2008年5月23日金曜日

入学金免除

残念!28万円払わなくちゃならなくなりました。免除申請が不許可に。
9月末までに払え、との通知が。仕方がないので、奨学金から毎月少しずつ貯めていきます。届いた封筒が微妙に厚かったので、イヤな感じがしたのが当たりました。
このあと7月に授業料の免除申請の決定通知が来ます。コワイ。
トトで6億円当たらないかなあ。

 民事執行法の二コマ連続授業が今日明日と二日連続であります。明日土曜は本来休みなのですが、先生の都合で臨時に行われることに。全く初めての科目はきついです。事前に教科書を読んでおけ、ということなので、時間はないわ、中身はよーわからんわでプレッシャーが大きいです。おまけに授業中民訴の細かい条文を当てるので緊張します。今日も当たりました。ただ楽な質問で助かりました。
来週は民訴、憲法、ひょっとしたら刑法刑訴で当てられます。民法と行政法はテストがあります。 
今日の憲法は、ノンフィクション逆転、石に泳ぐ魚、を題材にした、表現と名誉、プライバシーとの関係でした。
 わたしの前の順番で授業終了。来週のトップバッターに決定。今日から別の先生が担当。昼ご飯をおごってくれたO先輩(先生)が言うには、『あー、あの先生かぁ。俺らよりも年下やじぇー』と。がくっ。
 わたしは先週までの先生の方が怖かったです。聞いてくる事柄が、広いし底知れず深いし、一体何処まで予習すれば良いのか分かりませんでした。しかも切り口が主張反論型といういかにもロースクール的な流動的授業なので授業を受けた成果を後に残しにかったです。
ところが今日からの先生は、質問事項が全て文書化されていて、しかも質問内容も、テキストであるケースブック憲法に書いてある(といっても全部読んだら50ページくらいありますが)事柄を見つけ出せれば大体OKで助かります。おまけに質問のとき優しく誘導してくれるので負担感が10分の1に減りました。といっても合計して6時間くらいは予習に費やしましたが。
 というわけで、憲法は大分楽になったのですが、告白すると、前の先生は切り口が斬新で、視点もユニークで、目から鱗が落ちる気持ちが強かったです。まあ、ロー初体験のショックで斬新に感じてしまったのかもしれません。けれどもあの先生には秘めたる情熱 を感じました。なよなよした外見の内側に確固たる自信がみなぎっていました。
 対して今日の先生はどうも学生の実力(もちろん、無いと言う意味)に合わせてレベルをわざと下げているように見えました。
 とはいえ、どっちも判例をたくさん読ませる点では変わりません。で、自分がいかに判例をきちんと読み込んでいなかったかを痛切に感じました。逆に言うと、判例というものは、慎重に言葉を選んで自分たちの論理を意図的にかどうか、分かり難く伝えている、だから長文の判旨を慎重に読み込む作業を、きついけれどもやれなければならないのだということを学びました。
 ローに入ってつくずく感じたこと、法律家って本当に文章をいっぱい書くんだなあ、それ以上にいっぱい読むんだなあ、ということです。
そうそう、きのうの行政法の先生が言うには、余りに頭が切れる学者はかえって論文を書かないそうです。分かり切ったことなんか書く気が起きないんだそうです。でも、実務はそうは参りません。裁判官の書く判決文の量はすごいなあ、また、原告被告の答弁書反論書もすごい。よくもまあこんだけ大量に書けるもんだ。まあそれが仕事なんでしょうけど。しかしこれもまた慣れの問題なのかも。
結論、大量に読んで大量に書く、これが実務家である。