2013年8月31日土曜日

理想の株式会社ーカゴメ

昨夜のカンブリア宮殿、あのケチャップで有名なカゴメの特集でした。物凄い会社だと知って大いに驚き、感心しました。また、このような面白い番組をたくさん制作しているテレビ東京も、クズ番組しか作らない他の民放に比べると評価されるべきだと思いました。

カゴメの意味は竹篭を編んだときにできる六角形の模様、籠目模様=ユダヤの星と同じ形=の籠目からきたのだそうです。
カゴメはポルトガルで契約農家からトマトを買って現地工場でピザ用のトマトピューレなどを生産してイギリスなどに輸出しているそうです。ポルトガルはヨーロッパ最大のトマト生産国で、そのポルトガルにおけるトマト生産量の大半をカゴメの契約農家が作っているんだそうです。知りませんでした。
それだけでもびっくりするのに、わたしが一番驚いたのはカゴメの株主構成です。株主の99,5%
が個人株主!!!なんです。日本の大企業では考えられないことです。日本では大企業の株主は圧倒的に法人株主で占められています。大企業同士の株の持ち合いがガバナンス(企業統治)やコンプライアンス(法令遵守)を空洞化、有名無実化しているのです。
ところがカゴメはほとんどが個人株主です。しかもカゴメのファンなんです。カゴメ株を譲渡しようとする株主はほとんどいないんだそうです。株主総会では具体的な商品について、美味しくないなどとの株主意見が出るそうです。
個人株主が多数いることのデメリットとして株主総会費用がかさむことが考えられます。17万人分の書類準備送付、株主総会会場は物凄く大きな会場を確保しなければならず、相当な額が必要です。ですが、本当はそれはコストなのではなくむしろ投資だとも言えます。
つまり、株主はカゴメ商品を買ってくれるお客様でもあるのです。お客様対策は会社発展にとっては投資です。さらに、お客様からダイレクトに情報をもらえます。そうやってお客様を大切にしていけば株式が大量に売られることによる暴落のおそれはありませんから株式市場での資金調達も円滑にできます。
株主総会の任務、権限として経営陣の監視、というのがありますが、まさにカゴメの株主は自らがカゴメのファンであることに基づいて愛社精神からナチュラルに経営陣を見張る、いや、見守るのです。
まさに理想の会社です。

2013年8月28日水曜日

寒くて寝冷えしそうに

昨夜はエアコンを付けるどころか、逆に窓を閉めて寝なければならないくらい涼しかった、いや、肌寒かったです。なのに窓を開けたまま寝てしまったため羽毛の夏布団にくるまって寝てました。
久しぶりに刑訴ゼミに参加。新鮮な感じでした。終わってから参加者3人で熊本名物のチョボ焼きを食べました。一銭洋食です。お好み焼き系統で一番好きかも。
薄いクレープみたいな生地の中に野菜とか肉とかを炒めたものと、タクアンの刻んだものを混ぜて入れて焼くのです。
その後、クルマの車検を日産にお願いしていたのができあがったというので、代車を運転して行きました。代車はニッサンラティオというセダンで、1200CCのクルマですが、結構でかくて出足もなかなかシャープでした。セダンというクルマの大いなる欠点は後ろがよく見えないことです。バックするのが恐ろしかったです。
また、日本車は大概フロントもサイドも窓が小さくて、おまけにフロントウィンドウはかなり角度が寝かせてあり、前方視界も悪いし天井が頭にくっつくくらい低いです。わたしの美的観点からしたら失格です。その点、ヨーロッパ車の多くは素晴らしいです。ルノーもシトロエンもVWも窓が広々していて気持ちが良いです。中でもわたしがスゴク見直したクルマはVWです。ビートルです。あの丸い形のフロントウィンドウからの前方視界は大変広いです。しかもビートルはダッシュボードの高さが結構低いので左右のみならず上下の広がりもスゴイです。
で、我が家のクルマ、ニッサンルークスですが、代車からルークスに乗り換えてニッサンのディーラーから道路に出た瞬間、もの凄く気持ちが良くなりました。改めてルークスの前方視界の広々さにちょっと感動してしまいました。パノラマのような感覚です。そのため、軽自動車の致命的欠点であるパワー不足も我慢できました。

☆当分バイトはやりたくないです。ローでマンション管理士試験と簿記の勉強をしようと思います。働かないで勉強するって、究極の贅沢だったんですね。心から反省。

2013年8月27日火曜日

秋の兆しと覆面調査と宇多田ヒカル

☆今日は涼しかったですねえ。酷暑が懐かしくさえ感じてしまうほど爽やかな秋っぽい風が吹いていました。
今日、バイトで、ある会社を覆面調査してきました。ハラハラドキドキしました。多少ではあっても、また、正当な行為であるにしても、やはり人を騙している要素は否定できません。ミシュランの覆面調査員も似たような気持ちなんでしょうか。ただ、ミシュランと違うのは、覆面調査の元々の依頼者は当の覆面調査対象会社その人なんです。内部調査を外部に発注したということなのです。また、自分のところの社員が社内マニュアルを正確に実践しているかを確かめるための調査なので、まじめにちゃんとやっている支店にとっては評価されることになりますから有り難い制度とも言えます。そうやって自分を鼓舞して調査しました。これ以上は守秘義務に引っかかりますので書けません。結論。あんまり面白いバイトではなかった、です。

