2010年5月26日水曜日

さっむい~っす
















 強烈に寒いです。バイクで久しぶりにローの別館に出かけました。途中で引き返そうかと思いました。





まるで3月の温度です。




別館に着くとと誰もいませんでした。で、1時間ほど民事執行法の本をパラパラめくり、その後生協の本屋に行って立ち読みしてました。すると同じクラスだった若者がやって来て立ち話。彼は択一の採点をし、論文の再現もしたそうです。





本人曰く、苦行でした、と。うむむ、偉いヤツ。こちとらは恐くて出来ないのに。




今年、受験予定者1万1千人のうちのおよそ四分の一が結局受けるのをやめたそうです。


受験指導をやってくれている弁護士さんがロー内掲示板に書いていました。今年はみんな自信がないようだ、とも。出題傾向が変わったからだそうです。


この試験は卒業後5年以内に3回受けることが出来ます。受験願書を提出しても試験場で自分の名前を答案用紙に書かなければ受けたことにはなりません。


この回数制限制度のせいで多くの人が受け控えをしようかしまいか悩みます。でもことしは全受験生の四分の一もが受け控えをしたとのことで、とても驚きました。ちょっと多すぎるなあ。


ここんとこ毎夜違った科目でミスを犯した夢をみます。夢の中で受験場での答案書きを再現しているのです。


 『それは違うやろ』と分かっているのに間違いを書いているのです。しかも一晩中同じ夢を何度も何度も繰り返して見るのです。最悪の状態で目が覚めます。


 熱いコーヒーを淹れて一口飲んでやっと自分を慰めることができます。どーせみんな同じようにミスをしてるんだから、って。ミスをしていないヤツなんか一人も居ない、と。たしかに受験中の精神状態はもの凄かったです。緊張、焦り、動揺、これらがドッと押し寄せてきます。試験時間は科目によって2時間モノ、3時間モノ、4時間モノと様々ですが、共通点は、どの科目も時間が足りなくなる、ということです。


とりわけ今年は時間不足で途中答案になってしまった人が多かったのではないか、と推察しています(我田引水)。


 また、択一も年々難しくなってきています。わたし自身は今年の問題はキツイなあ、点が取れないなあ、と感じました。ところが私のクラスの優秀な連中はとんでもない高得点をはじき出していました。凄すぎる点数でした。



 しかしまあ、よく考えるとある意味当たり前だなあ、と思い直しました。彼らは元々優秀な上、2年間勉強ばかりしていましたから高得点を取って当然、全国レベルで見ても超優秀な連中ですから。



 そういう超優秀な奴らと自分を比較して落ち込んでいること自体が大間違いであることにハッと気付いたのです。そんな超優秀受験生は日本中で千人くらい居るでしょう。でもわたしの狙い目はドンケツ合格なので。


 法務省は全受験生の総合得点、科目別得点、順位等、詳細なデータを掲載しています。また、受験予備校は一桁台で合格したメガトン級の超優秀答案と、1000番台、2500番台の再現答案集を出しています。


 それらを比較検討してみるといろんな事が分かります。


①超優秀な答案を書く受験生の一団がいること。おそらく1000人くらいいそうだということ。

②彼らの実力は計り知れないほどスゴイこと。つまり、問いに対してズバリ応える、しかもその応答の中身が正確且つコンパクトである点がスゴイ。


③ただ、全科目スゴイというのはおそらく100人以下だろうということ。残りの900人は凸凹がありそう。


④これに対して2500番台の答案はパッとしない感じを受ける、というのは問題文に直接応えていないモノが多く、知っていることを書いているだけ、みたいなのが多いため。


⑤今年4月末に急遽法務省が出した去年の採点雑感では、すべての点について網羅的にチビチビと書くのは良くない、自分なりの一本筋の通った答案の方がよい、と書かれていました。


実は、情報では採点官は詳細な点数表を用いてこの事実を挙げていれば1点、あの項目を論じていれば1点、、、、と採点表に従って採点していくらしいのです。なのでみんな点を取りに行く努力つまり落ち穂拾いのように点を拾い集めるような総花的答案を目指すのです。


法務省はこれを批判したというわけです。
法務省の言いたいことは分かりますが、怖ろしくてなかなかそのようには書けません。みんな目先の1点が欲しいからです。


⑥全科目2500番の答案を書いたら、択一の点数も加算されて総合点で勝負となるので、択一次第で受かる可能性大です。

ちなみに、総合点の出し方は、択一350点満点のうち自分の取った点数×二分の一+論文の総合点800点中自分の取った点数×四分の七(つまり1,75倍)です。


択一得点×0,5+論文得点×1,75=総合得点
となります。

例えば、択一で4点取れば総合得点では2点アップにしかなりませんが、論文で4点取れば総合点で7点アップとなるということです。


 ここで言い忘れたことがあります。択一試験は足きり試験でもあります。論文答案を採点してもらうためには択一の点数だけで上位5000番以内に入らなければなりません。択一の点数が5000番以下だとその時点で今年の試験はお終いとなります。論文答案を採点してもらえないのです。

 で、5000番以上だと論文答案を採点してもらえます。そのとき、論文の点数と択一の点数を上に載せた数式に従って合計するわけです。ですから択一の点数は多ければ多いほど受かりやすいのです。

 その択一足きり発表が6月3日です。自分の択一点数が8000人中5000番以下になるとは考えにくいのですが、それでもドキドキしてコワイです。
☆写真は大分県日田市  日田川開き観光祭、大雨に祟られ駅前は閑散としていました。
  九大伊都校舎近くの糸島ソーセージと付属レストラン。
☆☆ 今夜NHKでスーザンボイルさんの特集が。レ・ミゼラブルというミュージカルを観たくなりました。素敵な歌でした。あと、エレインペイジさんというイギリスのミュージカルスターが素晴らしかったです。
魅了された、とはこういうことを言うのか、とうっとりしてしまいました。