2021年3月14日日曜日

胃カメラ検査の結果


 3月12日金曜日午前9時半、薬院頼岡クリニックに行き、喉をしびれさせるどろっとした液体を口に含み、しばらく経って吐き出し、次いでベッドに移動させられ、眠り薬の入った点滴注射、手術台にベッドごと移動して口にマウスピースを入れさせられました。

看護婦さん『今から眠り薬の点滴を開始します』

わたしは、それを聞いて、『よし!自分がいつ意識がなくなるかチェックしてやる』

30秒後『まだまだ麻酔が効いてこないな』

・・・・

『安部さん、起きてください』と看護婦さんに言われ、『えっ?』。1時間ほど経ってました。

麻酔って、意識がなくなるのが瞬間的に襲ってくるんですねえ。まさにシャットダウン。

この間、まったく夢も何も見ませんでした。そのとき思ったのは『死ぬってこういうことなのかも、意識がなくなるということと死とは同じなんだ』ということでした。

そう考えると、ある意味、意識がなくなること=永遠の睡眠=死ぬこと、といえるのではないかと思い至りました。無、ということを初めて認知?(矛盾かも)したような気がしました。

お釈迦様も同じようなことをおっしゃっておられたみたいですけど。

で、胃カメラ検査の結果、2ミリほどのポリープがあったけど、まったく気にしなくて良い、胃が荒れている、ということでした。また、先日の大腸カメラ検査で切除したポリープの検査の結果も、癌では無かった、ということでした。

これで一連の検査が終わりました。舌癌検査、膵臓などのCT、大腸カメラ、胃カメラ、全部セーフでした。ものすごく嬉しかったです。特に大腸カメラ検査でポリープを発見切除したのはとてもありがたかったです。ほっといたら大きくなって癌化する危険が生じていたところでしたので。

クリニックを出たのが午後1時半。薬院駅にあるミスドでドーナツ買って、小雨の中、歩いて我が家に帰る途中、渡辺通り近くにある因幡うどんで、エビ天うどんのやわ麺を注文。昨晩9時以降絶食していたのと癌でなかったためホッとしたのと、小雨の中肌寒かったので、シミジミ美味しかったです。10分歩いて帰宅し、コーヒーとドーナツ!美味しい!!

全部の検査が良い結果になったことで、胃の調子も良くなってしまい、正月以来の空腹感が出てくれました。

その後、ローに行き、導入修習課題に取り組もうとしたら、福岡地検で検察教官3人が福岡に来て説明会をするというので、行ってきました。初めて地検の建物に入りました。特別な緊張感がありました。

3時半開始で、5分前に部屋に入ると、すでに参加者全員(10人程度)、スーツ姿で背筋を伸ばして座ってました。わたし?もちろん、普段着のズンダレた服です。

わたしが着席するとすぐに説明会開始。

検事さんたちはざっくばらんな感じでした。裁判官とはちょっと雰囲気が違い、高級役人の匂いと少し弁護士的雰囲気の両方の混じった感じでした。

わたしは事前課題とか二回試験とか、とにかく研修所を無事に卒業して弁護士登録にこぎ着けたい一心というレベルの低い意識しか無く、他の合格者のような検事任官うんぬんといった、卒業は当然の話みたいな心理にはなれませんでした。

でも、本物の教官と話が出来て良かったです。むしろ、なんで参加者がこんなに少ないのかが不思議でした。多分、説明会の告知が下手くそだったからだと思います。卒業生はローの学内ネットなんか見ませんし、見ることも原則できません。なのにその学内ネットでしか告知しないのですから、せっかく東京からわざわざ来てくれた教官たちが骨折り損で、申し訳ない気持ちにすらなりました。

翌日土曜日は今度はTKCが合格者のための修習説明会を開いてくれて、こちらもとても役に立ちました。この話はまた後日。


八代亜紀 AKI YASHIRO - 釜山港へ帰れ