☆ 宇多田ヒカルさんのお母さん、藤圭子さんが飛び降り自殺なさったとき、その原因は一体何だったんだろう、とか、宇多田ヒカルさんは辛い思いをされたのだろう、などと推察していました。わたしらにとってはお母さんの藤圭子さんと同世代なので、彼女の自殺は我が身に迫ってきました。あの無表情な美しい顔、真っ黒な長い髪の毛、まるで日本人形のような外観。けれど、それとはまったく逆なハスキーボイス、どす黒い情念で凝り固まった歌、昭和のニオイの発生源とも言える歌手でした。
その娘である宇多田ヒカルさんが母親の自殺について公式コメントなるものを発表しました。それを読んで驚嘆しました。もの凄い表現力です。その内容である、母、藤圭子の精神疾患の存在についても驚きましたが、宇多田ヒカルの文章のすばらしさにもの凄く感心したのです。
なかでも一番スゴイと思ったのは、彼女の文章のどこにも接続詞がないのです。しかし、とか、そして、やはり、でも、また、そのうえ、ところで、それでも、なぜら・・・・・・などという接続詞を全く使わずにわかりやすい文章を書いているのです。
やはりこの人は並の歌手ではないなあ、とその文才に今更ながら驚きました。失礼ながらわたしはこの人の歌い方が嫌いです。息継ぎの音が耐えられないのです。わたしは呼吸器系が弱くてとりわけ息を吸ったり吐いたりすることに過敏なのです。なので彼女の歌を聴いているとこちらが息苦しくなってくるのです。
それはともかく、彼女の公式コメントを掲示させていただきます。接続詞のない文章がいかに素晴らしいか、是非皆さんにご紹介したいのです。

【宇多田ヒカルさんの公式コメント】
8月22日の朝、私の母は自ら命を絶ちました。さまざまな臆測が飛び交っているようなので、少しここでお話をさせてください。
 彼女はとても長い間、精神の病に苦しめられていました。
 その性質上、本人の意志で治療を受けることは非常に難しく、家族としてどうしたらいいのか、何が彼女のために一番良いのか、ずっと悩んでいました。幼い頃から、母の病気が進行していくのを見ていました。症状の悪化とともに、家族も含め人間に対する不信感は増す一方で、現実と妄想の区別が曖昧になり、彼女は自身の感情や行動のコントロールを失っていきました。私はただ翻弄されるばかりで、何も出来ませんでした。
 母が長年の苦しみから解放されたことを願う反面、彼女の最後の行為は、あまりに悲しく、後悔の念が募るばかりです。誤解されることの多い彼女でしたが… とても怖がりのくせに鼻っ柱が強く、正義感にあふれ、笑うことが大好きで、頭の回転が早くて、子供のように衝動的で危うく、おっちょこちょいで放っておけない、誰よりもかわいらしい人でした。
 悲しい記憶が多いのに、母を思う時心に浮かぶのは、笑っている彼女です。母の娘であることを誇りに思います。彼女に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。沢山の暖かいお言葉を頂き、多くの人に支えられていることを実感しています。
 ありがとうございました。
 
