2009年4月29日水曜日

休日出勤







昭和の日って、なんか自分がほんとに年老いたような気持ちになるネーミングですなあ。昭和は遠くなりにけり。




てことは、大正の日、明治の日というのも作らないといけないんじゃないのかなあ、なんて。




祭日休日になると急に勉強心が湧いてくるのであります。平日はたいしてやってないくせに。




で、8時過ぎにローに着くと、いましたいました、うじゃうじゃと。失礼。




普段は授業がいくつも入っていてじっくり一つの科目に取り組むことがなかなか出来ないので、今日は貴重な日でした。




行政法の全体の仕組みが少しずつ見えてきた感じがしました。




昼から雑用をこなしにバイクで東区を走り回りました。カメラ屋さんでこの前の田舎での法事で撮った写真をプリントアウトしたり、文房具屋に行ってプリンターのインクを買ったり、、、、。




その間お目当ての中華そばやに行きましたが、見つからず、それではと、いつも行っている箱崎の春陽軒という昔からある店に。カウンターしか無くて全部で8人くらい入れば満員という小さな店です。そこのラーメンはさっぱりした味です。



 あの吐き気のする人間の食べ物とは思えない長浜ラーメンとはまるっきりちがいます。最後までスープを飲み干してもちっともくどくならないのです。とーぜん、アンモニア臭はゼロ。薄い醤油の色をしています。でもこれが本物の博多ラーメンなんです。




もともと豚骨ラーメンの元祖、久留米ラーメンだって初めは醤油色してたんですよ。豚骨をきれいに洗ってあく抜きと汚れ取りのために一度湯がくというきちんとした下ごしらえを全くしないままゴーゴーと沸騰させるから白く濁ってくさいものになるんです。




あんなものをありがたがって食べている連中もイケマセン。




 話がだいぶ逸れてしまいました。




行政法が少しずつ輪郭が見えてきたのと同様に、破産法も若干ではありますが分かり始めてきたような気がします。伊藤眞という東大の大学者が書いた分厚い本、買ったはいいがその分厚さに怖じ気づいて敬遠していました。でも読んでみると平易な文章で、分かりやすいです。




 倒産とは、どん詰まりだ、と言われています。ある債務者に対して債権を持っている債権者が100人いたとしますと、その100人の持っている債権の全てが弁済できなくなってしまうわけです。そうなると修羅場です。我先に債務者の持っている全財産をもちだしたり他の債権者から抜け駆けしようとしたり、破産者を脅したり裏取引して残った財産を巧妙に隠匿したり、、、、と、正常な世界から異常な世界、通常の法律が通用しない世界が繰り広げられるのです。



 というわけで通常の法体系が大幅に修正変容されている、それを学ぶのが倒産法です。詳しく言うと、民法、民訴、民事執行、民事保全、という民事体系の全てが修正されるのが倒産法です。



 とかなんとか分かったような口を叩いていますが、超ド素人ですから。



来週はゴールデンウィーク。この行政法と倒産法をなんとかモノにしなければ。
火曜日の授業は、法曹倫理、紛争解決の心理学、歴史と法、とマイナーなのが3連発。でも面白いです。特に歴史と法はローマ法とかゲルマン法とか、現代とかけ離れたものなので、かなりの学生が内職したり爆睡したりしてます。起きてまじめに聴いている学生も、つまらん、と文句を言ってます。わたし?結構好きです。歴史が好きなので、授業中、教室がヨーロッパの5世紀にワープしてます、もちろんわたしの頭の中だけですけど。その当時の人々の生活を想像して授業をきいてます。もちろん眠たいです。こんなことやってて何の得があるのか、とも思ったりします。でも話芸でも講談ってあるじゃないですか。それと同じです。わくわくはらはらドキドキしながら昔の話を聞いている、そんなような感じです。
 そこで、授業で仕入れた豆知識を問題にして皆さんに考えていただきたいと思います。
 中世ヨーロッパでは、刑罰としての種類は、お金を取ることだけでした。死刑も懲役も体を切り刻む刑もありませんでした。ただ罰金(贖罪金)しかありませんでした。そこで問題です。なんででしょう?
 どんどん書き込みしてください。お待ちしております。
写真は、どんたくの提灯の飾り付けが始まった街の朝。





2009年4月28日火曜日

法曹倫理







面白い授業です。弁護士と裁判官と検事が2回交代でそれぞれ法律家としてどうあるべきか、という限界事例を出題して学生に考えさせるのです。



先週は弁護士先生が。お題は、顧問先の乳製品会社の経理部長と飲んでいたら、その会社が消費期限切れの牛乳を使用しているとその経理部長が弁護士に漏らした、それを聞いた顧問弁護士はどうすべきか、と言うような問題が3,4問。



わたしは自ら手を上げて持論を述べました。というのは、その前に意見を述べていた他の学生達がみんな顧問先を守る義務が顧問弁護士にはある、として秘密を守るべきだと言ったからです。



それを聞いてわたしはムラムラッと来ました。弁護士が社会正義を実現しようとしないで他に誰がやる?と思ったからです。



で、わたしの理屈はこうです。一般人でさえもその事を知れば直ちに役所に知らせるべきである。そうであるなら弁護士はなおさらである。顧問契約を結んでいるので顧問先を守る守秘義務はあるが、それを盾にして黙っていてよいことにはならない。守秘義務とは関係ない、と。



だって、もしも会社の秘密が例えば覚醒剤の密輸をしている、なんて場合でも守秘義務があるから警察に黙っているべきだと言うことになってしまいかねません。守秘義務の及ばない事実だと言えます。消費期限切れの牛乳を使ったことも同じだと思います。



