小テストが実施されました。昨夜同じクラスの女子学生から去年やった小テストの問題を見せてもらいました。まずまずできるかなぁ、という感じでした。少なくとも半分くらいの点は取れるという目安が立ちました。
ところがどっこい、今日出た問題は30分では到底無理、無理。問題を読むだけで10分かかります。時効、しかも民法上小売り商人の売掛代金債権の消滅時効はたった2年であることを前提とした出題だったので、10年だと勘違いした学生が続出、問題文上には日時に関する記載が8カ所もあり、時系列を書かないと混乱します。さらに相殺も絡むのです。508条が引っかけになってました。それでますます大混乱。
あとで先生が誰かに言ったそうです、あの問題は30分じゃあ無理ですよ、と。なんじゃそりゃ。
とはいえ、わたしにとってはこの小テストは主戦場が民法知識だったため、要件事実ベタベタじゃなくて有り難かったです。
次の授業はリーガルライティングという、弁護士先生が教官となって訴状の書き方などをレクチャーする授業です。
で、予め提出しておいた課題(訴状とか答弁書とか)を先生が事前に添削しておいて、その答案を全てコピーして綴じてファイルにして持参するのです。そうして各自が書いた内容について一人一人、コピーを見ながらいろいろと指摘していくわけです。
わたしは学びました。模範答案を目指してはならないことを。自分が思ったり疑問に感じたりしたことをその通りに書いた方がよい、そうすれば先生は喜んでくれる(もちろん、狙い通り間違った答案を書いたことになるから)。
そんでもって授業で『Aさんかな?あなたは~~と書いとるがそれはどういう意図で書いたんかな?』とわたしに聞くわけです。で、見事に餅つきのようにぴったり呼吸が合うと言うわけです。
問われたわたしはすかさず疑問に感じていたことをしゃべる、すると先生もまた待ってましたとばかり、そうじゃないんだよ、とうれしそうに蕩々と話し出す、間違いを指摘されたわたしは、ああ、なんて先生思いなんだろう、オレって。とマゾっ気混じりの満足感に浸る訳であります。
とか言ってますが、ほんとは、実務を身につけるためには自分の考えと実務とどこがどのように、そして何故違っているのか、間違いを指摘されることが大事で、この授業はそのための格好の機会と考えたからです。うん、かっこいー
一週間のうちで木金が一番きついです。民、行、憲、とバシバシ当たる授業ばかりだからです。
追:午後11時50分、地震がありました。2秒くらいでしたが結構な揺れでした。怖いです、やっぱ。
追追:今日昼、雪が降ったそうです。毎日小倉から通ってくる女子学生が、来る途中雪が降ってましたよ、と教えてくれました。あわててカメラを手に窓の所まで行きましたが残念ながら雨に変わってました。