☆今日の天気はまことに爽やかでした。日一日と季節は夏から秋に向かって進んでいます。蝉の音も少なくなり、代わってコオロギや鈴虫の音が夕方の風情となってきました。発表も近づき、精神状態も極限に近づいて来ています。
論文の内容だけからすれば合格最低点を優にクリアしていると確信しています。恐ろしいのはその真逆に、致命的な形式的ミスを倒産法でヤッチャッタかもしれないということです。もしもそのミスが現実のものなら、アウト!です。今のわたしの頭の中が地獄の底なし沼に向けてグルグル渦巻くように奈落の底に落ちていきそうになっているのはその1点だけです。その恐怖を少しでも忘れることができるなら、と、肉体労働のバイトをやってきました。
ですが、昨日も行ったコンビニ弁当の仕分けバイトで、やはり1時間ほど経つと、このバイトが心底イヤでイヤでたまらなくなってしまいました。
昨日のバイト先では、最初の4時間(朝7時~11時)までは死ぬほどキツイです。全く休む間もなく次から次へと弁当おにぎりの仕分けが送られてきます。その後30分間休憩して、残りの1時間半は、急にペースが落ちて、大部分は紙パックのジュース20本分を透明ビニールで梱包しているその透明ビニール剥がし作業です。これはノルマとか切迫事情など一切ありません。その仕事が早く終わると、何か別の作業を振り当てられます。その仕事内容は他の作業のお手伝いなどです。派遣先の正社員で派遣を指導する人も、派遣に何の仕事をさせようか、と、仕事探しをするくらい、派遣先にとっても余りの時間帯となっています。
なのでわたしとしては透明ビニール剥がしの仕事がバイト終了時刻とちょうどピッタリに収まるくらいの量であれば、あえて急いでビニール剥がしをやる必要もなく、マイペースで確実にビニール剥がしをこなしていけばよい、と考えています。それに、11時までは時給800円では少なすぎるくらいの濃密で必死のスピードを要求される仕事をさせられたのだから11時半からは残りの仕事をゆっくりやってちょうど±0になるくらいだ、と思います。それでわたしが仲間の派遣女性二人に、ビニール剥がしはゆっくりやりましょう、と相談すると、二人のうち30歳代の女性はニッコリ微笑んで、分かりました、と返事してくれました。ところがもう一人の方、20歳くらいの女性は、ムキになってわたしにこう言うのです。『そんなことしたら仕事もらえなくなります!』と。
なんというナイーブさでしょう。バイト時間内は必死にやらなければならない、という労働倫理は見上げたものです。ですが、派遣先があなたに期待している労働内容、結果はあなたが思いこんでいる程度よりも相当少ないですよ、と言いたかったのですが、止めました。
この夏、いろんな場所で働いてきました。楽なところもあれば辛いところも。どのバイト先でも感心したのは派遣労働者、バイトが一生懸命働くことです。手抜きしているどころか、派遣先の会社の要求を遙かに超えてひたすら働いています。正直言ってわたしはあきれました。
何が言いたいかというと、労働契約に基づく賃金支払い義務と労働提供義務とが対価性を有していること、つまり、1時間につき800円分の労働を提供する義務はあるがそれ以上の労働提供義務はない、ということです。では1時間あたり800円に相当する労働提供義務の程度はどれくらいか?それは様々な労働環境を総合して、いわゆる相場観で決めるしかありません。で、わたしの少ない労働体験からすると、7時から11時までの弁当仕分けという労働は抜きんでて高濃度の労働が要求されます。1分、いや、30秒でさえ休む間がありません。ひっきりなしに次から次に仕分け対象の商品がやってきます。制限時間内にそれらを全部完璧に正確に、おにぎり1個の間違いもなく仕分けしてしまわねばなりません。そりゃあもうヘトヘトになります。
その労働に対する対価は、時給にすると軽く1000円以上になると思います。しかも、ビニール剥がしそれ自体時給800円相当の労働です。ですから、結局、この仕事は割りに合わない、ということになります。それに、さっきも言いましたが、派遣先もビニール剥がし以上のことを派遣に求めていません。
ですから、若い女性の心配は杞憂に過ぎません。ただ、一生懸命仕事しないと次から仕事を貰えなくなる、という発想を笑い飛ばすのは逆に傲慢のそしりを免れません。彼女にとって弁当仕分けバイトの口が貰えるかどうかは死活問題なのですから。
それでも、わたしは言いたいのです。もう少し賢くなっても罰は当たらないよ、って。自分中心で物事を判断するのからもう少し視野を広げて周りを観察してみたら?と言いたいです。派遣先があなたに求める労働の中身程度は何か、を相手の側に立って考えてみたらどうか、ということです。しかも、派遣労働者がその若い子みたいにみんな必死で安い時給で働いたとしたら、結局派遣労働者たちは自分で自分の首を絞めているようなものじゃないか、と思います。やはり労働対価を超える労働をするべきではないと思います。

☆いま自分が一番したいことって何だろう、と自問自答しました。結局、法律の実力を身につけることだ、と得心しました。とことん考え詰めることが自分の癖なんだとわかりました。
いまは、マンション管理士試験、マンション管理業務試験の勉強、簿記、財務諸表の理解を深めたいと思っています。また、民訴や刑訴などの訴訟法の構造、とりわけ、民訴における訴訟物、訴訟物の特定、特定請求原因、理由付け請求原因、と言う概念整理は刑訴での訴因、公訴事実とどのような関連性があるのか、について考えています。そういう頭で起訴状の公訴事実の具体例を読むと、とてもフレッシュです。検察官たちがどういう頭で起訴状を構成しているのかが分かってきました。やはり法律は考える作業、まとめる作業が最も重要だということです。憶えるのを主目的にした勉強は最低最悪だと今更ながらに身にしみました。
 