弁護士先生は、わたしの話をきくと、雰囲気的に賛成しない感じでした。わたしのようにすれば顧問先を失うことになるのは間違いない、と。ただ、事例としてはその事実を知った弁護士は法律事務所のボスではなく、下っ端の弁護士だという前提でした。



その場合は、ボス弁に報告するのが先だ、そしてボス弁の指示を仰ぐべきだ、というのが先生の結論でした。



まあ、現実にはそうでしょう。でもボス弁が握りつぶしたらどうなるのでしょうか。ボス弁に報告はすべきですがボス弁の指示を仰ぐというのはちょっとどうかなあ、と疑問を持ちました。一人の市民として行動すべきではないか、つまり社会の一員としてみれば、不正な行為を発見したら個人の判断で行動すべきではないか、と思うのです。それに顧問先を失うことになるのでしょうか。もしも黙ったままでいたら、将来、その会社はもちろん事務所まで不正に荷担したとして社会的制裁を受け、かえって両方共に不利益が拡大してしまうことになりはしないでしょうか。



不正が拡大しないうちに芽を摘んでおくことのほうがはるかにリスク防止になり、それこそ顧問弁護士のすべきことではないでしょうか。



しかも日本中の弁護士が全て同じように行動するならば、顧問契約破棄することにはならないでしょう。つまり、弁護士という奴らはどいつもこいつも間違ったことを発見すると必ず公にしたがる、という認識が社会に確立されていれば良いのです。そうすべきなんです。それが社会正義の実現を図る、という弁護士法1条の趣旨にかなうことではないでしょうか。






 それから、今日は裁判官の授業。これも何題か出題されました。わたしが当たったのは、裁判官がパチンコをして良いか、です。大都市に住んでいる裁判官甲はパチンコが好きなので休日になるといつもパチンコをしている。おかげで借金はないが貯金はほとんど無い。あなたはどう思うか。この裁判官は裁判官の倫理に反するか、それともパチンコくらいは許されるのか、それとも、パチンコをするのはよいが貯金出来なくなるくらいパチンコをする回数と金額とが問題なのか、みなさんはどうお考えですか。みなさんのご意見を窺ってみたいです。



2009年4月27日月曜日

調停技法

月曜夕方から2コマ連続で、レビン先生(日本人だが結婚で?)の授業があります。アメリカ仕込みの調停のやり方の授業です。
 要するに、クレームやもめ事を調停するには、文句を言っている人の怒りや恨みの原因を探り当てることだ、ということです。
ところが、当事者はカッカしていますから、とても冷静な発言、思考が出来ません。そこで気持ちを落ち着かせて、気持ちよくしゃべらせ、調停員を信頼させ、冷静な判断力を取り戻させることが必要です。そのための技法を、心理学や人間観察力のスキルアップを通じて学ぶのが目的です。
 つまり、昔は大勢いた聞き上手で仲裁の上手な知恵者になれ、ということです。
わたしはこれこそメシの種になる授業だと思いました。ところがロー生のほとんどはこの授業の価値が分かっていません。勉強ばかりやっているからでしょうか、弁護士稼業というものは世間の波に漂う商売であり、人間の作り出したトラブルでメシを食わせてもらっている商売だということに思い至りません。
つまり、トラブルの本質、トラブる原因、トラブル解決法を教えてくれる有り難い授業なんです。
どうもロー生たちは、何でもかんでも法律さえあれば解決するみたいに思いこんでいるようです。
例えば、今日ゼミでやった問題なんですが、皆さんもちょっと考えてください。常識で考えてみてください。
AがBに頼まれて、自分のクレジットカードを貸しました。Bは職を失っていて、カードを持っていなかったのです。
そこでBはAから借りたA名義のカードを使ってパソコンを買い、カードで支払いました。
 そこで問題です。Bに何か犯罪が成立するでしょうか。例えば詐欺罪は成立するでしょうか。
わたしの考えは明日述べます。

追:今日も模擬裁判の打ち合わせで未修クラスの学生達と議論しました。ますます好きになりました。とても優秀です。それから人の話をよく聞きます。そのあと、議論を纏めようとします。視野がとても広くて客観的です。本当に気に入りました。自分の意見を客観的に冷静に言うことが出来ることは大変重要な資質です。

追追: 破産法のコンメンタール(注釈書)、買いました。川嶋先生が推薦したのです。5000円くらいだろうと予測して本屋に行くと、これがなんと12000円!ぎょえ~っです。
定額給付金が吹っ飛びました。涙涙です。

2009年4月25日土曜日

強烈な1週間
















なんとか無事に、というよりも、ボカスカ打たれたけど最終回まで投げ続けたヘボピッチャーの如し、でした。






思い返すと、今週はメインの授業で当たらなかったのは倒産法実務だけ、でありました(来週、8番目に当たるでしょうけど)。ほかは全て当たりまくりまして、とんちんかんな答を言って赤っ恥をかいたのが結構ありました。特に今週は唐突に指名されるケースが多かったです。それと、メインディッシュは何と言っても刑法の予習課題4問分の準備でした。どれかが必ず当たるのに、どれもかなり重い問題だったので(深く考えて行くに従い)、まとまりが付かなくなり余計負担感が増えました。






今日は今日とて、要件事実論で急に当たり、基本的な問題だったのにうまく答えることが出来ず、情けなかったです。自分に頭に来たので、先生が『何か質問ありませんか』と聞いてきたので思わず手を上げてしまいまいした。






