2009年4月20日月曜日

ぎりぎりセーフ











日曜日、女房の里、田川で法事というか食事会を。とても雰囲気の良い料亭でした。盛りつけはとても良かったです。箸置きに、和紙で巻いた菜の花を使っていたのには驚きましした。




冷酒もちょこっといただきました。甘くておいしい日本酒でした。銘柄を聞くと、なんと大分の国東半島の酒、西の関でした。いつも宇佐の実家で飲んでいるのと同じヤツでした。高級料亭で飲むと味もまた高級になるんですね。わたしってほんとに雰囲気に惑わされるアホなんだなあ、と妙に感心しました。




 終わってから墓掃除。結構大変でした。それが終わると今度はお袋さんの亡くなったお兄さんが経営してた酒屋と住居を見に行きました。お兄さんの死後、遺産分割によって他の相続人の物になったのですが、彼らがもう10数年間放置したままにしているのです。お袋さんは、思い出の深い建物が心配で、自分の物ではないのに百万円以上かけて掃除修理をしてきたのです。




 行ってみると、草ぼうぼう、竹林の中のお化け屋敷のようになっていて、しかも誰かが廃墟の中で寝泊まりしていた形跡が。酒屋だったのでワインやウィスキーなんかの残りがまだ倉庫にあり、それらの空き瓶などが散乱していました。




 お袋さんはカッカしながら片付けを始めました。




わたしは、月曜、つまり今日正午からのゼミが気が気でならず、一刻も早く帰ってレジメを作らねば、と焦っていました。




結局、福岡に戻ったのは夕方7時過ぎ。それから夕飯を食べ、食べ終わって急いでローへ。11時頃まで頑張りましたが、どうしても分からない判例があって、良く理解できませんでした。




墓掃除でバテてしまったので、風呂に入った後、さっさと寝ました。そして朝6時、正午まであと6時間。集中してなんとかかんとか判例の整理がつき、レジメもぎりぎりで間に合いました。 




本当に難解な判例なんです。詐欺なのか窃盗なのか、1項強盗なのか2項強盗なのか、事後強盗なのか、共犯はどうなるのか、罪数はどうなるのか、、、、、。学説と判例とが組んずほぐれつしてて、論理的にも難しいのに実務の観点からそれを相当修正するのでなにがなんだかどーなってんのか、ワケが分からないカオスになってました。




 でもこれで終わったわけではなく、他の3問もまだ未完成。今週は地獄の一週間となりました。
その上水曜日に法曹倫理、金曜に民事法総合演習の課題提出、倒産法の予習、と、これでもか状態です。
でも、感謝の気持ちでやらせていただきます。忙しいことは良いことだ、と。