2013年8月24日土曜日

九大情報基盤センターのお兄様方、本当にありがとうございます。

ローでは九大の無線ランkitenetでネットにつなぎます。ところが先週金曜日に久しぶりにローに言ってノートパソコンをネットにつなごうとしたところ、まったくダメでした。
そこで情報基盤センターという九大生のネット環境を整備してくれる建物に行き、事情を説明して修復してもらうことに。窓口に出てきたお兄さんは感じの良さそうな20歳代。頑張って修復しようとしてくれました。わたしのパソコン専用の無線ランのドライバーをfijituのサイトから一度別のパソコンにダウンロードしてそれをUSBメモリにコピーしてわたしのパソコンに入れようとするのですが何度やってもわたしのPCは拒否するのです。1時間以上経っても上手くいかず、その日はあきらめ、後日また、ということで、バイトがない今日、再チャレンジをしてもらいに行きました。結局、11時から午後1時半まで、2時間半も頑張ってくれました。途中から彼の上司にあたるこれまた優しそうなお兄さんも加勢してくれだして、二人でいろいろ修復(その第1段階としてドライバーのダウンロード)の道を探って頑張ってくれていました。正午になり、1時までPCをその場において一旦お引き取りください、その間こちらがやっておきますから、と言われ、一度ローに戻り1時間ほど経ってからまた基盤センターに出向きました。ローから歩いて4分くらいのところです。
すると、先ほどのお兄さんが、『いろいろやってみましたが上手くいきませんでした。』と申し訳なさそうにおっしゃいました。それで、ダメであることの最終確認としてお兄さんはもう一度パソコンを再起動しました。
すると、なんと!先日からずっとセットアップを拒否し続けていた無線ランのドライバーがなぜかパソコンにダウンロードされて入っているではありませんか!わたしもですが、そのお兄さんは目を丸くして『え~っ???』と言うなり、先ほど加勢に入ってくれた上司のお兄さんに報告。すると再び二人で格闘してくれました。一歩も二歩もゴールに近づいた感がでてきました。どうも、うまくダウンロードできた理由として考えられるのはわたしのPCのCドライブの容量が満杯だったので最初はドライバーが入る余地がなかったのだけど、お兄さんたちがCドライブの一時ファイルを削除してくれた結果空きが増えたのでドライバーが入れたのではないか、ということでした。
それからさらに20分間のチャレンジが。kitenet専用のウィルスソフトをダウンロードする必要があるのです。
その結果、土壇場で見事修復に成功し、ついにわたしのパソコン画面にヤフーのホームページが映り出されました。
ほんとうにありがたいことです。こんなにも長時間、熱心に修復の努力をしていただいて、感謝感激です。
それでわたしが繰り返し感謝の言葉を述べると、そのお兄さんは『学生さんを助けるのが私たちの仕事ですから。』と。カッコイーッ!
ほんとにほんとに感謝です。マンション管理士試験対策にもの凄く役に立つサイトがありまして、是非ともそのサイトを見て勉強する必要があったのです。あるマンション管理士さんがボランティアで立ち上げた、建物区分所有法の解説(全部で500ページ以上になる大作です)と建築基準法の解説が載っているのです。

というわけで、こころから感謝します。本当にありがとうございました。

☆藤圭子さんが飛び降り自殺。なんで?ウタダさんの悲しみと苦しみ、お察しします。
☆イチローが日米通算4000本安打達成。かれのインタビューでの発言にまたしても感動。イチローはこう言いました。『4000本という数字が特別な瞬間を作るのではなくて、自分以外の人たちが特別な瞬間を作ってくれるのだと思う』と。物事の本質を本当に理解する能力を持った人だなあ、と感心。


 

 
下の写真は阿蘇のカルデラ内にある米塚というかつての噴火口跡です。是非とも写真をクリックしてみてください。このままだと全体の画像のうち右側の4分の1が見えなくなっていますので。

阿蘇山の米塚と呼ばれる噴火口跡



昔のウィンドウズの壁紙みたい
のではなく、それを称えようとしてくれる皆さんの気持ちが特別なものなのです。』と。

2013年8月22日木曜日

福岡刑務所で

ロー生のときに講義の一環で福岡刑務所見学をさせてもらいました。その福岡刑務所で今日、40歳代の男性受刑者が11メーターもある刑務所の高い塀に登ってそこから自分の意思で塀の外に向かって頭から落下し、脳挫傷で死亡した、というニュースが刑務所正門や塀の動画付きでテレビに。どうも、うつ病だったらしく、落下直前、制止しようとした刑務官に向かって『お世話になりました』と言ったそうです。
このニュースを見て、到底他人事とは思えませんでした。自分がこの目で見たあの高い塀、その内側と外側とはまさに天と地の差が。その差をあの塀が象徴的にも現実的にも表現しているのです。彼は隔離、監禁、自由剥奪、自我喪失の象徴的存在でもあるまさにその塀に登ったのです。そうして、おそらくこれはわたしの勝手な推測ですが、まるで映画『ショーシャンクの空』のように、両手を羽のように広げて塀の外の自由を自分が死ぬことでもって手に入れようとしたのではないでしょうか。黙禱。
今のわたしも、ほとんど似たような心境です。なんちゃって。
ともかく、自分がこの目で見て触ってもみたあの高い塀は、本当に高いのです。いったいどうやってあんな高い塀の上まで上がれたのか、よくわかりません。ただ、あの高い塀の向こうには心の自由が、この世では望めない自由がある、と思い込んだのかもしれません。マジで身につまされる話でした。
もう少しだけお付き合いください。人間が感じる自由って一体何なんでしょうか。それこそ、主知主義に陥ってしまいますが、やはり老荘思想に行きつくのではないでしょうか。これはわたしの本当に個人的な妄想ですので迂闊に信じないようにしてくださいね。
ですが、日本語の上手なハンガリー人の数学者ピーターフランクルさん、ユダヤ系だったので、伯母さんがアウシュビッツに収容されて殺されたのですが、この伯母さんが殺される前に書いた『夜と霧』という本では、アウシュビッツ収容所の中に居てさえも幸福感を感じる時がある、というのです。これこそ、人間はその気持ち次第で自由にも幸福にもなれる、またその逆にも陥る、ということを表していると思います。
わたしは以前は内心ではこう思っていました。人間は死ぬとどうなるか、というと、別のパラレルワールドの世界にいるもう一人の自分が目を覚まして、それまでの本来の自分の人生が別の世界の自分の夢に見ていた世界だったのだということに気づく、というわけです。
ところが、最近は、人は死ぬと魂がこの地球を旅立って宇宙の旅を始めるのだ、と。
この前読んだ本で、『ダビンチコード』の作者が書いた新作小説では、人間は死ぬとわずかに微量ではあるが質量が減少する、という筋立てでした。つまり、魂、自我、という精神的な存在にも質量がある、というとんでもない話でした。結構おもしろかったです。
☆こういう風に死後の世界とか自殺とかの話ばかり書いている自分がコワイです。やはり発表が近づいてきているせいでしょう。
☆そもそも最近はスカッとする話が身の回りに全然ないんです。今日のバイトがドタキャンになって何もしないで6割分のバイト代が補償してもらえた、くらいです。
☆ただ、少しではありますが、勉強したいなあ、という、餓えのようなものは出てきました。マンション管理士試験でも受けてみようか、なんて。建物の区分所有に関する法律というのは、読んでみると意外に面白いです。現役のマンション管理士さんがブログでこの法律や過去問の詳細な解説をしてくれていて、めちゃくちゃ面白いです。
☆明日木曜日は、お世話になっている先生からチョーオイシイバイトを紹介していただきました。背広を着て行ってきます。

