2008年8月7日木曜日

集中講義3日目







今日は、大学のオープンキャンパス、高校生の大集団がチャーターバスでぞくぞくとキャンパスに来襲。スゴイ数でした。



文系の購買部にサンドイッチを買いに入っていくと、男子高校生たちがレジの前で並んでました。で、一人が、レジの横の商品やかごを置くカウンターの上に、自分のバッグをどんと置いて、財布からお金を出そうとしていました。



おいおい、そこは客が買った商品を置く場所だぞ、あんぽんたん、と言おうと思いましたが、レジ係の女性スタッフが何も言わないので、わたしも横から口出しするのを控えました。



そして、サンドイッチを買って外に出ると、今度は女子高生の群れが、入り口近くで固まってくっちゃべってました。



そこに、止まっていた営業用保冷トラックが、バックしようとして、バックするときの、ピーピー音を出しているのに、あんぽんたん女子高生どもは全く動こうとしません。



とうとう、切れてしまいました。



わたしが大声で『そこバックするから危ないよ』と言うと、そのあんぽんたん軍団はわたしをにらみつけ、いやいやそうにのろのろとどいたのでした。






 思うに、社会適応訓練ができていません。



子供だと言ってしまえばそれまでのことです。けど、一番心配なのは、他者への関心、他人を尊重する気持ちが欠けていることです。






やはり、このガキどもを鍛え直す必要があります。その最高の訓練方法は、なんと言っても挨拶訓練だと思います。挨拶ってほんと、スゴイ人間向上力があるのです。












 集中講義の昼休み、ロー内のフロアで女子学生たちが、『わたしも高校生の時ああやって見に来たよ』と言ってました。



ということは、今日見たセーラー服の女子高生の何人かは5年後、このローにいるのかも。






集中講義も今日で折り返し地点。勉強になることが多すぎて整理が追いつかない、といったところです。



昼休みに、前々から疑問に思っていたことを質問しました。当事者双方が一度も口頭弁論に出席しなかったらどうなるのか、です。



疑問解決。



その後の授業でまたしても当たって、またしてもかっちょ悪い答えしかできず、がっくり。



今日は30人ほどが当たりました。わたしがいつ当たるのか、順番を把握できていないので、あきらめてどうとでもなれ、と大概腹をくくっていますが、半分近くの先生の質問には、『その質問、オレに当ててくれ~』と念じたのですが、違う人に。わたしに振られた質問は、不確定概念。



すなわち、信義則、権利濫用、公序良俗などの一般条項と過失との相違はどこにあるか、を聞かれました。



わたしは、過失における主要事実は何か、という問題を想定していたので、先生の質問の意味がさっぱり分かりませんでした。



答えを知りたい方は、コメントにその旨書き込んでいただければお答えします。






川嶋先生は今日もまた、和田吉弘さんの、辰巳から出したライブ民訴を大絶賛していました。ロー全体で購入したらどうかとまで。



わたしはずーっと以前から和田民訴はスゴイ、と言い続けてきたので、我が意を得たり、でした。



先生が民訴の学者になろうと決心したきっかけは、お兄さんとお姉さんの二人が、森永ヒ素ミルク事件の被害者になって亡くなったからだそうです。



それを聞いたとき、背筋が伸びました。



わたしもあの森永事件の被害者になり得た同じ年代なのです。そしてまた、北九州で発生したカネミ事件でも危うく被害を受けるところでした。



現に知り合いの元彼女はカネミ油症の被害に遭っています。



ただ、カネミ油は高級品だったので、お金持ちの家庭しか買えず、貧乏な我が家は貧困のおかげで難を逃れたという次第です。









 こうしてみると、私たちがこうしてふつうに暮らしていられるのはそれ自体とても幸運なことなのだなあ、と改めて思い知らされました。






和田吉弘さんのライブ民訴は、オンデマンドで買えるらしいです。意味がイマイチよく分かりませんが。



なけなしの写真ストックから。光の通信速度の速いこと速いこと。昔のパソコンの10分の一の時間で仕上がります。