たまりません、この暑さ。背中から汗がじっとり滲みだしてきました。
去年の過去問のうち、民事系の大大問をやってました。会社法の中でも複雑でこんがらがるところが密やかに出題されていました。
利益相反行為というところです。
会社法の条文が極めて分かり難いので、取締役と会社の利益が相反する場合が分かりづらいのです。辰巳の解説者もなんだか怪しいことを言ってました。
ひどいのはどの教科書類も説明不足な点です。自分でもいろいろと図や表を書いて分類してみましたが今一確信が持てません。
倒産法が控えているのに。
この前歴史教育が大切だと申し上げたのですが、なんであんなに熱くなったのか、ワケが分かりました。先日テレビでオバマ大統領の演説集を特集していたのを見たからです。オバマさんは演説の大半をアメリカや世界の歴史について語っていました。自分たちが先人の辿ってきた歴史の延長上にあることを常に聴衆に訴えていました。歴史に基づく演説だったので格調も高く、骨があり、説得力が溢れていました。
麻生さん、小泉さん、安倍さん、小沢さんにあんな演説が出来るでしょうか。
日本の政治家達は歴史をわざとかどうか知りませんが口に出しません。とても薄っぺらい感じがします。
わたしの高校の大先輩、落日燃ゆ、の広田弘毅のような政治家が現れて欲しいものです。広田弘毅も偉かったですが、城山三郎もまた偉い作家だと思いました。一貫して権力の愚かしさと恐ろしさを訴えてきた骨のある作家でした。