2008年7月20日日曜日

パソコン破損

金曜夜、自宅のデスクトップパソコンが動かなくなってしまいました。
再起動を何遍もしましたが、だめでした。
disk not ditectedという表示が出ました。
直前に、ハードディスクのギギギィという音が止まったのです。
あちゃ~っ、でした。
翌朝もう一度二度三度やってみたのですがだめでした。
4日前に外付けハードディスクを買ってきてお釈迦になる前にバックアップとっとこと思っていたのに、、、、
へたり込みました。今まで5年以上にわたって作ってきたノート類がすべて消えてしまったのですから。
もっとがっくり来たのはデジカメで撮りためておいた写真です。
このままでは気持ちが落ち込んで期末試験に影響する、と思い、出直し、気分一新のために、新しいデスクトップパソコンを(特別に安いやつ)買いに行こう、と女房と一緒に(彼女のカードが必要なんで)ヤマダ電機加茂店へ。
加茂というところは早良区にあり、福岡の西南部です。地下鉄七隈線の終点からたしか二つ前くらいです。
そこに行くと、NTTの光フレッツ担当員が勧誘してました。私のねらいはそこにありました。フレッツ光に同時加入するとパソコン代金が3万円引きになるのです。
 で、店員に詳しく説明を求めると、3万円引きになるためには光電話以外に光テレビというサービスも申し込まねばならないというのです。
でも、そんなオプションは不必要なので、それは要らないというと、それなら2万円引きにしかならないとの返事。
そんな馬鹿な。2ヶ月前、友人がパソコンを買うのについて行ってやった、ヤマダ電機香椎店ではそんな条件はなかったぞ、というと、光回線が普及してきたのでサービスも少なくなって来たのだと言われました。
それで、納得いかなかったので二人ではるか香椎店まで向かいました。香椎は福岡の東の端。遠いです。
それで、香椎店に入ると、NTTから派遣のお兄さんがいたので、彼と話をしました。彼から以前話を聞いたことがあったので。
すると、なんと、香椎では光テレビに加入しなくとも3万円引きになる、とのことでした。
やった!わざわざ香椎まで来た甲斐がありました。
それで、フロンティアという山口のメーカー製の98000円のパソコン、20,1インチディスプレー、VISTA、コア2デュオ2ギガ、HDメモリー250ギガ、という内容のやつを買いました。ただし、オフィス2007は入っていません。けど、ジャジャーン、大学からタダで降ろせるのですよ。大学生ってお得なんですよ。
そして、フレッツ光に同時加入すると3万円引き、プラスポイント分が6000円つきます。
実質6万円の買い物でした。

そこまでは良かったのです。
ところが、光の契約の際、自宅まで光回線を引く必要があるので、電話でNTTの営業所にいる女性スタッフが、ヤマダ電機の現場が契約(これがクセモノ)を作成したとき契約内容をネットに書き上げて営業所に送り、本人の確認を得るため電話で右契約内容を読み上げするという作業をわたしとすることになっているそうでした。向こうからもヤマダ電機内で作成した契約内容がみれるんですよ、遠隔操作で。
で、電話先のNTT女性職員が、遠隔操作で、先ほど現場でおにさんがパソコン上に作成した契約の内容を一つ一つ読み上げながら確認して行こうとしたとき、その女性が、『OCNサービスの解約はお客様ご自身でしてください』と言うのです。
えっ?なんで?
わたしは今まで同じOCNのADSLというサービスを受け、OCNからの請求書に支払い続けてきました。
そして今回、同じOCNのフレッツ光というサービスに変更しようとしています。
なのに、解約?しかも自分が? しかもしかもNTTのスタッフがOCNのことを?
意味が全くわかりませんでした。それで『それ、どーゆーこと?』と電話先の女性に尋ねました。そしたら、『こちらにはお客様がOCNと契約をしたという事実がないので他の業者とした契約を解除する必要があり、NTTではなく、お客様ご自身で解約してください。』だって。
どういうことかというと、OCNは顧客を開拓するために、別のいろんな勧誘業者を利用してそいつらにOCNへの勧誘をさせるのです。そして、インターネット関係では、その勧誘業者がわたしの契約相手になっているのだそうです。ただ、料金請求はその業者ではなくOCNがやっているのです。
それで、わたしはその勧誘業者のひとつと契約をしているから、その勧誘業者との契約を解除せよ、というのです。
そんな馬鹿な話がどこにあるか、とわたしは例によって大声でおらびました。
それはおまえらの都合の話だろが。自分の利益のために業者を雇って顧客を取ってこさせておいたのはお前だろ。
『わたしはずーっとOCNからの請求に対してOCNの使用代金として払ってきたのだ。だからわたしの契約相手はOCNだろが。』と。要するに間に入った業者は実質的にはただの契約仲介者にすぎず、契約の本当の当事者は当のOCN本人だ、だからこそ代金請求書の宛先はOCNになっているのだ、ということです。
そうだとすると、同じOCN相手にサービス内容の変更をしているだけですから、契約を解約するとかいう問題が出てくるはずがありません。 しかもNTTの職員がそんなOCNのことをいうのも腑に落ちませんでした。
そのうえ、その女の言い方は役人顔負けの建前(ユーザー不在)一点張りだったので、こっちの怒りに油を大量に注いでくれたのです。
 そもそも、NTTもOCNも元は同じ会社で、自分らの便宜と利益のために別会社にしたり、勧誘業者を雇っているのです。でもユーザーとしてはそんなのかんけーない、です。
 彼らの内部事情に客がつきあわされる必要はどこにもありません。わたしは頑として、そんな訳のわからん解約かなんか知らんもんをこっちがしなくちゃならん義務なんか絶対にない、だからお前たちの方がちゃんとやれ、と突っ張りました。突っ張って突っ張って突っ張り通しました。
すると、現場にいたNTTのお兄ちゃんが申し訳なさそうに、今度はOCNに電話して尋ねたところ、びっくりするほどすんなりと、『わかりました、こちらで(つまりOCNで)業者に話をつけと来ます』となって、あっけなく落着。
当然です。当たり前のことでしょう。当たり前のことだからこそあっけなく落着したんです。

