2013年7月25日木曜日

派遣派遣派遣

今日で3種類目の派遣労働を体験。内、二つは昨日と今日の連チャンでした。とにかく、バテバテです。死にそうです。
①最初に派遣された先は冷蔵倉庫。倉庫内が冷や冷やなので、必死で働いても汗をかかずに済みました。でも、百数十のコンビニに弁当やバナナやおにぎりを配送する倉庫なので、時間に追われてまったく休む暇がありません。仕事の密度は3つの中で一番濃いです。
②2番目はコーラ会社の配送倉庫。開け放たれた倉庫で、配送車に渡すために各コンビニごとにコーラやコーヒーやジュースやお茶をピッキングするのです。
倉庫内に特定の商品が固まって置いてあって、そこから配送先が欲しい分だけ取ってくるのがピッキング。逆に手元にある特定の商品を配送先が記されている棚に配るのが仕分け。
広々とした倉庫で、一方が完全に解放されているため、風は入ってくるのですが、温度計をみると35度!そのうえ、2リットルのお茶が6本入った段ボール箱とか缶コーヒー24本入りの段ボール箱みたいな重い重い荷物を積み込むのです。そりゃもう、きついのなんのって、言葉で言えないほどです。その日はゼロカロリーのコーラ500ミリ缶を2本、500ミリのペットボトルのお茶を2本、計2リットル、それ以外にも持参した魔法瓶のお茶をグビグビ。いくら飲んでものどの渇きが治まらず、激しく消耗しました。正午から食事休憩有り、と派遣会社からのメールに書いてあったのですが、実際に食事が取れたのは3時半。すっかりバテてしまっておにぎりが全然のどを通りませんでした。派遣会社の説明では朝9時から夕方4時まで、という労働時間のはずだったのですが、終わったのは6時!2時間も残業させられました。わたしが怒り心頭で我慢できないのは、派遣先の会社がわたしら派遣労働者に対して、残業してもらっても良いか、と尋ねることをしなかったことです。初めから暗黙のうちに残業が組み込まれていたみたいで、派遣会社もグルになってわたしら派遣労働者を騙した感じがします。
③3つ目の派遣先は、今日出かけてきた倉庫で、巨大ショッピングモールへのお菓子の配送のためにお菓子を仕分けして配送車に渡すという、2番目の派遣と似たような会社です。こちらは、荷物そのものはお菓子が入っているためとても軽く、前日の飲料関係の段ボールの持ち運びに比べると天国でした。ここなら定期的に来ても良いかな、なんて思いながらお昼ご飯のサンドイッチを食べました。
ところが、お昼休み後、再び倉庫に戻ると、従業員の人が、『外に行ってください』というではありませんか。外?外!炎天下での仕分け作業だったんです。午前中倉庫内で同じ作業をしていたのが、今度は太陽がギラギラ照り付ける屋外でやれ、というのです。そこからの3時間は、まさに地獄でした。5時までが仕事だったのですが、4時過ぎには頭がくらくらしてきて、足が急に重くなり、歩くのがしんどくなりました。動きも鈍ってきて、こりゃやばい、と、熱中症の危険が出てきました。そこには正社員の人たちは2人、ほかに、派遣のおじさんも一人いましたが、彼らは太陽熱に耐えながら黙々と荷物の仕分けをしていました。わたしも、契約時間の5時までは、ふらふらになりながら頑張りました。でも、終了時のはずの5時になっても誰もわたしに終了と言ってくれません。前日、何も言わないまま2時間も残業させられたので、今日はどうしても時間きっかりに止めるぞ、と決意してました。何より、それ以上屋外で荷物の仕分けをする体力がわたしには残っていなかったのです。
それで、5時2分に、現場の責任者に、引き上げて良いか、と訊きました。彼は、残念そうでしたが、わたしがこれ以上やると体がやばいと言うと、仕事明けを了承してくれました。もう一人の派遣のおじさんは、わたしが引き上げるときに挨拶すると、えっ?という表情を浮かべてわたしを見ました。そのおじさんとは午前中話を聞いたりして知り合いになったのですが、彼は会社が、仕事終わり、と言うまでは黙って残業をしてきたそうです。今日もそのつもりだったようです。
わたしも、残業については、事前に派遣会社から説明があり、なおかつ、仕事環境が苛烈でないならば受ける用意もあります。ですが、派遣会社は騙し打ちのように、残業可能性については仕事をわたしが受けた後にしか言い出しません。一番問題のある当事者はやはり派遣会社です。キチンと説明する必要があるのに、仕事紹介の段階では残業について何も言わず、その仕事をこちらが受けた後になってようやく残業のことを言うのですから。

とはいえ、これだけはどうしても言っておかねばなりません。それは、派遣先の倉庫で正社員として働いている人たちが、若者も中年も壮年もみな、例外なく礼儀正しい、ということです。きちんと丁寧語で話しかけてきますし、頭ごなしに命令口調で指示する人は皆無でした。これには本当に感心しました。派遣を虫けらのように扱うんだろう、と覚悟していたのですが、杞憂に終わりました。おそらく、これはわたしの想像ですが、ああゆう配送倉庫というのは、いろんな会社の混合チームみたいになっていて、各社からそれぞれの社員がやってきますので(倉庫会社と運送会社と配送人員調達会社とは別みたいです)、一般の会社のように人の出入りのない、人間関係が固定されるところで生まれる絶対的上命下服からくるパワハラが生じにくいのではないか、と思いました。それから、現場労働力の多くは派遣やバイトに頼っているのが実情だから人材確保の必要上丁寧に扱えと言われているのかもしれません。今日の倉庫も、女性のバイトの人がたくさんいて、段ボール箱単位でない、商品1個2個という少量の発注に対応するための箱詰め作業をしていました。
☆☆また、わたしにとってはたった1日だけの仕事で、辛かったら二度と来なければ済むのですが、正社員の人たちは毎日つらい作業をこなしているのですから、頭が下がるとしか言いようがありません。あんなしんどい作業を毎日毎日やっているなんて、マジでスゴイです。
☆☆☆結局、最初にやった冷蔵倉庫内のコンビニ弁当の仕分けの仕事が真夏の作業の中では一番楽だと思いました。ほんと、汗をかく、かきすぎる、ということがどれほど体力を消耗させるか、30年ぶりの肉体労働でようやく思い出しました。昨日などは、わたしの腕の表面から塩の結晶が白く浮き出してました。試しに舐めてみると、めちゃくちゃ塩辛かったです。汗をかきすぎたため、おしっこもほとんど行きませんでした。
来週は、また冷蔵倉庫のバイトに復帰したいと思います。でも、最近その仕事紹介メールが無いんです。みんな、涼しいバイトに目を付け始めたのかも。
それでは、今からバタンキューします。みなさん、おやすみなさい。