2008年7月29日火曜日

半分終了




今日民法と刑法の試験を受け、合計4科目終了。



昨日の行政法で懲りたせいか、今日はまずまずでした。ただ、刑法の答案を書いている最中、嫌な気分になってしまいました。



というのは、問題がいつかどこかで見たものとそっくりだったからです。



遠回しにゆーなっ、てお叱りがきそうです。



それは平成の一桁時代の旧試験の問題にとてもよく似ていたのです。


心が一気に過去に戻ってしまいました。そしていつものような喪失感が。



あの時の論文試験から何年経ったのかしら、、、。オレって何やってんだ、今もって?



と、自己嫌悪が襲ってきたのです、試験中に!



こりゃマズイ、ええぃくそぉ、とアタマを叩いて正気を取り戻そうとしました。



と、時計を見ると、ぼーっとしてた間に時間が経ってしまい、そのため我に返ることができました。



試験場からの帰り道(大学の講義室で試験を受けたので)、同志社出身の学生が声をかけてきました。同志社出身って7人もいるんです、50人のクラスに。



『行政法のことは忘れて今から民訴の勉強しなくちゃ』と私が言うと、『みんなそうですよ』と激しく同意してくれました。やはり行政法はみんな不出来だったみたいです。


夕方4時半に刑法の試験が終わり、ローの学修室に戻ると、いつもと違って静かです。みんな必死に机にしがみついて勉強している、という雰囲気とはちょっと違うんです。なんというか、人気がない?



そんな感じです。みんなどこでやってるんでしょうか。



そんなわけで、クラスの人たちの顔をみるのは試験場に指定された学部の教室でといったところです。



なんか拍子抜けというか、意外でした。試験直前こそ学修室は熱気に包まれているものだと思いこんでいたので。



 そういうわけで、普段よりも静かで涼しくて居心地がよいので、夜9時くらいまでは学修室にいます。



 民法の試験の中身は、不法行為、粉塵訴訟でした。大問の中に、時効、除斥期間経過後の訴訟、負担部分、共同不法行為などが散らばってました。



 刑法は、例のフィリピンパブ事件と誤振り込みの2問。この2問を90分で書き上げるのは少々辛いかも。と思っていたら、終わり前に答案提出者続出。


実力者には易しかったのかも。それにしても早出しして良いことってあるんでしょうかねえ。10分早く出しても得にはならないと思いますが。






夕方7時前、箱崎のラーメン屋に行こうとしてバイクを走らせましたが、食欲が出ず(この1週間ほど、腹部膨満感に襲われ、消化力も落ち気味)、せっかくなので昔住んでた筥松あたりを走ってみました。大学移転のせいか、店や食堂がかなりなくなっていました。すっかり寂れてしまい、悲しい気持ちになりました。特に夕暮れタイムはひとしお。



その中で、よく通っていた銭湯は健在だったので、昔との繋がりを感じました。



二十年前のわたしがそのへんをうろついているかのようでした。湯船に浸かっていると、ときどきおじいさんから『あんた中国から来たとかいな』と、留学生に間違われました。






 良くできた小説って、その中の世界が今のこの世とは別に独立してずーっと別世界として存在し続けているような気がしませんか?



 まぁ、ヨン様の冬ソナ好きなおば様たちもそうなんでしょうね。冬ソナを何十編も観てしまうのも、冬ソナの世界という、生きた小世界がどっかに実在しているような気がするのでその世界に入り込んで住み続けたいと願って何度も何度も観るのでしょう。よくわかります。



わたしにとっての冬ソナは、赤毛のアンなんです。そりゃあもう、あの十数巻の新潮文庫(村岡花子訳)を何度読み返したことか。



 脱線し過ぎでした。




とにかく、試験中のローは本当に静かです。