でも今日の講義は大変よく分かりました。アハ体験(茂木健一郎の言う)をしました。






 終わってすぐ、今度は模擬裁判の打ち合わせに3時間。3年未修が7人、私のクラスの学生が4人、計11人で民事裁判の原告側に立って訴状をどう書くか、他にどんな書類が必要か、事案をどう読めばよいか、などを話し合いました。そのときはもうかなりへばっていて、ぶっ倒れそうでした。






 けれど、結果的には未修の学生達と議論を通じて知り合いになることができ、とても有意義でした。相当な実力者がたくさんいました。ちゃんと基礎も出来ていて、失礼ながらとても驚きました。しかも議論の仕方が良くて、対立から統合へと議論を昇華する能力があり、見事だと感心しました。逆に既修の方がバランスが取れていないようにも感じました。






今度未修の学生とゼミを組みたいと思ってしまいました。






 それら全てが終わり、やっと1週間が終わったとホッとしました。






昼ご飯を食べにぶらぶらと箱崎を歩き、ラーメンを食べてきました。風が強く、しかも冷たかったです。でも開放感に包まれてたので良い気分で風に吹かれてきました。






 明日は行政法、明後日からは伊藤眞という東大の先生が書いた分厚い倒産法の本を読みます。












追:このところの草薙君に対する我が国のマスコミ特にNHK、それからあんぽんたん総務大臣、たちの大騒動には呆れるばかりか、恐怖すら憶えました。






良い気分になって素っ裸になっただけでなんでこんなにぎゃーぎゃーさわぐのでしょう?






わたしが知っているうちで一番悪意に充ちていたのがNHKです。何故トップニュースなんですか、何故10分以上もこの件に費やすのですか?小学生の音あの子が母親と継父に殺された事件よりも大事なんですか?






 それから警察ですよ。このボケ集団は狂っています。検察もです。






それで思い出しました。去年、刑事訴訟実務の授業で、ある被疑者を勾留すべきか、という検事(本物の検事で教官です)の質問に対し、勾留すべきでない、必要性がないから、と答えると、スジが悪い、と言われました。どんなことでもちょっとした危険があれば勾留理由が認められるのが実務です。






 また、勾留請求を却下し続けた裁判官で再任拒否をされた元裁判官がいます。






通常だったら一晩ブタ箱に入れて酔いを覚ましたらお小言を頂戴して釈放、これで十分のはずです。素っ裸になって公園で叫んでいた?それが公然わいせつ罪?それで家宅捜索?狂っています。というか、わざとやっているとしか思えません。






今の日本でもっともっと警察が頑張らなければならない事件が他に山ほどあるじゃないですか、麻薬、覚醒剤、暴力団、それから、北野誠が公然と批判したため業界から追放された事件、マスコミはこういったことにこそペンの刃を向けるべきなんじゃないでしょうか。






 誰が何を批判しようとその人の勝手なんです。それが民主主義というものの根源的価値なんです。言われたら言い返せば良いんです。そうやって何が真実かが分かってくるんです。言ってはいけない事はプライバシーくらいです。






 朝、クルマの中でラジオを聞いていたら、梨本が草薙君の事をしゃべっていましたが、マスコミが騒ぎすぎだということはひと言も言いません。自分のメシの種ですから。






 どっかの局で、こんなつまらない事で大騒ぎするのは止めよう、と言ったキャスターはいなかったのでしょうか?テレ朝のニュースステーションではだらだらとしゃべり続けていましたね。






 それから、スーパーでリンゴを買っていたら、30代の夫婦が、『きょうのよるごはんのおかずに、、、、』と言ってました。よるごはん?なんじゃそりゃ、です。なんで晩ご飯とか夕飯と言わないのでしょうか?






 課題から解放されたら急に怒りんぼおっちゃんになってしまいました。無意識にストレス解消しようとしているのでしょうか。






2009年4月23日木曜日

デジャブ











とうとう刑事法のプレゼンの時が。90分授業で一人30分、各一問ずつ教壇で学生達に設問を解説するのです。




わたしの担当が何問目になるのか分からなかったので4問(当初先生は1コマで4問解説してもらうと行ってました)全て予習しなければなりませんでした。




そのうち最後の第4問がめっちゃくちゃ大変な問題なのでほとんどそればっかりやってたような物でした。




すると、授業の1時間半前、クラスの情報通の学生がわたしの担当は第3問になる、と予言?してくれたので、そりゃいかん、とこの間必死になって予習しました。




で、授業が始まると、彼の予言通りになりました。先にプレゼンした二人はまあ若々しいというか、あんまり批判したくないのでここで止めておきます。




 そしていざわたしの番が。実は情報通の学生はわたしの次に当たることになっていて、ほとんど予習していないらしく、わたしに、時間をたっぷり使ってくれ、と頼んだのです。自分の番が回ってこないように、というわけです。というのも同じ授業が一コマ前に実施され、そのクラスでは4問の予定が3問で終わったということで、我々のクラスでも同じように3問で終わらせられないか、ということだったのです。




 彼の心配は杞憂に終わりました。わたしは教壇に立った瞬間、なんとかつて塾や専門学校で教えていた自分に戻ってしまっていました。




 レジメを見ながらしゃべっている自分とそれを後ろの方で観察している自分とがいて、まるで自分が自分を操り人形のように操っている感覚でした。




これって昔から塾とか専門学校で教えていたときに常に感じていた感覚です。




いわば自分を演じているといったような感じでした。




 昔の感覚が戻ってきたせいか途中から暴走気味になっていきました。パフォーマンスまでやってしまいました。自分で問題を提起して学生に当てたのです。ある事例が窃盗既遂になるかどうか、というものです。当たった学生はびっくりして解答に困っていました。




