今日午後、意を決して大学本部情報システム部情報企画課に飛び込みました。
大学正門近くにあり、あまり学生の近寄らない建物です。
古い建物で、石造りと暗い廊下といったあまりにも昔風の雰囲気が漂っていました。
その建物の右手奥の奥にその情報企画課はひっそりと隠れるように存在してました。ホームズの赤毛連盟みたいに。
入口も、これが本当に入り口なのか、という感じの狭い鉄製扉が開いていて、なかでは職員が10数人ほど、黙って働いていました。ほんと、みんな黙ってもくもくと何かをやってるんです。ふるくて暗くて人気のない建物の奥で。
ちょっとコワかったです、正直。
私が中に入り、近くでパソコンに向かっていた男性職員に、『あのー、学生なんですけどー、オフィスのソフトのことで伺いたいことがあるんですけどー』
どうも、学生がこんなところまで来るなんて、一体どうしたことか(あるいは、どう見ても学生に見えんけど)、という感じでいぶかしげな様子でした。
しかし、かれは担当の(と思われる)若くて背の高い女子職員を呼んでくれました。宝塚の男役チックでかっこよかったです。
その女性はとても親切でした。そしてさらに輪をかけて親切だったのがその課のボスらしき男性でした。
わたしに、USBを持ってきているか、と聞いてきて、わたしがYESと答えると、学内のパソコンを使って自分でやらなければならない作業をその女性に指示してその場でやってくれたのです。
すごく有り難かったです。どうやら、この大学では部署によって学生対応の寒暖の差が激しいみたいです。ある部署ではすごく不愉快な目に逢いました。
何しに来た?という感じです。
ところがこの部署の人たちの応対は心がこもっていました。わたしのことを気遣ってくれているのがよく伝わってきたのです。
それで、USBにオフィスを入れてくれたあと、お礼を何度も述べて退出し、我が家に戻って自宅パソコンにUSBを差し込み、パソコンにコピーし、開き、、自分のID、パスワードを記入したところ、ダウンロードが順調に進み、無事完了。
もう、うれしいのなんのって!
だって、このソフトを自前で買うとしたら45000円くらいもするんですよ。それが、学生の身分を持っているだけでタダで利用できるんです。おまけに、わたしは一度失敗していたので、学生一人に一度しかダウンロードできない、と説明欄に書かれていたため、もうだめなのかも、と半分あきらめの気持ちもあって、無事ダウンロードできたときのうれしさはこれまたひとしおでした。
わたしはコンピュータに関してかなりひどい思いをしておりますので。
今日はそれ以外にも、午前中は辰巳に行って今年の新司択一、論文分析無料講座を。刑事系の担当はあの、紳助がやってる行列のできる法律なんとか、にでてるつるっぱげ菊池弁護士でした。相変わらず話し上手でした。もちろん、元研修所教官ですから、情報価値は十分ありました。
さらに夕方、今宿のバイク屋に行ってセルモーターの修理を頼みました。今日はかなり慌ただしい日でした。
しかし、ショッキングなことにバイク屋が言うには、修理代に16000円もかかるとのこと。あきらめました。赤信号でバイクが止まるとそのたんびにエンジンが止まるのを仕方ないと諦めて、止まっちゃあキック、止まっちゃあキック、というしちめんどくさい作業をつづけながら乗るしかないです。
あ、それから、Wセミナー!ふざけんじゃねえ!です。一週間前に注文した、実務倒産法講義下巻、全然音沙汰がないのでこちらからWセミナーに電話してどげんなっとるのか聞きました。
すると、向こうはなんだかあたふたし始め、あとでまたかけなおすから電話をいったん切らせてくれだと。
なんかくさいなー、どうもわたしのした注文を忘れてるような感じでした。
しかも、向こうからかかってきたのが20分以上もたった後でした。裏で工作をしてたようです。
それで電話口のWの女子スタッフが言うには、今週中には届く予定です、だって。わたしはきつく言おうかとも思いましたがやめました。
普段の私ならがみがみ言うところです。でも、前回Wに行って驚いたのですが、職員の数が激減してて、事務室ががらーんとしてるんです。
ですから、仕事もうまく運んでないんだろうなあ、と思ってしまったので、仕方ないなあ、で終わりました。
とにかく、Wも辰巳も司法試験(旧のみならず新についても)の講師ががた減りしてます。みんなどっかに行っちゃいました。法律をキチンと教えることができる講師はほとんどいないんじゃないでしょうか。
なんでだろう?わたしが思うに、旧のほうはもう、儲からないから予備校は撤退あるいは縮小。
これに対し、新のほうは逆にローで授業がきっちりやるので予備校では重ねて授業は要らない、だから結局授業形式の講座が無くなったのだ。
ところが実はローの授業はそんなにまともではありません。ですからローせいは実は答案練習よりもむしろためになる授業形式の講座を望んでいるのではないでしょうか。
わたしは、10月からの後期、こっそり学部の講義を聴講するつもりでおります。