2008年7月18日金曜日

今日も刑訴で立ち往生

今日の刑訴は裁判官教官。超がつく優秀な人です。
性格はまじめで、本当に優秀な人間がそうであるように、けっして偉ぶりません。
むしろ相手を尊重する気持ちの強い人です。学生に当てて答えさせた後、必ず、『ありがとうございます。』と仰います。偉いです。ただ、他人も自分と同じレベルであるという誤解をなさってらっしゃるみたいで、授業が早すぎて追いつけません。
そんな裁判官教官から3番バッターで当たり、前回同様レジメを見つけられず、わたしは先生の問いに答える以前の問題探し状態でした。
 あちらが聞きたかったのは被告人のアリバイのことであるのは承知していたのですが、事案の細かい様子、自宅にいたのは何時何分だったか、について書いた問題文が見つからないのです。めちゃくちゃ焦りました。

 先生も困った様子でした。わたしは窮余の一策、後ろの席にいた女子学生に、いったい今問題になっているレジメはどれですか、と尋ねました。
 すると、ホッチキスで留めたレジメを回してくれて、それを読み上げて問題提起し、アリバイが重要な争点になることを指摘してまあまあ何とかしのぐことが出来ました。

授業後、後ろの女子学生にお礼を言うと、なんと彼女のさらに後ろに座っていた女子学生がレジメを回してくれたのだそうです。
その人にもお礼を述べました。そのTさんはこの前法廷傍聴に一緒に参加したメンバーの一人でした。有り難いことです。
その後の授業は民法。眠くて仕方ありませんでした。昨夜の民訴答案作りでばてたのと刑訴の授業の精神的疲労、そして突然降り出したすごい夕立の音が子守歌になってたからです。
梅雨明け10日、ということわざがあります。梅雨明けしたら10日間雨は降らず、10日後にどかんと降るのだそうです。
きょうのは夕立でしたが、それはもの凄い雨音でした。ローはプレハブ校舎なので、雨音がすごいんです。
 大方の課題提出も終わり、後は本格的な期末対策時期に突入です。

やっと終わった民訴課題


ストレスの溜まる課題でした。だってめちゃくちゃな難問なんですもの。そのうえ、ローの学生達はやたら真剣に議論し合ったりして学問的理解をどんどん高めていってるので、テキトーな答案は書けません。そのため夜中の1時にやっと完成。

そういった、周りのがんばり粘りのせいでこちとらは大変迷惑しています。

 今日は、悩みのタネの一つだった法情報論という授業が終了しました。パソコンの知識がさっぱりないのに先生はそんなん無視してどんどん先に進むので、なんて不親切かつ自分勝手な人だろう、と憤慨したまま授業は終了しました。

 ローというところは相当親切心に欠けるところです。みなさん、ローに来るときは覚悟しておいた方がいいですよ。

もちろん、フォローしておかなければならないのは、事務室をたった二人できりもりしているおじさんとおねえさんの二人の奮闘ぶりです。

そりゃあもう、毎日たった二人だけでよくやってられるよなあ、とつくづく感心します。

 

一昨日の晩、近所に住んでる姪っ子が我が家に大学で使うレジメをネットでダウンロードして印刷するためにやってきました。徹夜とか3時間睡眠だとかで、理系はすごく鍛えます。これを4年間続けたらなるほど実力がつくよなあ、と感心。英語ドイツ語パソコン言語、テストテスト、、、、勉強勉強で痩せて顔も小さくなり目だけが巨大になってました。

我が国の存亡は君たち理科系にかかっています。がんばってね。文化系はほとんど社会の無駄です。ときどき役に立つこともありますが。