2013年8月10日土曜日

「death fluorescence(死の蛍光)」

生物って、死ぬときに青い蛍光を発するのだそうです。昨日ネットに載っていました。
この新情報を知って、いろんなことが頭に浮かんできました。
昔の怪談話に出てくる火の玉も青白い光だったんで、昔の人はこの新事実をとっくの昔に知っていたということなのか?とか、日本人が他のアジア人と違い、赤よりもむしろ青を好むのは日本人が死を身近に感じているからなのか?とか。
中国人は自分の日常生活に死が関わることを忌み嫌うそうです。逆に日本人は毎朝仏壇にお参りします。亡くなった身内のことをまるで今も生きているかのように現在形で話します。墓地と生活空間の間に境界はありません。自宅の隣に墓地がある、なんて当たり前の光景です。日本以外ではそういうことはないそうです。
ただ、米国にはブルースという黒人音楽があります。黒人も日本人のように青を好むのでしょうか。たぶんそうではないと思います。差別を受けていた当時の人生の惨さ、悲しさ、絶望を青にたとえているのだと思います。ですから、むしろ黒人は青に対して否定的イメージを抱いているのではないでしょうか。
生と死とは不可分一体、連続した関係にある、ということを無意識的に持ちながら日本人は生活しているのでしょうかねえ。
青い蛍光の話題から話がズレズレになって、ズレズレ草になってしまいました。

最近、冷蔵倉庫での弁当おにぎりの仕分けバイトが急にイヤになってきました。なんでだろう?と考えていたところ、昨日、別の倉庫のバイトに行って原因が少し分かりました。
一つは、発表が迫ってきて、発表までにやり遂げようと計画していたことができないことへの苛立ち、合格発表への恐怖、です。
もう一つは、現場の作業自体に対する嫌気、正社員の若者たちの一部の態度が良くないこと、です。弁当おにぎりの仕分けはもの凄く忙しいです。次から次へと仕分けしなければならない弁当類、おにぎり類がどんどんカートに乗せられてきます。それを、数を間違えないように各店の棚にきちんと置いていかなければなりません。7時から11時までの4時間は戦場です。若い正社員たちからどんどん指示が出て休む間もありません。そのくせ、社員の指示は不十分なので、わたしがやっていた仕事に文句を言うことがあります。
もちろん、まっとうな人の方が多いです。ですが、わたしが居る場所は若い社員たちが仕切っているので、大人の振るまいを学んでいないような気がしました。

それに比べ、昨日働いた倉庫は、デスクトップパソコンのOSのインストール→完成品の部品全部を一つの箱に集め→顧客が受け取る段ボール箱にきちんと梱包、を流れ作業でやる倉庫でした。朝8時半から夕方5時半まで。長いです。派遣の人の数も多くて、全部で25人くらいは居ました。
派遣会社の社員は電話でわたしにその仕事を勧めたとき、『涼しいですよ~』なーんて適当なことを言ってました。わたしはそれを真に受けて引き受けました。パソコンを置いている場所はさぞかし冷房が効いているだろう、と思いこんでました。
ところが、そこはサウナ状態でした。締め切った倉庫内での作業。冷房ナシ。扇風機がわずかに空気をかき混ぜているだけ。そこで貸し出された作業服はみるみるうちに噴き出した汗でベチョベチョ。
休憩時間や昼食のとき、魔法瓶に入れてきた氷入りのお茶を何杯飲んでも喉の渇きは収まりませんでした。
このような劣悪な環境で、9時間もの長期拘束でしたが、何故か、その倉庫でのバイトが気に入ってしまいました。
一つは、パソコンの梱包は6個以上の部品をそれぞれの梱包方法にしたがってきちんと順番通り丁寧に梱包するというかなり複雑で神経を使う作業でして、梱包材もいろいろあり、どの部品にどの梱包材を使うか、すべて完璧なマニュアルに従って行わなければなりません。また、各作業工程を完全に実行したか、細かなチェック表に基づいてチェックしていかなければなりません。それなので、1台を梱包し終わるのに最低12分かかります。作業はすべて立ち作業。一日中立ちっぱなし。ときどき正社員が不意にチェックしに来ます。一度完全に梱包し終わった箱を再度開けてすべてをチェックするのです。
そういう具合に、かなり神経を使うのですが、一台梱包し終わると、満足感を感じます。そしてまた、コンビニ仕分けのように急かされることが全くないのです。自分のペースでやれるので、大変楽です。おかげで、ミスが少なく、ミスがあっても最後にもう一度チェックするときに発見修復できます。
結局、9時間拘束も苦にならないで終わることが出来ました。
もう一つの気に入った点は、正社員のおにいさんたちが大変紳士的なことです。コンビニ仕分けとまるで違います。こちらは社会人としてわたしたちを処遇してくれます。
わたしが指示された仕事をすると、『ありがとうございます。』と言ってくれるのです。
派遣に向かってそんな感謝の言葉を言った正社員はここだけです。
そういう素晴らしい接し方をしてくれるので、くそ暑い倉庫ですが、また行っても良いかな、と思ってしまいました。
この経験から分かったのは、コンビニ仕分けの倉庫の正社員のお兄ちゃんお姉ちゃんの社会経験の足りなさ、です。でも、若いからという理由だけで大人をアゴで使うことがあってはならないと思います。

一昨年は、学習塾のバイトをやっていました。それがどんだけ楽なバイトだったか、今にしてようやく分かりました。まして20年前には、大手学習塾でわずか45分の授業に3000円以上もらっていたことを思い出すと、肉体労働のバイトがいかに割りが合わない仕事か、余計にグッタリします。汗水垂らして4時間も働いて稼ぐお金をわずか1コマ教えるだけで貰えたのですから。

久住にある筌ノ口温泉(うけのくち)鉄さび味
川端康成が湯治に来たこともあります。



久住あざみ台展望台
遙かむこうに見えるのが阿蘇五岳
本当にこの説明書きの通りです。日本一です。

説明を追加


阿蘇神社

阿蘇神社門前町にある水基(みずき)と呼ばれるわき水がたくさん出る地区にある、元女学校校舎を利用した喫茶店、その横にあるそうめん流しと白玉団子(かんざらし)の店。店内にはこれまたわき水がこんこんと湧いていました。



かんざらし






















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