今日は商法と民法の授業がありました。
商法は前期と同じ先生で、当学院の院長です。企業会計と手形を混ぜて講義されたため、話がとても高級なレベルになってしまい、なかなか理解しづらいです。テキストは弥永の手形を使うみたいです。
民法の先生には驚きました。相当若い先生でした。おまけにカジュアルな服装なので、メダカの学校状態でした。つまり、だ~れがせいとかせんせーか~、だったんです。
まぁ、そのあとも歌詞と似てたみたいでしたが。みんなでおゆうぎしているよ、的な授業でした。ちょっと言い過ぎたかも。
というのは、双方向の授業と言うことで、クラス全員と上級生3人の併せて54人くらいが教室にいて、その全員に当てよう、という計画らしく、次から次へとどんどん先生が当てていくのです。ところが、わたしが言うのも何ですが、どうも学生の返事のレベルが余り高くなかったので、先生が若干とまどってしまい、さりとて自分の授業スタイルを変える訳にもいかず、そうとう流れの滞った授業に陥ってしまいました。餅つきのようにリズミカルな授業を目指しておられたようでしたが、、、、、。
この先生の意図するところはとてもよく分かります。民法の正しい勉強方法を教えてくれていることが伝わってきます。
わたしも、学生たちの返答の中で首をひねるようなのがいくつかあったので、おいおい、そりゃないやろ、もうちょっと基本書を読まないとなあ、と他人事ながら心配してしまいました。
じゃあそう言うお前はどうだったんだ?と問われると、ふ~む、ある情報筋によれば、この先生は年寄りに対してはかなり遠慮するひとらしいとのことで、全くその通りでした。たった10秒ほどのやりとりで解放されました。感謝。
ただねえ。実はそのあと自ら墓穴を掘ってしまったのであります。授業の終わり近くで留置権と民事執行の関係が問題となり、先生が『この中で民事執行法の授業を受けた人がいるでしょう?』と言ったので、知らない振りをしようか、正直に手を挙げようか、迷いに迷いました。だって手を挙げたらわたしが答えなければならなくなるのは目に見えているのに、民事執行法の知識がほとんど飛んでしまっているからです。
結局、手を挙げてしまいました。案の定答えを求められ、なんだかんだ言うと、『う~ん、不正確!』と言われました。
北島康介でした。『な~んもいえねー』。先生の仰るとおりですわ。
前期受けた民事執行法の授業では多分教わってない部分だったのです(言い訳がましいヤツです)。その部分は動産執行で、体系的授業の最後部分に出てくるところで、記憶によれば動産執行はほんの形だけの授業しかやらなかったのです。
なんか聞き苦しい言い訳をだらだら言ってますねえ。みっともない。
でも、自分ではすかっとしてるんです。というのは、あそこで手を挙げなかったらもっとかっこ悪かっただろう、それに比べたらバカ正直に手を挙げた方がよっぽど偉いわい、と。
わたしが最も恐れるのは明日の行政法と憲法です。特に憲法は前期と違い、設問が難問でさっぱり分かりません。また、下級審まで全部目を通しておかねばならず、準備が大変なのです。ま、他の学生も同じことを言ってましたが。
憲法はやはり判例をしっかり読み込むことが合格への最短距離と認識して、腰を据えて判例を熟読することにします。
授業が終わったのが午後6時10分過ぎ。階段を上がって自習室に戻ろうとしたとき、窓から猛烈な夕雲が見え、あわててカメラを持って非常階段から撮影しました。