2007年8月23日木曜日

ありがとう佐賀北











 決勝戦、見ませんでした。どうせ広陵に負けるに決まってる。決勝戦まであがってこれただけで十分だ、と。

 試合終了後にNHKの解説者が話しているところからテレビをつけました。

 その解説者が言うには、終盤8回ワンナウト、走者無し、4点差という絶望的状況のもと、久保君が三遊間を抜けるヒットを打ったときに、鬼のような形相で一塁まで走り抜けた。タダのシングルヒットにすぎないけれども、決して試合をあきらめていないんだという決意が体中からほとばしっていた。自分はその光景を見て鳥肌が立った、なにかが起こるのでは、と思った、と。

 あきらめずに努力する、言い古された言葉だけれど、現実に目撃すると、やはり圧倒されます。

 前年、県大会1回戦で敗退した普通の生徒たちが、ひたむきな努力で翌年全国大会で優勝するなんて、しかも、キャプテンが、スタンドが自分たちを後押ししてくれた、と言ったとき、なんて素晴らしいやつらなんだ、と、涙が止まりませんでした。

月並みですが、自分も努力せねば、と、恥じ入りました。


追: 極東軍事裁判のパール判事についてのNHKの特集があり、自分の受けた教育が正しくなかったこと、疑うことを止めると人間だめになる、ということに、また恥じ入りました。


写真は、きのうの午後の夕立の後、優勝を祝うかのごとく博多湾に虹が架かった様子です。今朝も4時頃凄い通り雨が降って、目が覚めました。