2008年9月30日火曜日

人だらけ


ロー内は騒々しいです。学生がひっきりなしに歩き回り、立ち話しをし、情報交換をし、パソコンをバシバシ打ち、コピーし、宿題の締め切りに右往左往し、と明日からの授業再開に大わらわです。


わたしも、民事裁判実務の宿題で頭を悩ませ、また、なめきっていた憲法の予習がえらく大変なことを今日の今日認識して、胃が痛くなってきました。なんと、今週金曜の授業の他、翌土曜日には来週の授業が休講になる替わりの前倒しの補講をする、と言うのを今日になって知ったのです。つまり、大量の予習事項が2コマ分どさっと舞い込んできたのです。なにせ憲法は判例を目一杯読んで文言を逐一分析しておかなければならないので、もの凄く時間が掛かります。

そんなこんなで夕方から頭痛がしてきました。机の中にしまっておいたバファリンを飲んでもう一踏ん張り、というところで女房からメール。晩ご飯だから戻ってこい、と。番犬のように飼い主の元へ。


まだ大勢が残っているローをでると雨の中を住吉へ。


そうそう、思い出しました。今朝8時過ぎ、クルマで大濠公園横のアメリカ領事館の前の道路を走っていると、横断歩道に19歳くらいの女の子が二人立ってました。近くに美容専門学校があり、そこの学生みたいでした。わたしが停止して彼女らに渡ってもらおうとしたところ、渡り終えた二人の内の一人の子が、なんと渡り終えると同時にわたしに向かって頭を下げてお辞儀をしたのです。


これには強烈に感動しました。いっぺんでその子が好きになりました。そして、今日一日がすごく良い日になりそうな気がしました。


それと同時に深く反省しました。自分は礼儀正しい男だ、と自負してきましたが、その女の子に打ちのめされました。気持ちよい負けではありますが。謙虚さ、心のそこからの感謝の念、を忘れていたのを思い出させてもらいました。



 


2008年9月29日月曜日

ブルーモーメント







夜明け前と日没直後の空が神秘的な青さに染まっている様子のことです。地平線に近いところは橙色、それからピンク、赤、紫、明るい青、真っ青、暗い青、そして黒、といろんな色で空が染まる時間帯です。




世界中のブルーモーメントを撮り続けている写真家がいるそうです。ものすごく親近感を抱きました。そしてうらやましさも。








昼過ぎ、持参した弁当を理農食堂で食べようとロー外に出たところ、寒さにたじろいでしまいました。




季節変化が極端すぎます。半袖シャツを着てたのが場違いに感じてしまったほどです。




今週木曜から後期授業開始。よくよく見渡すと予習が準備できておらず、あわてております。明日朝、予習ゼミがあり、その準備におおわらわです。




陳腐なセリフですが、ほんとうにあっという間に10月がきてしまいました。
写真は、箱崎のラーメンや、春陽軒、450円。近松の浄瑠璃の題材となった米一丸、多々良川。



2008年9月28日日曜日

合格者座談会


今年の合格者3人から話を聞きました。よかったです。


完全既修、完全未修、一部未修、とみなさん経歴を異にしていて、違った見方が出来てこれまた有意義でした。


みなさん率直に答えていただいたので、わたしが聞きたかったことのほとんどを聞くことが出来ました。


特に聞きたかったのは、今年の憲法のような問題文が8ページもある問題の処理の仕方です。


3人とも、憲法はすごくきつい科目だった、とか、最後までよく分からなかった、とか、ネガティブな感想でした。それを聞いてかなりホッとしました。合格者も苦手にしてたのかぁ、そうかそうか。俺だけじゃなかったんだ、と。




それから、行政法の書き方、良い本、勉強方法なども。


旧司の参考書や論証集だけで受かった人も結構いるそうです。その逆も。

みなさん、異口同音に仰ってたことは、受かり方、勉強方法は人それぞれだということでした。

そうだろうなあ。だって2050人も受かる試験ですから、この方法しかない、なんて言う方が変です。旧司よりももっとバリエーションが多いはずです。

また、月曜から金曜まで毎朝8時からゼミを組んだと言う人も。生活を規律させるためだったとか。これは良い方法だと思いました。同じ自習室で勉強する環境だととても効果的だなあ。