2013年8月20日火曜日

福岡市は37,9度!   

今日は大どんでん返しの一日でした。その話の前に、昨日から気になったことがあります。それはセミの鳴き声が極端に少なくなったことです。ワシワシワシと鳴いていたのがストン、と聞こえなくなりました。ツクツクホウシにバトンタッチする隙間なんでしょうか。
それで、本題に。
朝から夕方までは、怒り新党!状態でした。
朝7時20分に箱崎埠頭に向かってバイクを走らせました。ノートパソコンの梱包のバイトです。前回と同じ仕事、、、、、のはずだったのですが、今日は梱包ではなく、梱包するための部品の準備の仕事でした。ノートパソコンにデータをインストールする作業は別の会社の派遣の人たちがやっています。わたしの属している派遣会社の仕事はタワーとディスプレイとキーボード、マウスを接続したり外したりしたり、それらの部品が入っている箱から取り出す作業とか、わたしのイヤな、急かされる作業でした。
わたしが怒ったのは、その作業をやるのが初めてだったので、派遣先会社の現場責任者の人が、わたしの属する派遣会社の派遣さんでその工場のベテランみたいなヤツに向かって、わたしが今日やる作業の手順を『教えてやってくれ』と言ったのを受けて、そのベテラン派遣がわたしに『命令』をしたことでした。しかも、実に嫌みったらしい言い方なんです。自分の教え方が下手くそなのを棚に上げておいて、そいつがわたしに言った作業のやり方がさっぱり要領を得ないのを、さもわたしの頭が悪いかのように蔑むのです。まっこと、漫画みたいなヤツでした。
派遣先の社員さんたちは皆言葉遣いが丁寧なのに、あろうことか、同じ派遣仲間が命令口調で仲間をこき使うのですから、怒りを通り越して、そいつが哀れに感じてしまいました。
途中までは、このクソガキ!とカッカしてました。こいつ、自分が正社員と勘違いしてないか?でも正社員ならきちんとした振る舞いをするはずだけどなあ、と、そいつがどういうつもりで同じ派遣仲間に命令しているのか、動機がよく分からなくなりました。
たぶん、人に命令したがる性格なんでしょう。一番たちの悪い性格です。
おとなを自負するわたしなのでじっと我慢していたのですが、さすがに切れかけたのが、派遣の終了時刻である5時半が来て正社員も派遣も皆集合して終わりの点呼をしようとしたときでした。そのアホたれが、わたしに向かって、仕事を振ってきたのです。アホか!もう契約上の労働時間は終了したんじゃ、誰がお前なんかの命令を聞くかいな、ボケっ!と思いました。ですが、何時か10倍返しにしてやる!【半沢直樹】と念じつつ、ハイハイ、と言って終業後のサービス残業を、同じ派遣会社の派遣の命令でやってやりました。
しかしまあ、信じられないバカ者がいるもんです。わたしの推測ですが、そいつはその倉庫にほとんど毎日行っているのでしょう。まるで倉庫の主になっているのです。逆に、正社員たちの方は、今日わたしが働いた倉庫で毎日働いているのではなく、いろんな倉庫とか会社の事務所移転とか、労働場所が日々変わるみたいです。それなので、正社員よりも居着いた派遣の方が仕事の段取りを熟知しているみたいです。
それはそれで良いのです。問題は、何故同じ派遣仲間同士助け合おうという気持ちにならないのか、です。
誰だって初めての職場でたくさんの作業マニュアルを一度に覚えることなんで出来ません。それを、そのアホは、すべての作業を一気に早足で(しかも小さな声で聞き取りにくい)まくし立てるのです。それで、こちらが?な顔をしていると、お前は馬鹿か?みたいな口ぶりで、そんなことも分からないのか、と言うのです。これ、本当にそのアホがわたしに言ったセリフです。
初対面の人間に対して、しかもわたしの方が年上なのは外見上明らかなのに、そういう態度をとる人間の気が知れません。怒りもありますが、あきれた、というか、可哀相、という気すらしてきます。