 すると、またまたかつての自分がすかさずフォローに入って『既遂になるかどうか決まりませんよねえ。』なんちゃって。かなり悪のりしてしまいました。




 マジで先生気取りになってしまいました。で、本物の先生はどーしてたかというと、黒板の隅っこに陣取ってわたしと学生を眺めているばかり。楽してました。




 結局はたらたらだらだらと流していき、授業終了5分前にプレゼンは終わりました。




 終わった後次に当たることになっていた学生が飛んできて『あっりっがっと~~っ!!』とわたしに言いました。




 自分としては、うまくいったところとそうでないところがありましたが、結局は思ってたことを全部はき出すことができたので、満足しました。もちろん、他の人がどう思ったかは別ですが。




 終わって自習室に戻るとどーっと疲れがでました。これであと2ヶ月は回ってこないはずです。




 そのせいで実は別のチョンボをしてしまいました。朝一の授業、インターネットと法、という授業の出席は先生にメールを送る方式なのですが、さっき帰宅途中にメールを送信し忘れてたのに気づきました。もう知らん。




 明日正午までに手書きで作成しなければならない課題があり、朝7時にローに行って書き上げるつもりです。今はもう頭がウニのようになっています。




夕方きれいな花を見つけ、根本を見ると名札が。ナンジャモンジャの木だそうです。おもろい。
授業風景は、ここの授業をインターネットで鹿大、熊大、琉球大、のローとで双方向授業をやっているところです。教壇のスクリーンに映っている先生は今その瞬間この4つの大学すべての学生に向かってしゃべっているわけです。便利なものですねえ。もちろん、たとえば琉球大学の学生に質問してその学生がマイクで答えると全学生に聞こえるわけです。

2009年4月21日火曜日

修正


木曜日の刑法、プレゼン用のレジメが完璧でないため、相当突っ込まれそうです。で、思いついたことは必ずメモってます。頭の中から刑法レジメが離れてくれません。

 刑法ばっかりやってる余裕はなく、民事法のべらぼうに難しい課題提出とか倒産法の予習とか憲法の予習とか要件事実の予習とか、、、、。どれもこれもボリュームがスゴイのでちゃちゃっと終わらせることが無理なんです。

愚痴ってばかりですいません。

一眠りして朝一でローに行きます。
今日は風が強くて冷たかったです。ツツジの花が大きく揺れていました。ツツジはやっぱり雨に濡れていなくちゃ。

2009年4月20日月曜日

ぎりぎりセーフ











日曜日、女房の里、田川で法事というか食事会を。とても雰囲気の良い料亭でした。盛りつけはとても良かったです。箸置きに、和紙で巻いた菜の花を使っていたのには驚きましした。




冷酒もちょこっといただきました。甘くておいしい日本酒でした。銘柄を聞くと、なんと大分の国東半島の酒、西の関でした。いつも宇佐の実家で飲んでいるのと同じヤツでした。高級料亭で飲むと味もまた高級になるんですね。わたしってほんとに雰囲気に惑わされるアホなんだなあ、と妙に感心しました。




 終わってから墓掃除。結構大変でした。それが終わると今度はお袋さんの亡くなったお兄さんが経営してた酒屋と住居を見に行きました。お兄さんの死後、遺産分割によって他の相続人の物になったのですが、彼らがもう10数年間放置したままにしているのです。お袋さんは、思い出の深い建物が心配で、自分の物ではないのに百万円以上かけて掃除修理をしてきたのです。




 行ってみると、草ぼうぼう、竹林の中のお化け屋敷のようになっていて、しかも誰かが廃墟の中で寝泊まりしていた形跡が。酒屋だったのでワインやウィスキーなんかの残りがまだ倉庫にあり、それらの空き瓶などが散乱していました。




 お袋さんはカッカしながら片付けを始めました。




わたしは、月曜、つまり今日正午からのゼミが気が気でならず、一刻も早く帰ってレジメを作らねば、と焦っていました。




結局、福岡に戻ったのは夕方7時過ぎ。それから夕飯を食べ、食べ終わって急いでローへ。11時頃まで頑張りましたが、どうしても分からない判例があって、良く理解できませんでした。




墓掃除でバテてしまったので、風呂に入った後、さっさと寝ました。そして朝6時、正午まであと6時間。集中してなんとかかんとか判例の整理がつき、レジメもぎりぎりで間に合いました。 




本当に難解な判例なんです。詐欺なのか窃盗なのか、1項強盗なのか2項強盗なのか、事後強盗なのか、共犯はどうなるのか、罪数はどうなるのか、、、、、。学説と判例とが組んずほぐれつしてて、論理的にも難しいのに実務の観点からそれを相当修正するのでなにがなんだかどーなってんのか、ワケが分からないカオスになってました。




 でもこれで終わったわけではなく、他の3問もまだ未完成。今週は地獄の一週間となりました。
その上水曜日に法曹倫理、金曜に民事法総合演習の課題提出、倒産法の予習、と、これでもか状態です。
でも、感謝の気持ちでやらせていただきます。忙しいことは良いことだ、と。

