2009年11月21日土曜日

2年前






















の、今日でした。わたしが九大ローの入試を受けた日です。







そして今日もまた新たな入試が。知り合いが二人受けに来ました。







民法が最初の科目で、またしても物権から、しかも共同抵当が出たんだそうです。なんじゃそりゃ、です。







択一ならともかく、まともに論文答案を書けと言われると難しいと思います。







みんな書けなかったんじゃないでしょうか。







会社法は取締役の利益相反あたりからまた出たそうです。これもまた毎年同じです。







民訴も当事者適格とか、、、、あとは忘れましたが、毎年同じような箇所から出ているみたいです。







 受験生は意外に若い人ばかりみたいでした。旧司法試験が終わるので、おじさんおばさんがドドッと増えるのかと思っていました。







あの旧試験のベテラン、超ベテラン受験生達は一体どこへ、と気になってしまいました。







 外は冬っぽくなって寒さを実感するようになってきました。おかげさまでようやくローの自習室内の温度もちょうど良いくらいになりました。







 ただ、午後やってくる睡魔は誘惑たっぷりでしかも強力です。







明日は辰巳。倒産法の達人という講座を聴きに行ってきます。法曹会から出た例題解説破産法、と言う本を読んでいます。イイです。やっぱ実務的な本は良いです。ファイナンスリースの疑問が氷解しました。
☆料理の鉄人坂井シェフが経営するフレンチ、お城の前にあります。すごいデコレーション!
☆☆ 世界を変える100人の日本人、という番組がテレビ東京系列で放送されています。その中で、藤田哲也博士という気象学者のことが紹介されていました。小倉高校から明治高専(今の九州工業大学)、東大で博士号、積乱雲の内部では気流が下降していることを突き止め、その研究成果からシカゴ大学に招かれ、竜巻研究,そこで藤田スケールと言って竜巻の規模を計る、地震のマグニチュードのようなものを、自分のイニシャルのFを使って表示されるようになった人です。フジタスケールと言って、F0とかF3とか表示するんです。また、ダウンバーストを発見した人でもあります。
前から知ってましたが改めて凄い人だと思いました。
わたしは修猷館という福岡の高校を出ましたが、中二まで小倉に住んでいましたので自分は当然小倉高校に行くのだと思っていました。
ですんで、小倉高校出身だと知って尚更藤田さんを身近に感じました。
死の直前まで病院のベッドでも研究を続けいたそうです。
うらやましいと思いました。
わたしが京都からこちらに戻って九大の近くに下宿したとき、そこの大家さんが九大文学部の名誉教授でした。その先生は退官後も研究に没頭されていました。
自分の好きなことに没頭するって、良いですよねー。
周りは迷惑するでしょうが、本人はやりたいことをやり通したんですから、満足満足、ではないでしょうか。そうでもなかなあ。研究って、やればやるほど知りたいことが増えますから。
 そう言えば、坂の上の雲、今NHKが大宣伝しています。私が高校生のころ、初版本が出ました。もの凄く面白くて仕方がなかったです。
ちょうど同じ頃、モハメッドアリがフォアマンとアフリカで対戦したのです。なんと戦前の予想を覆して蝶のように羽ばたいたアリが逆転勝ちしました。
それと坂の上の雲とは全く無関係ですが、同じ時期だったので鮮明に覚えています。
 話がどんどん逸れてますが、勘弁してください。坂の上の雲の中の登場人物に、実はわたしの高校の大先輩がいるんです。
 それは、ロシア革命の陰の立て役者とされる、日本のスパイ、明石元次郎大佐が修猷館出身なんです。これには感動しました。めちゃめちゃカッコイイじゃないですか。日露戦争でロシアを疲弊させて内部から弱体化させて日本を優位に立たせようとして、全世界を股に掛けた壮大な諜報戦を仕掛けたんです。
 日本政府から何百億円という軍資金を任されて諜報戦略に用いたんです。
戦後、明石大佐は詳細な明細表を政府に提出して余った軍資金を政府に返還したんだそうです。こんな事をしたスパイは後にも先にも居ません。
  ひょっとしてわたしの高校の先輩の中で最もカッコイイ人じゃないでしょうか。でも藤田博士もまたカッコイイと思います。
  それに比べればわたしは、、、、。