2009年7月27日月曜日

宮里藍ちゃんおめでとう




優勝カップに口づけをした写真が載ってました。うっすらと涙が頬を伝わっていました。



それを見てわたしももらい泣きしました。今朝、ユーチューブでニュースを見たのです。



昨年ドライバーが狂いだして予選落ちの連続、一時は引退しようかとも思い詰めたそうです。お父さんお兄さん達、家族、周囲の励ましで復活を遂げたのです。



藍ちゃんの良いところは、目です。きりりとしてて、真っ直ぐで力強い目です。



嫉妬とか恨みとかいった曇りがありません。自分を信じている目です。






 復活おめでとう、と心から祝福したいです。それと、フランスのエビアンというゴルフ場でボランティアをしてたフランス人達と、試合後輪になって記念写真を撮ってるシーンがあったんですが、みんな嬉しそうな顔で、藍ちゃんの優勝を心から喜んでいるようなんです。これにもグッと来ました。






わたしの方は、試験が刻一刻と近づいているのに、対策が進まず、イライラしております。今日も、レビン先生の紛争調停の授業が、前回休講のため一気に3コマ連続で行われたのですが、終わったのは夜8時半近く。イライラも絶頂に達しました。



最後のコマでビデオを見たのです。怒りの理由について、のビデオです。アメリカでの被収容者の更正プログラムの話です。



犯罪者の更正を図るのですが、皆幼児期に親や親の交際相手から残酷な仕打ち、虐待を受け、それが原因でオトナになって自分の子供や配偶者を虐待するようになる、ということでした。



彼らが受けた虐待の酷さには驚きました。親が複数いる子供のうち一人を差別したり、親からお前は嫌いだ、と言われたり、親や義父が性的虐待をしたり、無視したりして子供の魂を痛めつけていました。そういえばマリリンモンローも幼女のころ同じような性的虐待を受けたそうです。悲惨としか言いようがありません。



 むかし刑事政策を勉強してたとき、犯罪被害者が後に加害者になりやすい、と言ってましたが、本当だなあ、と思いました。被害の拡大再生産です。



 その更正プログラムでは、各自が自分の受けた体験をみんなの前で告白するのです。実感したのは、話すという行動の大切さです。他人に隠したい過去をあえてみんなの前で話すことで劇的に変わるんです。はき出した後は憑きものが取れたような爽やかな表情に変わります。浄化されたと言う感じです。



 紛争調停もですが、話すこと、それを聞くこと、いかにも単純ですが、最も効果的な紛争解決方法だと思いました。
ローマカソリックの告白も同じなんでしょうね。






★わたしの結構好きな脇役俳優、山田辰夫さんが亡くなりました。シブイ感じで、特に好きだったのは、10年前くらいでしょうか、昼帯ドラマで『はるちゃん』と言うドラマの中で癖のある番頭役をやっていたときです。屈折していて、ワルになりきれない善人という役柄がピッタリでした。おくりびとにもでていました。あ~あ、また一人、好きな役者がいなくなってしまいました。金田竜之介さんもすきでした。牟田禎三さんも。金田竜之介さんは大学時代、京都の円山公園内にある喫茶店で見かけたことがあります。おしゃれでした。




☆今日の写真、親切な女性従業員がお客さんのおばあさんの手を引いて横断歩道を渡ってタクシーに乗せてました。


もう一枚は、文系食堂で愛妻弁当を食べようとしたら、トンボたちの愛の行為が目の前で激しく繰り広げられてました。拡大していただくとやっと見えると思います。トンボそのものは儚げに空を飛び回りますが、その幼虫であるヤゴは極めて獰猛な生き物です。田んぼや池の中で他の虫を食べ尽くします。
 でも、トンボってもうちょっと季節が後ではないでしょうか。今年は早すぎるような気がします。