2009年2月5日木曜日

あと1科目


なんか妙な気分です。ほとんど落ちないと分かっている科目の試験を受けるって。えっ?優を取れるように頑張れ?仰るとおりです。


でも、でもねぇ。先生達の採点の仕方がよー分からないんです。


というのは、今までの旧試験の答案練習会で、いわゆる優秀答案だったとしてもそれが必ずしもローでも優秀答案と評価されていないからです。


一体どう書けばローで優がもらえるのか、イマイチよく分からないのです。


前期試験でも、こりゃあかん、と思っていた憲法が優でした。その反対が商法です。可でした。あんだけ書いたのに。先生によって採点がまちまちなんです。しかも、おそらく自分の気に入った書き方をしないと良い点をくれないのです。客観的な採点が期待できないような気がします。


それから、実務家の採点もひどかったです。こちらは逆に形式的な要求が過剰です。もちろん実務家ですから法律をこれでもかというくらい堅く守りますし、学生にも要求します。ちょっとでも条文と外れるともの凄く減点します。


 どちらの先生達も、おそらく条文解釈とか論点掘り下げは余り好まれないのでしょう。逆に事案の分析をしっかりやって、確かにこの点はこうこうこうとプラスがある、しかし反対にこれこれとマイナスがある、だから総合するとこうだ、と事案の評価をしっかりやる答案が高く評価されるのではないか、と思われます。


 そうだとすると学者の教科書を読むのは無駄で、判例評釈、事例演習なんかで練習した方が良い、ということになります。


 実は今回の期末テスト、試しにそういうタイプの答案を意識して書いてきました。結果がどうなるか、楽しみが出来ました。


 残るは明日夕方からある民法のみ。今の気分は、盛り上がらないまま終わってしまったお祭りの後のつまらなさと寂しさ、みたいな感じです。


充実感がほとんどありません。もちろん行政法と民事裁判実務の要件事実だけは理解が深まってワンランクアップした感じがします。でもそれ以外の6科目は、なーんか微妙です。明日の民法はちょっとは担保物権の新しい考え方がわかりましたが、もの凄く役に立ったか、と問われると、う~ん~、です。


 そうなんです。結局、10月からの後期で為になった授業だったと思えるのがかなり少ないのが不完全燃焼の真の原因かもしれません。


 これでローの1年が終わってしまうのか、と思うと余計に鬱憤がたまりそうです。


 わたしが前から何度も書いたことですが、ローの授業の進め方はまことに不合理この上ないと思います。システマチックなところが全然無いのです。


計画的にその科目の修得をしていくといったものがありませんでした。行き当たりばったり、虫食い、基本を飛ばして各論の細かいところばかりやる、終わってみれば何も残っていない、そう言う授業がほとんどでした。


 なんか不平不満の大爆発になってしまいました。でも、もう来年5月が新試験だと思うと、実務家になったときに一人でやっていけるだけの実力を身につけつつ試験勉強もやる、という二本立てをあと1年3ヶ月でやり終えることができるのか、ローの授業が今のように手枷足枷という足手まといというか自分の目的にとって邪魔になるかも、と思うと、とても憂鬱になりました。


 正直、ローの授業は中途半端、どっちつかず、でした。自分の実力が上がったなあ、と実感できたのは自分で勉強したところだけのような気がします。


そう言えば我が校のモットーは『自学自修』でした。そうか!看板通りだったのか!ということは、それを知らずに入ったわたしの方が大馬鹿だったということでしょうか。


天神にある日本銀行です。立派な建物です。