2009年4月18日土曜日

ヒヤヒヤ





























朝8時過ぎ、ローに着き、10時半から要件事実論の授業を受け、終わると自宅へとって返し、姪っ子のスクーターの受け取りに二人でバイク屋さんまで。








 姪っ子は極度の緊張。果たしてバイク屋から寮まで自分でスクーターを無事に運転していけるのか、凍り付いたような顔をしてました。バイク屋さんの裏手にある駐車場で試運転をさせました。








 最近のスクーターは4サイクルです。全然加速が出ません。アクセルを思いっきり回してもなかなか前に進みません。そのためカーブで加速しながら曲がるという基本的運転操作が難しいです。倒れる恐れがあります。








 わたしの乗っているスクーターは10年近く前に買ったものなので2サイクルです。アクセルをひねると瞬間的にスクーターが前に飛び出します。体が置いて行かれる感じです。ヘタすると暴れ馬のように前立ちになってしまいます。その感覚で姪っ子の運転を見ていたので、姪っ子がアクセルを思いっきり回したときはゾゾゾ~ッとしました。ヤバイっ!バイクに引っ張られるぞ、と心臓が止まるほどでした。








ところが4サイクルエンジンではそれくらいアクセルを上げないと本当に動かないんです。なんでも4サイクルの方が環境に良いのでメーカーは全ての原付スクーターを4サイクルにしたのだそうです。








 バイク屋を出てしばらくはわたしの車に付いて走るように言い、近くのガソリンスタンドまで誘導しました。ガソリンをちょっとしか入れていないとバイク屋がいったのです。姪っ子は当然生まれて初めてのガソリン注入。なんでもいきなり一人でさせるのは酷かなあと思ったので、ガソリン入れまでは手伝うことに。








その後、いよいよ独り立ち。姪っ子はとろとろと道路の端っこを走っていきました。








 不安だったのでこそ~っと後をつけていきました。バイパス道路で路肩は広かったため直線走行は大丈夫のようでしたが、右折しなければならないところがあり、二段階右折をしろ、と言っておきました。無事に右折出来たのかが一番心配でした。








わたしが件の四つ角を右折待ちしていたところ、姪っ子はその四つ角を二段階右折、つまり、まず四つ角を渡りきったところで一旦止まり、そこで信号が変わるのを待ってから出発する、という右折方法をとらずにいきなり左折して反対方向に走っていったのです。








あれれ?と思ってみていました。どっかでUターンするつもりだな、と分かりました。でもUターンするチャンスがないんです。後ろからひっきりなしにクルマが追い越していくからです。とうとうわたしの見えないところまで走っていってしまいました。そうこうするうちにこちらの右折信号がでたので仕方なく右折してしばらく走り、姪っ子が来るのを待ちました。何台もクルマが通り過ぎ、少し不安を感じ始めたときにようやっと姪っ子がやって来ました。そしたら今度は車線の真ん中を走って行きました。スピードも出ていました。








これなら安心、と思ったのでわたしはそこから自宅に引き返しました。








 あ~しんど。







こっちは刑法の問題をプレゼンしなければならないっちゅうに。しかも明日は女房の法事で田川に行かねばならず、真剣にヤバイです。







2009年4月16日木曜日

身体検査
















九大病院にて実施されました。昼前から雨が降るとの予報だったので、朝早くバイクで行ってきました。





まるっきり形式的な検査でした。採尿採血なし、レントゲンくらいでした、まともなのは。





終わってのが10時。また急いでバイクに乗って自宅へ。床屋さんに行き、散髪。





午後ローへ。今日は全館休講でしたがゼミがあったので。





明日の民事法総合演習では学者さんと弁護士さんの二人が共同で授業をするそうです。そのうちの弁護士さんはかなりの怒りん坊らしいです。ねちねちいじめるタイプだそうです。もう片方の学者さんは、おそらくローで一番授業準備をしっかりやってくれている人だと思います。





長年教える仕事をしてきたので、まともに準備したらどんなに大変かよく分かっているつもりです。ですから、いい加減な準備とか毎年同じことを繰り返している授業はすぐ分かります。





この学者先生はほんとにパーフェクトな準備をしています。










来週あたる刑事法総合演習の問題がやっと表示されました。大変です。一人につき20分間、教室の前に出て問題解説と質問対応をしなければなりません。それも4問全部。どの問題が当たるのか分からないので仕方なく全問プレゼンの準備をしなければならないのです。もういい加減にして欲しいです。

2009年4月15日水曜日

集中

今朝8時半、ローに着き、ノート整理などをしてました。と、クラスの女性がやって来て、たった今、今日夕方ある倒産法のレジメ、というか、課題がアップされたと教えてくれました。それは午前11時のことでした。あと5時間!と、課題の中身を見ると、教科書にして50頁の範囲です。
 久しぶりに集中して教科書を読みました。そして4時過ぎ、ほぼ予習が終わり、ほっとして教室へ。
 授業が始まりました。心の中はかなりゆとりがありました。予習ばっちりだと思ったのです。
 すると、初っぱなにわたしが当たったのです。しかもしかも、4時間以上予習したところ、ではなくて~、先週やり残したところだったのです。でもって先週のことなんかすっかり忘れているので答えが出てこないのです。
 相当フリーズしました。その上質問もかなり抽象的でどう答えたらよいのか分からず、情けない答えしかできませんでした。
 最近いきなり当たるというシチュエーションが多いような気がします。それで思ったのですが、意外に初っぱなに当たる方が気が楽なんじゃないかなーって。
最初に当たれば以後楽な気持ちで授業に集中できますし、なにより他の学生は授業が終わる頃にはわたしが何と答えたかなんてすっかり忘れて居るはずだからです。みんな自分の番が来ようとしているとき、体全体が緊張しています。
 結局朝8時半から夜8時まで1時間くらいしか休憩できず、ノンストップ状態でした。
 グロッキーです。明日が休講でよかった~。明日は健康診断でローは休みです。もしも授業があったら胃に穴が空いていたかも。刑法の予習がもの凄いことになっていたので。

