2011年5月28日土曜日

放射能汚染・・・・台風2号

この問題について多くの民法とNHKは殊更に無視しようとしているとしか思えません。

中でほとんど唯一、地上波で頑張っているといえるのがTBSです。

武田邦彦教授のブログによると、すでに埼玉県の幼稚園の運動場からも基準値ギリギリ、幼児対象だとオーバーの数値が出ているのだそうです。


今日、俳優の山本太郎さんが原発反対発言をしたとの理由で出演を断られ、事務所にも迷惑をかけたとして事務所を辞めたという記事が。


偉い人です。本当に尊敬しました。彼はこの前福島県の父母たちが文科省に年間20ミリシーベルト基準を引き下げよ、と講義に押しかけたのを共にしたんだそうです。


これがアメリカだったら国民から賞賛される俳優ということになるはずなんですけど、どういうわけか日本ではマスコミが黙殺しているようです。


彼の気骨に惚れました。他の芸能人や文芸、マスコミ関係者も立ち上がって欲しいです。自然エネルギーにもっと予算を投入するべきです。


現にソーラー発電が、板でなく塗料で出来るようになっています。その塗料をクルマに塗ると2~3時間太陽に充てたら10キロメートル走れるんだそうです。スゴイ!夢のようなことが現実になりつつあります。大体、原発がなければ電力量は賄えない、なんていうのも本当かどうか疑わしい物です。将来自然エネルギーが原子力に取って代わることはあり得ない、なんて電力会社が言ってるのも眉唾ものです。電力会社は自然エネルギー開発を陰湿なやり口で妨害してきたという開発者達の手記がいくつも出ています。


3月中はこの放射能問題がわたしをもの凄く悩ませました。東日本が人の住めない地域になってしまった、と思ってました。自分はこれからどうやって残った西日本で生活を立てていくのか、東京が無くなった日本はどうなるのか、と心底心配しました。


でもそれは部分的には真実になりつつあります。神奈川のお茶がセシウムに被曝したという記事を見るに付け、何故東京の人たちは大騒ぎしないのか、デモを打って国会に行進しないのか、また、国会議員は放射能被曝について何故なにもアクションを起こさないのか、謎です。


スピッツというバンドのリーダーが津波と放射能の問題で心身症のような症状を起こして入院したそうです。ネットでは笑い物になっているようです。ですが、彼にもの凄く共感します。今この瞬間でも放射能問題を考えただけで心臓がドキドキしています。


チェルノブイリでは年間5ミリシーベルトを越える地域の住民は強制退去させられたのですよ。それが日本では年間20ミリシーベルトまでは『大丈夫!』と、誰か知らないけど政府の役人が言い出しました。これでも心配しない日本人って、おかしくないですか?


また、福島原発では破損した原子炉に対して風雨対策は何も取らないと東電は言ってます。マジで?


自民党は管総理の不手際を攻撃してます。ですが、自民党でしょ?原発をここまで危険にさらし続けてきたのは。それから、仮に管を引きずり下ろすとするなら、自分たちはこれからの原発問題をどのように対処するのか、そのビジョンを国民に明らかにするべきでしょう。それがないまま管降ろしばかり叫んでもこの国は良くなりません。


東電は債務超過がはっきりしています。損害賠償金が巨額に上るからです。そうだとすると倒産状態になっているということです。ならば債権者たちは債権の全額取り立てができないということになります。ですから枝野官房長官が言った、金融機関の債権放棄は間違っていないと思います。与謝野大臣の方がおかしいです。


今日、たかじんの委員会を見てたら武田先生が堂々と陣を張っていました。この先生、しゃべりがスゴク上手いです。なんでかなあ、と分析してみたところ、具体的なんですよね、中身が。数字、比較、具体例、具体策がポンポン出てくるんです。よっぽど頭が良いんだなあ、と感心しました。


そのせいか、右翼言論人たちが武田先生の説明に引き込まれていました。すなわち、福島で起こったことの責任論は後回しにして、まずは福島の土から放射能汚染を取り除くべし、表土を数センチ削り取って福島原発に運ぶ、そこで土を除染装置を使ってきれいにする、そうすれば回復まで30年掛かるところを1年で済ますことができる、と。なんとも前向きで分かりやすくて希望溢れるアイデアじゃないですか。素晴らしい。


今年の受験は後にも先にも想像を絶するものでした。自分の将来への不安と日本の将来への不安とが同時に降りかかってきたのですから。


2チャンネルを見ると、被災地仙台会場では結構受験生が居たとのことです。う~ん!凄すぎる。遠い九州にいるわたしですら平常心でいられなかったのに、仙台で受験した人たちの勇気にはカブトを脱ぎました。



☆ローに通っている後輩から、授業の課題提出を手伝え、と頼まれ、イイヨ、と受けた課題がかなり今年の本試験問題と似ていたのでまたしても胃が痛くなってきました。トホホ。


