と。


これをよんで、なるほどなあ、と思いました。『を』と『が』の使い分けって、たしかによくわかりませんねえ。




言語といえば、標準語と方言の決定的な違いはなんだと思います?


これは純粋に私論なんですが、標準語にはサ行が多くて響きがきついし、またしゃべりにくい、これに対して方言はサ行抜きの努力の結果みたいなところがあります。


例えば、そうですか、に対しては、ほんまだっか、と、標準語の方にはサ行が2個もあるのに大阪弁では全くありません。


ですから、NHKのアナウンサーが話すのを聞いているとサ行のスッという音が耳障りになってくるのです。




ところで今日の授業、手形法も民法もどちらも当たったのですが、いずれも簡単な質問で、先生にいじめられることなくあっという間にクリアしてしまいました。年寄りだから手加減してくれているのかも。


民法は後期授業で最難関、とにかく全員に(学問的には深いけれども)突拍子もない質問をアトランダムに当てるので、みんな緊張しています。


そのため、この授業の前の空き時間に5人で予習ゼミを組んで対策を練っています。みんな相当勉強してきています。


今日もこのゼミをやったのですが、5人のうち2人が、対策を練っていた箇所以外の質問を突きつけられてしまったのです。二人とも悶絶しました。だって誰も答えられないようなわけのわからない問題だったからです。不運でした。


これに対し、わたしに来たのはなーんてことない質問で、拍子抜けでした。


それはともかく、抵当権の物上代位について、去年までわたしが理解していたレベルを遙かに超える授業をやってました。


おかげで物上代位の構造がくっきりしました。


クラスの連中のうち、三分の一くらいは、なにがなんだか訳が分からなくなっているようでした。もっともなことだと思いました。


物上代位制度って実に難しい問題をいろいろ抱えているのです。


そもそも物上代位制度の趣旨は何か、から始まって、差押えの趣旨は?、誰がするのか、いつするのか、、、、、


みんな初めは分かったつもりでいたのです。が、一度にいろんなことを先生が言うのでパニック、コンヒューズしてしまうのです。おまけに民事執行法の条文までがんがん聞くので、ラビュリンスに迷いこんでしまうのです。


ただ、偉いなあ、と思ったのが、授業後の質問や自分たちで分からなかったところを復習しあっているのです。


これは立派です。


で、民法の授業が終わったのが夕方6時過ぎ。その後合格者の座談会が開かれ、そこに参加しました。


合格者と不合格者を分けたものは何か、と聞くと、毎朝ローに来て勉強している人で答案を書いて見せ合う人が合格している、とのことでした。
写真下は留学生会館、いろんな国から若者が来ています。