2009年4月14日火曜日

絹のような雨







久しぶりの雨です。わたしの好きな霧雨です。時折突風が吹き荒れました。図書館前の自転車がばたばたと倒れていきました。



今朝は8時過ぎにローに到着。ロー内にある図書室で医事判例を探しまくりました。未熟児網膜症の医療過誤訴訟に関する判例を5個探さねばならなかったのです。



最高裁の判断が時が経つにつれ徐々に変化しているのを纏めるのが課題でした。



朝は能率が良いです、やっぱり。



今日は法曹倫理と歴史と法、という授業だけでした。どちらも試験科目ではないのでのんびりした授業でかなり眠たくなりました。学生の多くは内職か爆睡しています。はっきり言って無駄な授業です。



 試験科目でない授業でもとても面白くて役に立つ授業もあります。月曜夕方から夜にかけて2コマ連続授業の『紛争調停技法』です。アメリカ帰りの女の先生がハーバード式交渉術を伝授してくれます。紛争の調停ではどういう技法が大切か、の授業です。



 例えば、図書館で一生懸命本を調べていた女性がせっせと何枚もメモを取っていたところ、近くの机に座っていた学生が、窓を開けました。



と、開いた窓から風が吹き込んで彼女のメモを吹き飛ばてしまいました。



彼女は学生に向かって窓を閉めてくれと頼みました。



 それに対して学生は閉めたくない、と答えました。



ではどうすればうまく解決できるでしょう。



 ヘタな解決法



窓を何センチ開けるか、あるいは何分間開けておくか、などと交渉すること



 上手な解決法



何をしたいか、を問題視するのを止めて、何故そうしたいのか、理由を探ること



女性が窓を閉めたがったのは風でメモが飛ばされるのが嫌だから。学生が窓を開けたがったのは室内が暑いから。



だとすればメモが飛ばずに室内が涼しくなれば両者とも満足する。そこで、エアコンのスイッチを入れる、とか、彼女の机に風が吹き込まない所の窓を開ける、といった方法がある。



このように理由動機を探って両方ともが満足する解決法を、ウィンウィン法(どちらもが勝者、犠牲者がいない)という、な~んていう授業です。



それから、調停者は相当の調停能力を持っていないと調停は不調に終わるし、余計に紛争を悪化させることになる、だから調停能力を持つことが大切だ。



こういう授業です。これは実務家としてはとても役に立つ情報だと思います。



ところがローの学生達には馬の耳に念仏、です。むしろ猫に小判の方が適切かも。授業中堂々と寝てたり他の科目の予習をしたりする若者が多いです。罪悪感はゼロです。



 もったいないなあ、と言うのが率直な感想です。紛争の解決法は裁判だけではなく、裁判は最後の手段に過ぎません。話し合って解決するのが一番です。



 もっとも、授業の半分は教室を暗くしてスライドを見ながら説明するので、薄暗い教室内では誰しも眠くなりますが。



2009年4月13日月曜日

夜のロー
















スゴク快適でした。日曜夜10時のロー内は、イイです。もともと天の邪鬼で平日はやる気がないのに土日になると急に勉強したくなるのです。






とはいうものの、今日は朝は団地掃除、シャワーを浴びて姪っ子のバイク購入契約締結の手伝い、その後唐津にある有名なステーキハウス、『蜂』までひとっ走りして姪っ子と絶品ハンバーグランチを堪能し、帰宅後仮眠して夕方からローへ。






2割くらいいました。日が沈むに従いロー内の気温も下がってきて、とても良い気持ちで勉強できました。といっても来週の予習ばっかですが。






今座っている座席が本当に良い感じなので、この一年は有り難くこの席を利用させてもらおうと思っています。とにかく広々感と空気の良さが素晴らしいです。






昨日の要件事実論は最初から最後まで先生に集中的に当てられずくめでした。





なんでだろー、と思いめぐらしていたら、授業の1週間前に、アンケートを出せ、と言われたことが原因らしいと分かりました。





そのアンケートでびっしりと分からないことを書き込んで出したのです。きっとそのせいだと思います。それと、民事裁判実務で不可だったことも書きました。それで先生は、このあんぽんたんを救ってやろうと思ったのではないでしょうか。





授業が終わった後も、先生に呼ばれました。ドキッとしながら黒板の前に行くと(わたしは教室の一番後ろに座っていたのです)、わたしにこのクラスの世話人になれ、とのお達し。えっ?なんのこと?





と思ってたら、何のことはない、レジメを配れというだけでした。





 このN先生、めちゃめちゃ学生と接するのが好きみたいで、しかも話し好き。





元は裁判官、地裁所長です。授業の前々から受講者の顔写真、名前、経歴等をファイルして頭にたたき込んで最初の授業に出られるのです。ですから初対面の学生に向かっていきなり『Aさん、~』と名前を呼ぶのです。たいしたもんです。





わたしはいきなり質問を受けたので心構えと頭の整理ができないまま答えざるを得ませんでした。そのためカッコイイ答えを言えず、クヤシーです!