そしてまた再度NTTの事業所と電話で契約内容確認作業再開。今度は別のスタッフが出て、反対にとても応対が良かった。

分かりにくかったですね。
要するに、最初に電話で横着な口を叩いたのはNTTの女、この女は、マニュアル通りにしかことを運ばない、客のことを考えないやつ、しかも系列会社であるOCNのことについて何にも知らんし、知ろうともしない、まして客のことなんか全くお構いなし。始末に負えない人間でした。
 OCNでは私のように別の契約受注業者が取ってきた契約はOCN内部で簡単に移行処理しているのです。どーってことないルーティンな日常的内部作業に過ぎないのです。だ・か・ら!!それくらいのことは系列会社の社員も知っとけ、ちゅうことです。

 それにですよそ、そもそもフレッツ光(長澤まさみのCM)って、どこの会社がやってるか知ってますか?NTTですか?それともOCNですか?
答えられますか、みなさん?
正解は、両方の共同です。
なぜなら、フレッツ光を利用するためには、まず自宅に光回線を引かなければなりません。それはNTTの契約。そしてそのあと、光回線を伝わってくる情報を利用するために、OCNと契約しなければなりません。二つ契約しなければならないわけです。 両者の共同事業なんです。でもそんなことお客には関係ありません。客はたんにフレッツ光を利用したいだけなんです。

だったら、だったらですよ。お客に不便をかけないようにするためには両者が共同して一つの事業体としてお客に接する必要があるんじゃないでしょうか。
それを、『別会社だから知りません』なんて、当たり前みたいな口ぶりで横柄に言わせておいていいんでしょうか。
わたしはこういうのが大大大嫌いなんです。我慢ができないんです。
 そういえば、百道の警察署1階交通課でも同じ目に遭いました。そんときも
『公務員がなんで市民に向かってそんな横柄な口をきくのか』と抗議したことがあります。無視されましたが。また、別府交番でもやっちゃいました。 こちらは向こうのベテラン警官が間を取り持って最後は平穏無事的?に終わりました。
 ふ~む。これってわたしの持病なのかもしれませんねえ。

というわけで、相当疲れましたが、やはり納得いかないことには下手に中途半端に引き下がらない方がよい、と改めて感じました。

で、この話にはオチがあるのです。
自宅にへとへとになって帰り着き(帰りの車の中で、カードでこのパソコンが買えたのは誰のおかげ?と女房に嫌みを言われ、感謝の言葉を強制されました)、勉強机から、お釈迦になったパソコンを撤去して奥の部屋に置いておこうとしました。コード類を外し、本体、ディスプレーなどを次々に運びました。

そして奥の部屋に本体を置いたとき、側面のカバーが外れたのです。

そうだ、ラストチャンスに、本体内部のハードディスクをちょっとだけ叩いてみようか、昔のテレビのように、叩いたら動くかもしれん、なんて文化系特有の恐ろしい考えが浮かんだのです。
 そして、再びコードをつなぎ直して、ハードディスクを指ぱっちんみたいにかるく叩いてみたんですよ。
そしたら、なんと!!!死んだはずのパソコンが生き返ったのですよー。
全身の肌が泡立ちました。(鳥肌が立つという表現は恐ろしいことを体験したときに使う物だと思うんです、うれしいときには使わないというのが慣用的では、それはともかく)
もおう二度とこんなチャンスはない、と、あわてて外付けハードディスクをつないで、バックアップを始めることができました。

 そういうわけで、コップの中の嵐に過ぎませんが、コップの中にはいるくらい小さい人間であるわたしにとっては翻弄されまくった一日でした。
6万円の出費は痛いですが、踏ん切りがつきました。

肝心の新品は3日後に来ます。