2008年10月31日金曜日

今日で10月も終わりかぁ




やはり後期もきついです。予想以上でした。なめきっていた所もありました。



何度も書きましたが、要件事実と民法刑訴行政法が本当に大変です。



いつの間にか寒くなってきて、昨日の夜バイクで帰るとき手袋が欲しくなりました。



きょう金曜は週末のラストハードデイ。行政法の予習量がこってり多く、憲法もまともにやると判例読みとその読解とまとめがおおごと。さらに夕方からは民事救済、中身はほとんど民訴。これがまた学生のレベルが高いので(わたし以外みんな3年生)、彼らの回答のレベルも高く、恥をかかないための勉強が必要。今日の事例で言うと、150万円を超えて債務は存在しない旨の債務不存在確認訴訟(上限については主張せず)の訴訟物、裁判所が180万円を超えては債務は存在しないと認定した場合の処理、逆に100万円だったら、、、、


なんて、かなり難易度高い問題についてほとんどの学生が食らいついて言ってました。



 話を戻して行政法では前に座った学生がじゃんけんして、勝った人の列から当てていくのですが、今日はわたしがその一方の代表となってしまい、前列代表4人でじゃんけん。我が列の期待を込めた熱い視線を感じつつ教壇へ。


緊張しました。重い責任を背負ってるモノで。


 結果、見事に負けたのは良いのですが、隣の列の学生が勝ってしまったので、その列から始まり一番後ろまで行くと今度はわたしの列の後ろに続くと言う順番になり、先生がバシバシ当てていったのでわたしまであと二人と言うところまで順番は進んでいったのです。ああ、オレまで来るなあ、と覚悟して当たりそうな所を必死で読んでいたら、そこで授業が終わり、ふーっと息を吐きました。わたしの真後ろにいたもうちょっとで当たりかけた学生が、授業後、『Aさん、危なかったですねえ』と。同感同感。



それに比べたら憲法の先生はかなり優しいです。分からない、と返事した女子学生をやさし~く正解へと誘導してあげてました。




 昨日、O君のお見舞いに贈呈すると言ってた、民法の先生からもらった六法、クラスの女子学生にあげちゃいました、へへへ。


だって、憲法の授業でわたしの真後ろに座ったその女性に、六法をもらった話を自慢すると、その子はとってもうらやましそうな顔をして、いいなあAさんは、というような表情を浮かべたのです。そうそう、その表情が見たかったのです、わたし。


ほとんどの学生は貧乏です。で、六法なんてすぐ条文が変わるので1年限りの消耗品みたいなモノなんですがこれが高いんです。ですんでタダでもらえたというのはまさにギフトなんです。


ですから、その子の表情がとても素直な感情表現だったので、思わず『1冊あげようか』と言ってしまいました。するとその子はパッとうれしそうな表情をしたんです。これがまた素直で大変好ましいわけなんです、わたしには。


 で、六法を彼女に手渡したときもまるで10万円もするモノをもらったような喜び方をしてくれたのです。


差し上げたこっちまでうれしくなるじゃあありませんか。


こういう女性っていいですよねえ。あ、もちろん男性でもそうですけど。




というわけで、Oくん、ごめん。