2009年2月4日水曜日

一山越えました


大の苦手、行政法、民事裁判実務のテストが終わりました。今日で全8科目のうち五科目を受け終わりました。


感触としては、この苦手科目達の出来はどうにかこうにか、と言ったところです。


どちらもぎりぎりでセーフのような気がします。あくまで主観的な判断ですが。


 まあ、この2科目は、合否はともかく、一皮むけてちょっとは分かってきたかも、という手応え的なものを得ました。


 年のせいか、性格のせいか、初物に弱いんですわたし。その法律、科目の本質とか発想とか全体構造が分からないとちっとも先に進まないんです。


 今日の夕方、若い女子学生から手形法の質問を受けました。手形の表面と裏面の署名や宛名を何と呼ぶのか、という極めて初歩的なものでした。その子は手形法をまったく勉強したことがないのでした。なのに明日の商法の試験ではその手形法の問題が出そうなんです。


 それでわたしが手形の基本的発想法をおもむろに講釈し始めようとしたところ、そんなん要りません、と。とにかく答案を憶えます、だって。


 手形法の仕組みや考え方が分かっていないとどうしようもないのに、と思うのはわたしだけみたいです。若い学生は力業で無理矢理答案を暗記して突破できるみたいです。わたしには出来ません。そんな暗記力はまったくありません。


 というか、本音は、あ~もったいないなぁ、という気持ちです。もしもわたしだったらよだれを垂らして訊きまくったでしょうに。


 弁護士をやっている後輩が、受験時代、わたしの性格を見抜くことを言いました。それは、わたしの勉強方法は他人に教える為にやっている勉強だ、と。鋭いヤツ、と感心しました。つまり、長年塾の先生をしていたので、自分だけが分かってもダメで、他人に分かり安く伝えることが出来てはじめて分かったと言えるのだ、という習慣が出来ていたからです。


 つまり、逆に言うと自分が分かっていないことはバカ正直にもそのまんま答案にでてしまうのです。分かった振りが出来ないのであります。


 ですから、憶えて書くということがまったく出来ないんです。




話を戻して、苦手科目以外の科目ですが、実はこいつらが猛烈にきつかったのです。、問題文が多すぎ、長すぎ、難しすぎ、と三重苦に遭いました。試験中頭が疲弊しすぎて朦朧としかつ頭痛まで出始めたのです。ほんとに酷い問題でした。テリブルという表現がぴったりくるような問題ばかりでした。


 今日の日中はまるで3月下旬の春爛漫みたいでした。まだ2月の初めなのにこんなに暖かくて良いのか、と不安すら憶えました。

 ああ、金曜夕方、全ての試験が終わったらゆっくりとお酒を飲みたい気分です。それまでもう一踏ん張りします。