そうやってきつい仕事が5時半に終わり、足がジンジンしながら帰宅。明日朝から今日よりもっとキビシイ派遣のバイトを入れていたのです。
リニューアルするホテルの家具の搬入のバイトが、朝8時前から夕方5時半過ぎまで。自分でも、ムリじゃないかなあと危険を感じつつも申し込みをしたのです。今日の仕事の疲れを明日のキビシイ仕事まで持ち越さないよう、今夜は 早く寝るぞ、と覚悟しながら帰宅したのです。自宅でそうめんを食べながら冷たいビールをグビグビやりはじめたそのとき、派遣会社から電話が。どうせ週末のキツイバイトの紹介の電話だろう、と決めつけていました。
ところが!その電話の中身は、明日のホテルへの家具搬入のバイトが無くなった、というものでした。洋風家具が税関で停められたため明日の搬入が出来なくなった、ということでした。心の中で、バンザイ!しました。こんなことってあるのだろうか、とほっぺをつねりたくなるくらいでした。これで明日の辛い仕事をしなくて済んだ、という安堵、脱力、で体がふにゃふにゃに。ところがところが、もっと凄いことが。派遣会社の社員さんが言うのには、仕事がドタキャンになったため明日のバイト代の6割を支払う、というのです!!!え~っ?まじで~?
ふにゃふにゃの体が急にシャキンとなりました。まさに棚ぼたじゃあありませんか!
こんな美味しいことがあってもいいんですか?イインデスッ!しかも、明日の仕事に限って時給が高い!のです。もう、ウハウハですわ、アッハッハー。
これで、朝から夕方までのあのアホたれ派遣に対するイヤな思い出が見事に吹っ飛んでくれました。
いや~っ、終わりよければすべて良し、とはまさにこのことですなあ。
以上
☆福岡の最高気温が37,9度だったのと今日の出来事とは何の関係もありませんでした。スンマセン。
☆フジテレビ系列の朝6時59分の星占いではわたしの水瓶座は運勢1位でした。夕方までは、あの星占いは全く当たらんな~、とぶつくさ言っていたのですが、、、、。
フジテレビさん、ごめんなさい。

2013年8月19日月曜日

久住阿蘇の未掲載動画写真

 
 
 写真をクリックしてみてください。大きくなります。
 
 
 








 

2013年8月17日土曜日

はだしのゲンと松江市教育委員会と司法試験




決まりです!これが来年の司法試験の憲法または行政法の問題のネタになります。
間違いありません。
これはもう、論点の宝庫です。ありとあらゆる憲法問題、行政法上の問題が充満しています。ここには大きく分けて3者が絡んでいます。規制する側である市の教育委員会と各学校、規制される側として①この漫画が読めなくなる小学生③この漫画を書いた漫画家(お亡くなりになってらっしゃるのでその相続人が著作権者となるでしょう)、という各人の利害が衝突しているのをどう調整するか、が第1の問題です。完全に漫画の発行を禁止したという明らかに過度の制約をしたわけではありませんが、きわどい性的な部分とか残虐な描写だけを削除して開架図書とするという最小限度の制限でもありません。第2の問題は、読めなくなったのが小学校の図書室だけで、町の本屋さんに行けば小学生でも買って読むことができるのですから、はたして読む権利を制約したことになるのか、です。第3の問題は、そもそも小学校の図書室に置いている本を読む権利というのが憲法上の人権なのか、学校から与えられたものだけしか読む自由はない、与えられていない本を読ませろ、と要求する自由まであるのか、です。それとも、一旦図書室に置かれた以上、その本を読む自由は保障されるのだ、だから開架図書とされたものを閉架とすることは読む自由の侵害なのだ、と考えるか、です。あと、教育委員会と各小学校との関係は上下関係なのか、つまり教育委員会は命令権限があるのかないのか、規制する側の真の当事者は委員会なのか小学校の校長なのか、という行政法の問題も。
 
