2021年2月23日火曜日

大航海→大後悔

 令和3年2月20日土曜日に、壱岐に一泊で出かけました。半分仕事で女房と。朝10時に博多港を出発しました。壱岐まで2時間半の船旅。フェリーでした。気温は暖かく、空も晴れていたのですが、風が強く、そのため玄界灘は大時化。フェリーはボワンボワンと上下に揺れ、時たま、ガツンと大波にぶち当たってました。体が真下に落下するような揺れ方だったので、吐き気がもの凄くて、出港して1時間後に、我慢できずにトイレに駆け込み、ゲーゲー。おまけに朝からお腹の調子も悪かったので、上からから下からから、同時に攻撃されました。

本当に死にたくなりました。一生、食べ物は要らない、と思いました。

壱岐に到着後、郷ノ浦という港を探索。ゴーストタウンみたいでした。悲しくなりました。気分を回復させるため、かなり歩き回りました。昔は人がわっさわっさ歩いてて、商店街も賑やかだっただろうに、今ではどこもかしこも廃業したり空き家になってたりしてて、時の移ろいの残酷さが身にしみました。

とりあえずお腹に優しいから、と、うどん屋を探しました。廃れたアーケード街の中の小さな小さなうどん屋さんの、かなりマズいうどんをゆっくりゆっくり噛んで食べました。

ビジネスホテルに帰って昼寝。ところが空調がかび臭くて、肺が悲鳴を上げました。

日が暮れて、少しはお腹がすいてきたので、女房と二人、人っ子一人いない暗い街を歩き、福壽飯店という中華に。ところがこれがかなり旨かったのです。

又来年もこの店の料理を食べるためだけに壱岐に来たい、とすら思ったほどでした。

翌朝、用事を済まして夕方5時に今度はジェットフォイルで65分、帰路につきました。今度は水中翼船だったので揺れも少なく、快適に過ごせました。

かなりきつい船旅でしたが思い出深い旅になりました。でも今度壱岐に行くときは絶対に!フェリーでは行きません。