☆今外は強風が。窓がガタガタひゅーひゅー鳴っています。気温も低めで、フリースを着込んでいます。




2011年5月23日月曜日

1週間以上が経ち

田舎に帰るとやっぱりホッとします。85歳と86歳の両親、下の兄夫婦が居ます。

それとコーギーの雑種、チャコも。

毎晩試験のことでうなされ続けています。問題と自分の書いた内容が突然パッと浮かんできます。

終わったことを振り返っても仕方がないのにしつこく迫ってきます。昨日も田舎からの帰り道、クルマの中で刑法の短答問題が浮かんできました。途端に体中が冷え切ってしまいました。

今朝は民訴の論文問題が・・・・・・ううぅ・・・・

もしも今年もダメだったら、来年が最終です。そう思うと今すぐ弱点領域を潰さなければ、と早やくも焦り気味ながら前向き的思考が芽生えつつ、逆に今年あれほど苦しんだのだから来年は今年以上の極限の恐怖に襲われることは間違いなく、そうだとすると何が出ても対応できるように準備するなんてことは至難の業で、そう思うと気が遠くなってしまいます。

その一方で、今年の問題、他の受験生たちはどれくらいできたのかな~、との疑念も。

民法や刑訴のような複雑かつ果てしなく続く問題文、読んで理解するだけでも大変なのに、最後まで書ききれたんだろうか、とか、行政法や民訴のように、受験生に今ここで考え抜いて結論を出せ、決断せよ、なんて血の気が引くような問題を短時間で解答できたんでしょうか。

もしも今年ダメだったら一体どうしたら良いのか、、、、、、

☆ここまで書いて一旦停止しました。
その後おそるおそるネットサーフィンすると、大阪の弁護士さんのHPに、受験生が受験後フラッシュバックに悩まされること、どんな合格者でもいろいろと失敗を重ねている、との記事が出ていて、フーッと息をつくことが出来ました。

☆今年実際に受験した数は8700人ほど。去年が8100人ほど。合格率は、今年も2000人受かるとして21%だそうです。この合格率が高いのか低いのか、何とも言えません。






2011年5月19日木曜日

フラッシュバック

油断してたら不意に襲ってきます,問題が、自分が書いた中身が。問題文をちゃんと理解していたか、自分が書いたことが大嘘だったのでは、という恐怖が。既に完璧に空振りしたことが分かっている問題があるんです。よれよれになって迷走したのもいくつも。救いがあるとすれば、試験は相対的な競争ですからみんなの出来次第ではなんとかなるかも、との淡い期待も。

それからまた、昨日あたりから短答も浮かんできました。悩んだ問題がババババッと『閃いて』来はじめたんです。

事前に頭に入っていたはずの知識で当然正解肢を選ぶことが出来るべきなのに、回答に悩んでしまった、というのがいくつもあったんです。自分の頭の状態がおかしくなっていたのか、それとも出題自体が難問だったのか、一体どっちなのかはよく分かりません。 マークミスをしでかしそうになったのですから舞い上がっていたのは間違いないですが。


去年と違うな、って思うのは悩みや憔悴がより具体的個別的になっていることです。

☆今日になってやっとたっぷり睡眠が取れました。昨日までは朝6時には目が覚めてました。昨夜11時頃に強烈な睡魔がやってきてくれたので今がチャンスだと、お風呂を沸かしてたんですが、手足と顔だけを洗ってすぐに布団に入りました。で、目が覚めたのが昼前の11時でした。

☆合格者の合格最低点というのが各科目法務省から出ています。去年のそのデータを見たとき、これくらい低いのならなんとかなるぜ、などとほざいていましたが、この壁を突き破るのはとても大変です。



☆☆
話題変わって西岡参議院議長が管総理退陣要求をしたことについて



大暴走です。三権分立の憲法下ではありうべからざる事態です。憲法上議長にそのような権限は与えられていません。最高裁判所は直ちに西岡氏に警告を発するべきです。マスコミも憲法学会も何も言わないというのは全くもって不可解千番です。




福島原発問題について



東電と国は全ての情報データを即時に公表するべきです。また、テレビ局は東大系の御用学者ではなく、反原発を貫いている異端の京大系学者と原発の設計者で原発が欠陥品であることを訴え続けている人たちを呼んで話をさせる必要があります。



その点で今一番まともな局はTBS、毎日系列です。毎日きちんと原発情報にたくさんの時間を割いて報道しています。BS局でもやはり毎日系列は頑張っています。



他の局は最低です。東電の太鼓持ちになり果てています。大体、今現在年間1ミリシーベルト以上の被曝をしている場所を地図上で表示したらどえらい広さになるはずなんです。



年間20ミリシーベルト以下なら大丈夫などと、一体誰が言い出したのか、その責任の所在すら判明していません。武田教授のお説のとおりです。



経済界が、東電への債権放棄を官房長官が要請したのを政府の越権行為だと噛みついたことに大いにおどろきました。東電の債権者(金融機関という意味)と株主はいままで東電から利益を得ていたのですからそれに比例して損失も覚悟すべきなのは当然でしょう。第一、東電はタダの一般企業ではありません。日航よりもさらに公的な企業なんですから。タダの一般企業ならなんであれほどたくさんの経産省から天下っているのでしょうか?