Posted by Picasa

住基カード

今日、城南区役所に行って作ってきました。500円。近々、ある企業の覆面調査のバイトをすることになり(一件につき3500円)、身分証明書を予め作っておいた方がよいと思ったので。パスポートが今月初めに10年間の有効期限が来てしまい、失効してしまったのも理由の一つです。結局、1回も海外に出ないまま失効してしまいました。
昨日まで大分の宇佐の実家に帰省してました。父も母も随分老いてきて、哀しいです。まあ、両方とも存命なだけまだ恵まれているとは思いますが。
実家にはチャコというわんこが居て、このブログの一番下の写真に載っているのですが、もう7歳。太ったおばちゃんになってしまいました。チャコをブラッシングしてやろうとすると、いやがって遁走してしまいます。母はチャコを甘やかしてしまっていて、チャコが台所に入りたがると、すぐに入れてやります。おかげで台所はチャコの抜け毛だらけ。とにかく、ブラッシングもお風呂も大嫌いなおばはん犬です。ところが、不思議なことにこのチャコからは犬の体臭がまったくしないのです。そしてまた、チャコからペロペロと舐められてもニオイがしないのです。ホント、不思議です。
女房の実家が飼っているチワワのファンタくんは体臭も口臭もスゴイので、一体なぜ違うのか、謎です。
発表が近づいてきてだんだん発狂し始めてきたので、過酷な肉体労働をやって暫し忘れようと、派遣会社に申し込みました。ホテルの家具の搬入とかパソコンの梱包とか事務所移転とか、、、、。
そのため、来週は肉体が悲鳴を上げるんじゃないでしょうか。そのかわり、自宅に戻ったら冷えたビールをカーッ!と一気にやってバタンキュー。

☆このところの猛暑の猛々しさには驚きます。容赦がない熱波、夜になっても熱さが衰えないのです。田舎での盆踊りでも、今まで体験したことのない暑い夜での踊りになりました。その上全く風が吹かないのです。まさしくサウナルーム内で踊っている感覚でした。
☆今一番美味しい、と思うソフトドリンクは、ただの炭酸水です。炭酸以外なにも入っていないヤツです。一度これを飲み出したら他のは甘ったるくてとても飲めません。カロリーゼロのコーラでも甘すぎて、飲んでも飲んでも喉の渇きは収まりません。ところがこの炭酸水は、強炭酸なので飲むと喉が痛くなりますが、飲み下すと喉の渇きが収まります。とても気に入っているのですが、何故か値段が高いです。ホームセンターでも500ミリで88円します。1,5リットル入りの炭酸という大型容器入りが無いのです。
☆それから、酒類では、1,5リットル入りで900円ほどしかしない安い赤ワイン。酸化防止剤が入っていないヤツ。メルシャンのもサッポロのもどちらも美味しいです。田舎で兄が持ってきた高級ワインを飲みましたが、それよりも美味しいです。そしてそのおいしさを倍増してくれるのが、フランス産のクリームチーズ『kiri』です。これも安いのですが、赤ワインととっても合います。この組み合わせがあんまりピッタリなので油断するとあっという間に2合くらい飲んでしまいます。そして酸化防止剤が入っていないためか、二日酔い、悪酔いしません。
近頃の猛暑に対抗するためにはビールだけだと喉の渇きは収まりません。却って気分が悪くなるばかり。赤ワインはなぜか喉の渇きが収まります。

☆韓流スターのイビョンホンはパニック障害を患っているのだそうです。かつてその経験をしたわたしとしては、痛く同情します。わたしの場合は、呼吸が出来ない感覚に襲われたのです。肉体的には空気中の酸素をちゃんと呼吸によって取り込んでいるのですが、脳がその事実を受け入れてくれず、100%窒素だけの空気しか呼吸していないと思いこむのです。ですので、空気中で溺れてしまうのです。いくら必死に肺が空気を取り込んでもその中に酸素が全く入っていない、そういう感覚に襲われるのです。もう、パニック以外の何者でもありません。恐ろしいですよ、窒息するのですから。とくに密閉された場所でよく発症してました。それなので、真冬でも窓を開けて寝ていました。なんとかして治さねば、といろいろやってみました。治ったのは、気功でです。気功のおかげですっかり自己コントロールできるようになりました。




2013年8月10日土曜日

「death fluorescence(死の蛍光)」

生物って、死ぬときに青い蛍光を発するのだそうです。昨日ネットに載っていました。
この新情報を知って、いろんなことが頭に浮かんできました。
昔の怪談話に出てくる火の玉も青白い光だったんで、昔の人はこの新事実をとっくの昔に知っていたということなのか?とか、日本人が他のアジア人と違い、赤よりもむしろ青を好むのは日本人が死を身近に感じているからなのか?とか。
中国人は自分の日常生活に死が関わることを忌み嫌うそうです。逆に日本人は毎朝仏壇にお参りします。亡くなった身内のことをまるで今も生きているかのように現在形で話します。墓地と生活空間の間に境界はありません。自宅の隣に墓地がある、なんて当たり前の光景です。日本以外ではそういうことはないそうです。
ただ、米国にはブルースという黒人音楽があります。黒人も日本人のように青を好むのでしょうか。たぶんそうではないと思います。差別を受けていた当時の人生の惨さ、悲しさ、絶望を青にたとえているのだと思います。ですから、むしろ黒人は青に対して否定的イメージを抱いているのではないでしょうか。
生と死とは不可分一体、連続した関係にある、ということを無意識的に持ちながら日本人は生活しているのでしょうかねえ。
青い蛍光の話題から話がズレズレになって、ズレズレ草になってしまいました。

