2008年7月12日土曜日

小松政夫を見た











今日はバイクでローへ。土曜日に授業はないのですが、学修室は涼しくて集中できる上、土曜日はさすがに人も少ないので余計勉強しやすい、というわけです。




 ただ、大学の食堂は1箇所しか開けていなくて、それも2時くらいで閉まるのです。




ほんと、九大はゴーストタウンみたいになって来つつあります。




 というわけでちょっと脚を伸ばして香椎までひとっ走りしてラーメンを食べてきました。




味好らーめんといって、むかしむかし塾の香椎校で働いていたときよく食べたものです。時計屋さんが趣味で始めたので、店の看板も時計屋のままという、おもろい店でした。




香椎駅前の、昔松本清張が書いた『点と線』(素晴らしい題名ですねえ)に出ていた「宇宙軒」という名の中華料理店の横にあった狭い店でした。いまでは場所も変わり味もずいぶんと落ちましたが、少しだけ昔の味が残っていました。ついでに言うと、今でも長浜ラーメンの100倍美味しいです。




帰りにコンビニに寄ると、ローの知り合いとばったり。その人も塾教師経験者で3年生。来年受験です。




彼と石村萬世堂でお茶しました。店まで彼のオデュッセイに乗っけてもらいました。




いや~、良いクルマですねえ、オデュッセイは。わたしの好みがてんこ盛りでした。




中が広く、天井が高く、運転席からの見晴らしが良く、シートも堅めで、サイドの窓からの見晴らしも良いし、3列シートの真ん中は足下が超ゆったりで、言うこと無し。あとは燃費さえ改善できたら最高です。




夕方7時過ぎにローを出てバイクで中洲を通って帰りました。もの凄い人だかりでした。




祭りの前の夕刻って、なんかみんなの血が騒ぐのか、そぞろ歩いている人達はウキウキしたような顔をしてました。るるぶを見ながら歩いてる観光客のカップルもいました。大黒流れのテントで、外国人の女の子達が締め込み姿の男衆に質問をしてました。握手が出来ないので残念でした。山笠期間中は、女性にさわることは出来ないからです。




 トワイライトゾーン、っていうテレビがありましたが、夕方の時間帯って、本当に人を変な気分にしますねえ。中洲本通りを走ってると、中洲流れの飾り山一帯はこれまた大賑わい。浴衣姿のお姉ちゃんたちが堂々と自信たっぷりに、わたしを見て、とでもいわんばかりのあでやかさでからんころんと下駄を鳴らしながら歩いていました。と、どこかで見たおっさんが、山笠の格好で歩いてきました。あっ、あれは小松政夫じゃないか。




 バイクで走ってる最中だったので、写真を撮れませんでした。無念。小松さんは、かなりきこしめしているようで、ふらふらでした。近くのラーメン屋に入っていこうとして入り口のタタキにひっかかってこけそうになってました。




今日の博多はそんなふうで、風情がありました。わたしにとっての夏の思いでは日田の夕暮れです。ま、これについてはまたの機会に。




いつか、郡上八幡の郡上踊りに加わってみたいなあ、おわら風の盆を夜中に見たいなあ、なんて、わたしにも街の熱が染ったみたいです。