☆☆☆週末、田舎に帰省してきます。来月から、今年も落ちたという前提で勉強再開するつもりです。やっぱ、勉強するのが一番精神安定に良いのではないか、と言う気がします。














2011年5月17日火曜日

終わった

一昨日日曜日、夕方6時、最後の試験科目が終わりました。
受験勉強期間中も、受験中も、常に自分と時間との闘いでした。
恐怖心、不安、やらねばならないことが多すぎてパニックに。
受験中は論文も短答もすべて、何から何まで時間に追い立てられました。
問題文をわざと複雑かつ情報量を過多にして受験生を混乱の淵に突き落とし、さらには、知識の思いだしだけでは許さんぞ、自分の頭で汗をかけ、考え抜け、などという(個人的には大好きな出題形式なんですけど、短時間でそれをやれという無茶振り)、もしも何も思いつかなかったら茫然自失放心状態間違いなしの問題もあり、もう、いい加減にしてくれ、と発狂しそうな問題ばっかしでした。

短答問題もまた、完全に受験生が時間不足に陥るのを狙っているのが見え見え。
その上、とりわけ公法系の短答は冷酷、イジワルさがモロ出し。泣きそうになりました。行政法についてはかなり力がついてきたなあ、なんて思いこんでたのが見事にぶっ飛ばされました。
 部分点をくれる出題形式がまた、もの凄く減ってしまいました。

民事系短答試験が終わる直前、やっと全て解き終えマークシートの見直しをやってたところ、なんと大ミスを発見。3カ所も!付け間違いとマーク記入漏れ。マークシートに空欄を見つけたんです。終了1分前!
これにはマジ恐怖。問題集の該当ページを震える手でめくって回答の肢番号記入したんですが、ひょっとして記入ズレをしでかしてるかも、とその前後の問題を見直したところ、やっぱりありました。
あわてて消して書き直しをしたのが終了の鐘が鳴った直後。
監督の女性がマークシートを回収しようと、付け直し作業をしてたわたしとシートの奪い合い。
間一髪でした。
これに懲りて、つぎの公法系も最後の刑事系もしっかり見直しを。
結局、最後の刑事系でもマークミスを1問発見。
こんなに時間が足りなくなって焦らされるとは。
最初から最後までイジワルな試験でした。

全てが終わった後、この試験っていったい何なんだろう、と考え込まされました。
12ラウンドすべて、相手の激しい攻撃に耐えるばかり、防戦一方、途中何回かダウンも。
試合終了のゴングが鳴ったとき、自分の体には何も残っていませんでした。ことごとく消耗しました。

☆付け焼き刃の知識を排除しようとしているなあ、という感じは受けました。条文も判例も学問的基礎知識も自分の物になっていなければならない、という戒めなんでしょう。普段からクイックレスポンス、即答できるように心がけよ、ということなんでしょう。
それから、科目別に要求事項が違うなあ、とも。

☆去年法務省から送られてきた自分の成績を基に、今年はどれくらい取れたかなあ、なんて勝手に点取り表をあ~でもないこ~でもない、と作ってます。
今年、完璧に失敗した問題がいくつかあります。思い出すのも怖ろしいです。逆に、わずかですがこれはイケたんじゃないか、というのも。あとは他の受験生たちの出来次第です。嗚呼、ほかの連中も出来てませんように。
☆今年ダメだったときのために早めに勉強再開しようかな、という思いが強いです。

☆体重が60キロを切りました。30代のころ、毎日30本以上たばこを吸っていたころに戻ってしまいました。たばこには食欲を減退させる物質が入っているらしく、あのころは猛烈な空腹感というのがんまりありませんでした。たばこを止めた途端、白いご飯の美味しさに目覚め、食べて食べて、知らない間に78キロまで増えてました。今年の元旦から禁酒をはじめ、夕食後は何も食べないようにもしました。
そうしたところ63キロまでへったのですが、受験直前から食欲不振がきわまると同時に下痢も始まり、1ヶ月で3キロ減りました。
☆受験終了後、修習生のIさんにおごってもらいました。わたしの他に受験生が二人、計4人でした。
5ヶ月ぶりの生ビールと純米吟醸は、やっぱり美味しかったです。
そのあと自宅まで40分間歩いて帰りました。途中大濠公園を通り抜けたのですが、暑くも寒くもないちょうど良い空気に包まれてふらふらとさまよう感覚で帰り着きました。
☆他の受験生たちは自分が何をどう書いたかの再現答案を書くと言ってました。わたしの場合、寝ても覚めても頭の中で勝手に再現をやってます。おかげで気持ちが動揺しっぱなし。
☆☆ただ、これは本当の掛け値無しの本心なんですけど、意外に結構サバサバ感があります。どっちに転んでも自分の仕業なんだから仕方がない、といったところでしょうかね~。