2010年2月4日木曜日

虚脱状態


試験って、本当にイヤなもんですね。疲れ果てました。これが本番だったら、と思うともっと疲れが出てしまいました。





今回受けた試験は三つでした。





要件事実が中身である民事裁判実務(裁判官教官)、刑事弁護論(弁護士教官と検察官教官のタッグ)、そして民事法総合(学者教官4人のタッグ)、です。





いずれもものすごいボリュームのある科目です。





完璧に書けた科目なんてありません。




ただ、民事裁判実務は去年だったら???の連発で設問の最後あたりはさっぱり分からなかったんですが、さすがに今年は問題文の意味がだいぶ分かりました。





 問題文は2枚にわたって長々とチマチマといろんな事実がちりばめられていて、頭が混乱しそうになりパニックになりかけました。しかも設問は再再抗弁まで書け、というもので、とても整理しにくい問題でした。





 でもまあ、なんとか最後の再再抗弁までたどり着けた(と勝手に思っていますが)ので、落とされてはいないと思います(願います)。





 刑事弁護論は2問出されました。どちらもヤマが大外れでした。ここ3年間伝聞証拠しか出されていなかったのに、今年は、訴因変更の要否、おとり捜査、違法収集証拠、別件逮捕、と書くことがめちゃくちゃ多くて時間が足りません。





でもまあ、これも何とかなったんじゃないかなあ、と勝手に思うことにしました。





 そして今日の民事法総合。試験時間は3時間。ものすごく厳しい試験でした。なにせ民法の出題意図がよく分からないんです。これにはひどくまごつきました。しかも新試験と同じように設問がぱっぱっぱっぱっぱっぱっとすごく細かく分かれていて、各設問の出題趣旨の違いに気づくのが難しいんです。試験中、この問題、設問と格闘しながら頭に浮かんだのは、きっとほかの連中も頭を抱えてあぶらあせを流しているに違いない、ということでした。





 民訴も、ものすごい変化球でした。原理原則論から書けばなんとかなるだろう、と腹をくくって書きました。頭の片隅に、この問題どっかで見たことあるなあ、でも忘れてしまってるなあ、なんてことが浮かんできましたが、前期試験の教訓から、決して試験の現場で思い出す作業をしてはならない、と自分に言い聞かせて原則論から書きました。多分、当たらずとも遠からず、じゃないかなあ。





 ただ、最後の会社法になると、頭がふらついてきてしかも時間も足りなくなってしまい、とても不満足な出来でした。





 民事法総合の試験が夕方4時に終わり、みんながぞろぞろと校舎からでてくると、いくつものグループに分かれて今受けてきた試験のことを話していました。特に民法は、これが正解だ、というものが無いような感じで、いろんな考え方の筋道があるだろうという気がしました。ですから、試験直後に終わったことをあーだこーだと話しても仕方がないと思い、わたしはそういう輪から敬して遠ざかることにしました。もともと嫌いなんです。みんなが同じことを言えば問題ないのですが、そういう問題は易しい問題ですからそもそも話す意味がありません。逆に難しい問題だと、勝者と敗者が出来てしまいます。負けたら悔しいし、その後の勉強に障りが出ます。勝ったらうれしいですがそのかわり相手を傷つけてしまいます。たしかに何を書けば良かったのか気になるところではあります。けれども、来週金曜日には結果がでるそうなので、そのときに話せば良いことであるし、そのときに直接教官に尋ねるのが一番です。




 というわけで、わたしは終わった試験の話はしないことにしています。




ただ~、今日も昨日も一昨日も、知り合いの女性三人から試験後に尋ねられたんです。わたしは次のように返事しました。大丈夫ですよ、って。難しい問題だからみんな出来ていませんよ、って。




 だって、わたし自身何が正解なのか分からない上にみんながどれだけ出来ているかもよく分かりません。第一、何人落とすかは教官たちの胸先三寸なんですから。




 今年、教官たちが大虐殺をするかどうかは未だ分かりません。ですから、尋ねられたら大丈夫と言います。おそらく白紙答案みたいなヤツくらいでしょう、落っことされるのは。それに落っことされても再試を受ければ良いんです。去年は再試験11人中ほんとに留年させられたのは4人くらいでした。








それにしても、試験の答案を書くことって本当につらいです。特に出だしが一番苦しいです。





 実際、難しい問題だったと思います。



☆で、今は夜9時。未だローに残ってます。精神医療と法のレポート提出期限が明日までなんです。マジ適当にでっち上げました。しかも、ついさっき教官である川副弁護士の事務所にメール添付で送りました。



つまり、順調にいけばの話ですが、これでわたしの2年間のロー生活での義務的作業は全て終わりました。



とうとう、わたしが心から求めていた自分だけの勉強生活が送れることになったんです。



で、3月末まで今の自習室が使えます。その後は5月の本番まで、抽選ですがローまたはローの別館にある自習室を使うことが出来ます。



ですんで、これから受験までいかに充実した毎日を送るか、が課題です。



一番良いのは朝一からローに来て午前中からトップギアにすることです。



つまり自分との闘いというわけです。



☆☆そう言った矢先、免許更新に行かなければならず、無駄な時間を取られてしまうことに。



 しかも腹の立つことに、3年前の更新後は無事故無違反なのに、今回またしても青色なんです。わたしはてっきりゴールドカードになるものとばかり思ってたのでショックです。



 なんでだ?とネットで調べると、前回の違反から5年間無違反でないとゴールドカードにならないんだそうです。免許更新時から次の更新時まで無違反であればよいとばかり思っていましたので、がっくりです。



 ちなみに、ゴールドカードになると、更新の場所が街中のオフィスで済みわざわざ自動車教習所まで出かけていく必要がないのです。そのうえ講習時間もほんのちょっとで済みます。もの凄い差別待遇です。



 わたしは、同じ青色でも、講習は1時間ですみます。他に青色で2時間講習というのもあります。


と言うわけで明日朝一番に屋形原の自動車教習所に行ってきま~す。