2020年8月6日木曜日

新型コロナと政府の狂気と司法試験延期問題

8月12日水曜日、お盆の直前から足かけ5日間、延期された司法試験が実施されます。
だけど、恐ろしいです。会場に行くのが。もちろん受験前の恐怖もあります。けれど、福岡市は感染者が多く、昨日も九大伊都キャンパスで感染クラスターが発生しました。
若い人でも重症に陥る人がいます。ましてや年寄りは~。4日間の長丁場の試験で、昼食は試験場で食べるのです。朝から夕方まで閉じ込められるのです。福岡だと300人くらいいます。その中に一人でも感染者がいたら、と思うと、ぞ~っとします。
また、わたしは怒ってます。国立の法科大学院、東大ローをはじめ、京大、九大、東北大、名古屋大、それと早稲田ローなどは8月の期末試験をリモートに切り替え、学生がローに参集することを禁じました。中央ローは試験自体中止しました。
そして、司法試験委員会の7人のメンバーの中にはローの教授もいますというか、委員長が東大ローの教授です。ローが参集型試験、対面式試験を取りやめたのに、司法試験はやる、というのはあまりにも矛盾しています。学生受験生にとってもローと司法試験との関係にとってもローと司法試験とは一体の制度なのに、片方が学生の安全確保のために取りやめたのにもう片方はあくまで実施するというのです。
しかもしかも、司法試験も予備試験も大人数で受けるのです。中には県をまたいで受験しにくる人も。さらに、名古屋会場でも、予備試験の福岡会場でもクラスターが発生しています。
それなのになんで?法務省は会場の安全確保は十分やっていると行ってるそうです。ですが、会場に来るまでの公共交通機関の安全対策は?
また、法務省の論理だと、各ローは安全対策が出来ないから取りやめたということになります。そうでしょうか?万が一にも学生にコロナ感染させない、という強い気持ちがあるからこそ試験を取りやめたのです。むしろ法務省の方が受験生の安全について真剣に捉えていないと言わざるを得ません。法務省から見ればローの中止行為は馬鹿げた無駄なものにみえるのでしょうか。

それから、安倍晋三の愚かさ加減には怒りしか覚えません。同じように管官房長官、西村経済再生担当大臣も。
今の日本人が苦しんでいる原因はコロナ、なんです。もしも今コロナが無かったらどうでしょう。誰も何も心配せずに旅行、お盆の帰省、飲み会、好きなだけやれるのです。コロナがあるから、コロナが恐ろしいからみんな自粛萎縮しているのです。旅行関係者が苦しんでいるのはコロナのせいなのです。コロナがいるから旅行を怖がるのです。だったらコロナを退治すればすべて解決するじゃありませんか。馬鹿でもわかることです。
ゴーツーキャンペーンをしてなにがどうよくなるのですか?観光地に元通りの客が来ますか?旅行代金を半額国が肩代わりして旅行に行っても現地の人々との触れあいは禁じられています。食事中は黙って黙々と食べなければなりません。温泉に誰か他の人が入っていたら怖くて入れません。それが旅行といえますか?
国は今ある財源を全て使い、借金をしてでも困窮者に現金支給して支援し、その代わり2ヶ月間徹底的に封じ込め対策をやり尽くす。それ以外の対策はありません。

今年2020年は異常も異常、超異常な年です。こんな世の中になるとは・・・・