 で、女房がこの土日、大阪へ会議で出張だったので、週末夜、初めてローに居残ってました。





 爽やかな風が薫る季節になり、ローのことを忘れて気持ちよい風に吹かれていたいです。一年で一番気持ちよい季節です。

2009年4月10日金曜日

ありがたやありがたや




昨晩、来週の木曜日、刑事法総合演習で当たるのが確実でしかも前に出てみんなと先生に事例問題の解説をプレゼンしなければならない、とがっくりきていたところ、なんとなんと来週木曜は身体検査の日で全ての授業が休講!!


やったやった~っ!これで準備ができる!命拾いしました。


 あんまり嬉しくて、今朝は7時半にローに着きました。ところがすでに2割くらいの学生が居て、自習室で勉強していました。


 で、今日あった民事法総合演習は、なかなか良い授業でした。医療過誤訴訟の問題で、債務不履行構成と不法行為構成との比較。それを判例の変遷に従って整理していったのです。先生の授業準備の周到さに敬服しました。


もちろん授業中全員に当てるのです。わたしは一勝一敗でした。


 そしてその後倒産法の2コマ連続授業が夜8時まで。朝一から来ているので眠くて眠くて。


 明日、女房が大阪に出張。朝8時発の新幹線で行くので、アッシー君になります。その後ローに行き、10時半から要件事実論の第1回授業。わからないことばかりなので授業が楽しみです。なんでも先生はかつて司法研修所の教官だったそうです。要件事実ってどっか下らない、いかがわしさも感じるのですが、とにかく一度きちんと理解しておきたいという欲求は強いです。


 今日は奨学金支給日だったのでいそいそと爽やかな風に吹かれて大学キャンパス内のATMまで良い気持ちで散歩がてらテレンコテレンコ歩きました。ところが入金されていません!?


 すっかり動揺してしまい、その後の民事法総合演習の授業で時々不安になって集中を欠いてしまうほどでした。


 授業後、育英会に電話しました。そしたら新学期初めの4月は入金が10日遅れるのだそうです。ホットモットでした。ホッとしたのと同時にあと10日どないしょ、とモット不安になりました。
今夜10時の満月の様子、明るくて大きいです。
留学生会館で新しく来た外国人留学生たちです。手前の街路樹の副え木をよく見ると、いつもローにいるネコが爪を研いでいます。


へろへろ

今朝は8時に到着しました。とはいっても1限めに授業があったからですが。
その後がきつかったです。昼間、予習ゼミをしたのですが、昨日やったゼミの進行のことでちょっと口論になってしまいました。みんな、思惑が違うとなかなかまとまりません。空中分解するかも。まあそれもありかもしれません。
 刑事法総合演習という、中身は刑法なんですが、来週の授業でわたしが当たることが確実になりました。しかも、当たった人は教室の前に出て、焼く20分近く、予習課題をプレゼンしなければならないのです。しかも、問題が多分4問くらい出され、そのどれに当たるか分からないので全問完璧な予習、それも最高レベルに完成された予習を4問も!準備しておかなければならないのです。もう、言葉が出ません。
しかも破産法、行政法も、、
どどど、どうしよう、といったところです。こうなったら例の手、モウシラン作戦でいくしかないです。もう、知らん!

2009年4月8日水曜日

へとへと

公法総合演習の予習と本番授業で疲れ果てました。しかも倒産法実務もまた何もやっていないに等しく、授業中びびっていました。
 今のわたしの心境は、ロー入学以来最悪です。これから8月はじめまで、信じられないくらいの勉強をしないと追いつかないことを知ったからです。
 今朝ローに到着したのは朝9時半。明日からは朝8時に到着することに決めました。卒業まで。これマジです。午前中しゃかりきになって予定を潰して行くしかないです。
 いつまで続けることができるか分かりませんが、、、、。

刑事法総合演習




予習課題、設例が4問。やっと答案構成ができました。わたしが担当していたのです。明日の予習ゼミにこれでどうにか間に合いました。


しか~し!実は明日はもっと怖ろしいことが起きるのです。倒産法実務と公法総合演習の初授業。それで、なんとどっちも予習できていないのです。からっきし!


今は夜中の2時前。これからちょっとだけ睡眠を取って、朝イチでローに行き、どたばたやらなければなりません。こうなることは分かっていたのですが、、、


ことしは机寝はやめました。頭にも体にも良いことナシなんで。


さぁいよいよせっぱ詰まってきましたよ~っ!
今日は大学の(ローではなくて)入学式だったみたいです。みんなリクルートスーツを着ていました。
☆最近気になること、若い男女に多いのですが横断歩道をゆっくりゆっくりマイペースで渡るおーばかもんがいます。
横断報道が危険な場所であることと歩行者が横断するのをじっと待っているドライバーがいることを全然気づいていません。情けないです。
この前自習室の座席移動があったのですが、今まで自分が使っていた座席をぴっかぴかに磨き上げて去るひともいれば汚したままで移るバカモンもいます。これは男女どちらも同じ比率で居ます。
なさけないことです。

2009年4月6日月曜日

夜8時

さすがに疲れました。授業がこんなに遅くまであると、自宅に帰ってもほとんど勉強する暇がありません。朝型にシフトしないと。
ローの今朝9時の室内温度は19度。夕方5時では28,2度。とんでもないところです。午前中は快適というか少し寒く感じますが、午後は蒸し風呂です。
今日の授業は刑事弁護論と調停技法。後者の授業は90分授業が2コマ連続。中身はかなり面白かったです。アメリカで発達した紛争の調停の歴史を女性の先生がアメリカ仕込みの知識を披歴してくれました。日本では未だ十分発達していない領域です。要するに裁判だけが紛争解決方法ではない、いろんな解決手段があるのだ、ということでした。
 刑事弁護論は高名な弁護士先生の講演会みたいなもの。ちょっと眠かったです。
明日は新入生の健康診断のため講義全部休講。代わりにゼミがあります。
明日も早く行きます。

やばい!