最近、冷蔵倉庫での弁当おにぎりの仕分けバイトが急にイヤになってきました。なんでだろう?と考えていたところ、昨日、別の倉庫のバイトに行って原因が少し分かりました。
一つは、発表が迫ってきて、発表までにやり遂げようと計画していたことができないことへの苛立ち、合格発表への恐怖、です。
もう一つは、現場の作業自体に対する嫌気、正社員の若者たちの一部の態度が良くないこと、です。弁当おにぎりの仕分けはもの凄く忙しいです。次から次へと仕分けしなければならない弁当類、おにぎり類がどんどんカートに乗せられてきます。それを、数を間違えないように各店の棚にきちんと置いていかなければなりません。7時から11時までの4時間は戦場です。若い正社員たちからどんどん指示が出て休む間もありません。そのくせ、社員の指示は不十分なので、わたしがやっていた仕事に文句を言うことがあります。
もちろん、まっとうな人の方が多いです。ですが、わたしが居る場所は若い社員たちが仕切っているので、大人の振るまいを学んでいないような気がしました。

それに比べ、昨日働いた倉庫は、デスクトップパソコンのOSのインストール→完成品の部品全部を一つの箱に集め→顧客が受け取る段ボール箱にきちんと梱包、を流れ作業でやる倉庫でした。朝8時半から夕方5時半まで。長いです。派遣の人の数も多くて、全部で25人くらいは居ました。
派遣会社の社員は電話でわたしにその仕事を勧めたとき、『涼しいですよ~』なーんて適当なことを言ってました。わたしはそれを真に受けて引き受けました。パソコンを置いている場所はさぞかし冷房が効いているだろう、と思いこんでました。
ところが、そこはサウナ状態でした。締め切った倉庫内での作業。冷房ナシ。扇風機がわずかに空気をかき混ぜているだけ。そこで貸し出された作業服はみるみるうちに噴き出した汗でベチョベチョ。
休憩時間や昼食のとき、魔法瓶に入れてきた氷入りのお茶を何杯飲んでも喉の渇きは収まりませんでした。
このような劣悪な環境で、9時間もの長期拘束でしたが、何故か、その倉庫でのバイトが気に入ってしまいました。
一つは、パソコンの梱包は6個以上の部品をそれぞれの梱包方法にしたがってきちんと順番通り丁寧に梱包するというかなり複雑で神経を使う作業でして、梱包材もいろいろあり、どの部品にどの梱包材を使うか、すべて完璧なマニュアルに従って行わなければなりません。また、各作業工程を完全に実行したか、細かなチェック表に基づいてチェックしていかなければなりません。それなので、1台を梱包し終わるのに最低12分かかります。作業はすべて立ち作業。一日中立ちっぱなし。ときどき正社員が不意にチェックしに来ます。一度完全に梱包し終わった箱を再度開けてすべてをチェックするのです。
そういう具合に、かなり神経を使うのですが、一台梱包し終わると、満足感を感じます。そしてまた、コンビニ仕分けのように急かされることが全くないのです。自分のペースでやれるので、大変楽です。おかげで、ミスが少なく、ミスがあっても最後にもう一度チェックするときに発見修復できます。
結局、9時間拘束も苦にならないで終わることが出来ました。
もう一つの気に入った点は、正社員のおにいさんたちが大変紳士的なことです。コンビニ仕分けとまるで違います。こちらは社会人としてわたしたちを処遇してくれます。
わたしが指示された仕事をすると、『ありがとうございます。』と言ってくれるのです。
派遣に向かってそんな感謝の言葉を言った正社員はここだけです。
そういう素晴らしい接し方をしてくれるので、くそ暑い倉庫ですが、また行っても良いかな、と思ってしまいました。
この経験から分かったのは、コンビニ仕分けの倉庫の正社員のお兄ちゃんお姉ちゃんの社会経験の足りなさ、です。でも、若いからという理由だけで大人をアゴで使うことがあってはならないと思います。

一昨年は、学習塾のバイトをやっていました。それがどんだけ楽なバイトだったか、今にしてようやく分かりました。まして20年前には、大手学習塾でわずか45分の授業に3000円以上もらっていたことを思い出すと、肉体労働のバイトがいかに割りが合わない仕事か、余計にグッタリします。汗水垂らして4時間も働いて稼ぐお金をわずか1コマ教えるだけで貰えたのですから。

久住にある筌ノ口温泉(うけのくち)鉄さび味
川端康成が湯治に来たこともあります。



久住あざみ台展望台
遙かむこうに見えるのが阿蘇五岳
本当にこの説明書きの通りです。日本一です。

説明を追加


阿蘇神社

阿蘇神社門前町にある水基(みずき)と呼ばれるわき水がたくさん出る地区にある、元女学校校舎を利用した喫茶店、その横にあるそうめん流しと白玉団子(かんざらし)の店。店内にはこれまたわき水がこんこんと湧いていました。



かんざらし