夕方、近所の住宅街をスクーターでてれてれ走っていると、右手の家の門の下から灰色地に黒い縞模様のどら猫がびょっと飛び出してきました。はは~ん。オレのバイクの前をひとっ飛びで横切る腹だな、と予測したので徐行してやったところ、思いがけずそのどら猫は足を止めて、わたしを地面からにらみつけたのです。おんどりゃぁ~っという感じです。
なにを~!そっちがガンとばすんならこっちだって黙っちゃいないぞ、とわたしもどら猫をにらみ返しました。
すると、そのネコは体をかがめ、目をおもいっきり細めてゾッとするような上目遣いでわたしにガンつけてくるのです。
で、わたしも、こんにゃろめ~とさらににらみ返してやりました。
その間約5秒、結局、私のバイクがゆるゆるとそのネコの横を通り過ぎるまでお互いににらみ合い続けました。
異種動物間格闘技をした気持ちです。勝敗?その場から去ってしまったのでわたしの負けかも。
その前、長住のファディというスーパーにコーヒーを買いに出かけたところ、目当ての深煎りコーヒーがほとんど品切れで、わずかに88グラムしか残っていないとスタッフの女の子に言われました。残念、また別の日に買いに来ますと告げると、その子はささっと残った88グラムを袋に入れ、わたしの前に置いて、つなぎにもならないわずかな量ですが、どうぞお持ち下さい、と言いました。
えっ?くれるの?と尋ねると、ええどうぞ、との返事。
かっこいー!惚れました。
今度、お許しが出ればその子の写真を載せます。