2012年1月12日木曜日

警察ネタ続き

☆①バイクのシートがめちゃめちゃにほじくられた件で、近所の交番へ被害届を出そうとしたところ、被害額算定のためシート交換にかかる費用をバイク屋で見積書を書いてもらってくれ、と言われ、知り合いのバイク屋さん(腕は確かなんですが、話し好きで毎度30分とっつかまってしまいます)に無理をお願いして書いてもらい、今朝届けてきました。
交番では係の警官が丁寧に丁寧に被害届け書を手書きして、漏れと矛盾がないか何度も何度も確認し、先輩警官にチェックしてもらってました。40分かかりました。
なんともまあ、形式に厳しい役所ですわ、警察って。
先輩警官がわたしの持って行った見積書を見て、『この額は消費税込みですか?』なんて、細かくわたしに尋ねるので参りました。ほんの何百円しか違わないじゃないの。第一、わたしのバイクを無惨に壊したガキが捕まる可能性は低いし、そいつに損害賠償請求しても、親が払わなかったら訴訟なんて苦労をしてまで取り立てる気もありませんし。刑事手続でも家裁審判でわたしのシート代に何百円かズレてたなんて、どーでもよい細かすぎる事実です。
それなのに、『あとで訂正してもらうかも知れませんよ。』だと。
彼らの仕事への忠実さは大いに褒められるべきです。でもねー。今度から被害届を出すのを止めようかな~、なんてうんざりさせられる気持ちを抑えることが出来ませんでした。
ただまあ、おっかなそうな先輩警官も担当警官も、わたしが交番を出ようとしたとき、ねぎらいの言葉をかけてくれたので、うん、まあこれで良しとしよーか、とソフトランディングすることが出来ました。
☆②じつは警察ネタがもう一つあるんです。こっちの方がもうちょっと気分が悪かったです。
昨夜10時頃自宅に戻り、駐輪場にバイクを駐めてレッドバロンのがっちりした車輪ロックを駐輪場の柱に取り付けてました。蛍光灯が切れていて道路にある外灯の灯りしかなく、薄暗いなかを手探りでロックしていたところ、足下になにやら財布のような物を見つけました。
拾い上げると、たしかに財布でした。薄暗い中、目をこらして中の身分証をみると、中村大学の学生証が。・・・・・・・あ~あ、また警察に関わらにゃならんのか、とうんざりしました。
こんなもの拾わなければ良かったのに、と自分を恨みました。ですが、元の状態に戻すとほぼ確実にガキどもが拾って自分の物にするだろう琴は目に見えています。なにせここら辺はバイク窃盗の常習地帯でワルガキどもがウジャウジャいるのです。
仕方なく、今朝交番に届けました。本当はすぐ近くにある中村大学の守衛室か事務室に持って行きたかったのです。ところがところが、朝8時半ころ中村大学の門までバイクを走らせたところ、すぐさまこのアイディアは没になりました。
中村大学というのはつい最近まで女子大だったので、もの凄い数の女の子たちがドゥワーッと門に押し寄せていたのです。こりゃあかん。すっかり気後れしてしまい、スゴスゴと交番に向かった次第です。
で、別府交番がまた、堅い、堅すぎ、超堅堅なんです。極端に言うとわたしを犯人であるかのごとく扱うのです。人が善意を行使しにきたのに、彼らがわたしに言った第一声は『財布の中身見ましたか?中に現金は入っていましたか?』だと。中身を見るに決まっとるやないか!見ないと誰の落とし物か分からんやろが。見たら必然的に中に現金が入っているかどうかも分かるやんか。
くだらないこと訊くなあ、と思いました。
ところが、実のところは、今朝警察に届ける前にもう一度中をみたのです。昨夜は暗くてよく見えないままバイクのメットインスペースに放り込んで保管して自宅に上がったのです。今朝明るい中よく見ると現金は入っていない様子でした。そこで、とんまなわたしは『今時の学生は貧乏だなあ』なんてトンチンカンなことを思ってしまったのです。
しかーし!よくよく考えると、財布の中に現金が入っていないということは、わたしが拾う前に他の誰かが拾って中にあった(かも知れない)現金だけを抜き取って捨てた可能性もあるんです。というかむしろそっちの方が可能性が高いのです。
とすると、わたし自身が現金を抜き取った上で、善人の振りをして交番に届けた、という筋書きもアリ、ということになるんです。
そう考えると、交番に届けたのはまずかったかなあ、と言う気もしてきました。
しかしわたしとしては交番に届ける他どうしようもありませんでした。
それで、別府交番ではわたしの住所氏名生年月日!(なんで生年月日まで言わなきゃならんのかも不可解です)、拾った場所と時刻を克明に聞かれました。
だんだん不愉快になっていきました。そしてそして、彼らは手袋をはめだして、証拠物を取り扱うように財布の中身を慎重に取り出し始めました。
もういい加減にしてくれ、と思いました。わたしはこの財布の中身を他の誰かが抜き取ったという可能性が全く頭になかったのです。今にして思えば確かに犯罪の証拠物になりえます。ですんで警官たちの行為もやむを得ないものと思います。
ですが、根っから正直者で!かつ、文句の付けようのない正真正銘の貧乏人!であるわたしにとっては、財布の中にお札が一枚も入っていないという状況は日常的なものなので、他の誰かが抜き取ったかも知れない、だなんてこれっぽっちも思い至りませんでした。


☆別府交番では結局『お疲れ様でした』とかの挨拶は全くありませんでした。こんな応対だと、もう二度と届けてやるもんか、とすら思う有様でした。もうちょっと警察も行政サービスであることを教育してもらいたいものだと思いました。そして、犯罪抑止の特効薬は防犯にあり、防犯を達成するには市民の協力が必要だ、という当たり前の発想を別府交番の人々がしてくれていたら、きっと違う応対をしてくれたはずだと思いました。
心の中で『ドアホ』と叫びました。
☆交番では、拾得物についての権利放棄書にサインしました。ただし、落とし主がわたしにお礼の電話をかけることには同意してわたしの電話番号を教えました。
でもまだ掛かってきません。これが何を意味するか。二つありうると思いました。
ひとつは、落とし主がまともなヤツではないこと。
二つめは、財布の中に現金が入っていた。そして現金が抜かれたことに対する怒りをわたしに向けた。ひょっとするとわたしが現金を抜いたと思いこんでいるのかもしれませんね。


※今週はなぜか警察に関わることが多いです。なので、くれぐれも交通違反でやられないように慎重に慎重にバイクを走らせるようになりました。