明日から授業開始。予習ゼミで私の担当した刑法が進まず、イライラしております。要件事実も倒産法も手つかず。


明日は2時半から8時までの3コマ授業です。


今学期は夜八時まで授業がある日が三日あります。


まだ正式な授業登録はしておらず、必修科目以外の選択科目をどれにするか、1か月くらいかけて選びます。そういった選択科目はまあ大体楽なんです。


ところが必修科目はとてつもなく意地悪です。でたらめな量の宿題を出すのです。公法総合演習、民事法総合演習、刑事法総合演習、刑事弁護、模擬裁判、法曹倫理、が必修科目です。もう、これらの文字をワープロで打ち込んだだけでイヤな気分になってしまいました。


 これから夏まではイチロー選手じゃありませんが、胃潰瘍になりそうです。


まぁ、ロー生活はWBCに比べたら屁みたいなものですが。


 今日は姪っ子のスクーター選びを手伝いました。今時の原付スクーターは新品で14~15万円します。それにいろんな経費を足すと19万円近くにも。


節約家の姪っ子はよくよく考えてみる、と言って即決を避けました。


あるとおもいます。


伊都校舎は周りに何もない田舎なので、スーパーに行くにはバスに乗っていかねばならず、夜道は怖いので、自転車よりもスクーターの方が犯罪予防に適しています。買った方がいいと思います。
金曜日のゼミ後、図書館前でもうツツジが咲き始めていました。大好きな花です。みずみずしいんです。雨によく似合う花なんです。京都の白川疎水で梅雨時に咲いていたツツジをいつも思い出します。

2009年4月4日土曜日

入学式


早いものです。あっという間の一年。と言うことは来年の受験もあっという間に来るということです。

友人が今日入学したので記念に写真を撮っておこう、と式場に行くともう終わっていました。ただ彼がそこにまだ居たので運良く撮れました。と、そこにどこかで見かけた人が。数年前旧試験で話したことのある男性でした。彼もローに入学していたのです。そこでわたしの友人に紹介しました。その男性の写真も撮ると、かれが、自分のケータイで自分と母親の一緒の写真を撮って欲しい、と。見ると式場の後ろの方に車いすに座った高齢の女性が。

法科大学院に入学できたことは晴れがましいことなんだなあ、と改めて実感しました。

 昨日ゼミコンパを博多駅近くで。7人ほどで飲みました。個室だったのと静かだったこと、料金も一人3000円で済み、良かったです。ただ、来週からの授業がかなり辛いことになりそうだったので盛り上がりにはちょっと欠けました。

新年度の授業数が一番多く、しかも必修科目ではすでに山盛りの宿題が出ていて、もういい加減にしてくれ、という怒りがみんなの心に渦巻いていました。

2009年4月2日木曜日

花散らしの雷雨











昨夜は雷と横殴りの雨、おまけに寒いわ寒いわ。四月になったというのに。







自宅の窓を大粒の雨が叩いていました。









きのうは睡眠時間4時間、ロー内は冷え切っていて睡魔君が頻繁にやってきました。









自習室内の新しい机の位置はとても良いのですが、机の左にある屋外に出る鉄扉のドア(閉め切っていて出られませんが)からなにやら冷たい外気がヒヤヒヤと忍び込んできているような気がしました。足下がかちんかちんになってしまいました。







ただ、空気の清浄さは比較にならないほど良好です。時々以前座っていた場所を通るのですが、なんかホコリが舞っているようです。そこは今がらんとしています。新入生用なんです。それでも空気が澱んでいるということは、これでわっさわっさと人混みができたらもの凄いことになるなあ、ということは、自分はそんなところに1年間座っていたのか!







 そんなんだったら寒いなんて言ってたら罰が当たるぞ、と自戒。






以上が昨日夜書いていた部分でした。眠くてたまらず撃沈。







 で、今朝、姪っ子がいよいよ伊都校舎の寮に入ることになり、本人とその両親とわたしの母が朝早く田舎からやってきました。







 まあ引っ越しの荷物はたいした量ではないのですぐ終わるでしょう。第一、部屋がとっても狭いんで荷物を置くスペースがほとんどありません。







 わたしの母つまり姪っ子にとってはおばあちゃんに寮や伊都校舎のすごさを見せたかったので連れてきたのです。






わたしは倒産法や要件事実をやりこなしていないので行くにいけず、ローで勉強せざるをえませんでした。








ローは朝から昼過ぎにかけては寒いですが、午後は一転暑くなります。やはりプレハブ校舎ゆえでしょうか。断熱効果が全くないんです。








来週からいよいよ授業開始。この2ヶ月近く、やろうと思っていたことが出来ず仕舞いで慚愧に堪えません。




 結局、要件事実について今日から真剣に教科書を読み始める有様。まあ、勉強とは集中である、との格言からすると、追い込まれないと集中出来ない性分である限り、直前までは勉強といえるような勉強にはならないわたしですが。




4月になって起床時間を6時半に決めたのは良かったのですが、ローで眠いこと甚だしいです。でも集中力はやはり午前中が一番ですから、早起きを卒業まで続けます。ただ、寝る時間は相変わらず2時3時なので、、、、。