いろいろ聞いてたら2時間があっという間に経ちました。


午後は民事裁判実務の課題とリーガルライティング(書式の書き方)の課題にとりかかり、前者の課題がよくよく考えると難しいことに気付きました。

民法の期限や商行為の時効の問題もからみ、もし授業で先生に問い詰められたら立ち往生すること間違いなし。相変わらず読みが浅い自分にがっくり。

2008年9月27日土曜日

『おはよう、今日は寒いですねえ』




これが今日の挨拶でした。とうとう本当に秋が来てしまいました。



長袖シャツとウインドブレーカーを着込んでバイクでローへ。



朝、この前原付免許を取ったばかりの姪っ子が来て、私のバイクで練習したいというので、それならば、広い広い箱崎九大理系校舎に行って練習しよう、ということになり、わたしはバイク、姪っ子は地下鉄で箱崎まで。



1時間ほど練習しました。バイクは楽しい、との感想。男みたいです。



その前に、ロー内を見せて、知り合いの学生たちに紹介して回りました。男の学生は『Aさんとあんまり似てませんねえ』と。すこしがっかり。






バイクを走らせるのは危険がつきまといます。とくに福岡はあほたれドライバーが多くて恐ろしい運転をします。また、のろのろ運転の方がかえって危ないことが多く、自分を守るためにスピードを出さなければならない時が結構あります。また、天神や博多駅周辺では車線の引き方がおかしいためぶつかりそうになったり、交差点付近に平気で路上駐車したりして、バイクの運転にはかなりの技量と勇気が必要です。



それらを克服するためには、矛盾めいていますが、率先してそういう場所を走らせなければなりません。それをやらない限り運転技術と度胸はいつまでたっても身につかないでしょう。ただ、それを女の子にやれ、とは言いにくいところがあります。なんて、アンビバレントなこころの葛藤に襲われました。




夕方は更に寒くなり、とうとうフリースとウインドブレーカーの両方を着込まずにはいられないほど寒くなってしまいました。




今日は本番の民事系。民法は簡単ですが、会社と民訴は読まされる量が多くてうんざりしました。精神的にきつそうな感じがしました。気力体力の勝負のような気がします。


どこに何の問題があるのか、拾い出す作業が大変です。




明日朝は択一の残りをばばばーっと飛ばさねば。多分商、刑訴民訴は細かい知識が出ているのでしょう。




そうそう、来週から始まる後期授業の課題提出日が10月1日、というのが2科目あり、どれも全くの手つかず。おしりが燃えはじめました。

2008年9月26日金曜日

本番刑訴


菊池幸夫弁護士による新司刑事法論文問題解説、素晴らしい内容でした。


行列の出来る相談所に出演しててへらへらしてるようでいて、その実実力はめちゃくちゃあります。重要論点である非伝聞の解説をした箇所ではっきり分かりました。そんじょそこらの学者を凌駕しています。さすがは元研修所教官。


彼の解説を聞くと、刑訴の問題、特に伝聞のところの出題がいかに難問だったかに気づかされます。あの問題をきちんと書けた受験生はそんなにいないと思います。明後日ある合格者体験会で質問してみます。


逆にもう一つの論点である差押えについては、近時の判例の細かい事案を、事実関係までしっかり掴んでおかねば高得点が取れない問題で、判例勉強の重要性を再認識しました。


今日の大ショックは、時間割が変更になってわたしが狙っていた授業に出られなくなってしまったことです。

詳しく書くとローから叱られそうなのでこれ以上は言えませんが、わたしの目論見は海の藻屑となりはてました。

仕方ないので発想の転換を図ります。今年後半は行政法と会社法、それから民訴刑訴の択一に集中しようと思います。

そして来年、倒産、それから租税を徹底的につぶすことにします。


今、温度は23度。今日の風は冷やっこい風でした。大地に残っている熱と冷たい風が混ざって、凄く面白い空気になってました。

雨が蕭々と降っている







三好達治の詩です。大好きな詩です。阿蘇の草千里を詠んだ歌です。



今ちょうど深夜零時です。雨がしっとりと降っています。



もうすぐ後期の授業が始まるので段々とローに学生が増えています。



ロー内にはゼミ室が二つあるのですが、その部屋を予約するのは激戦です。



頻繁にゼミをやってるグループがいくつもあるのです。



月末にわたしも予習ゼミをやろうと思うのですがなかなか部屋が取れません。



今年の新司法試験公法系、憲法は旧試験とあまり変わらない中身でした。



受験生答案もぱっとしなくてレベルがそんなに高くなさそうな感じです。



行政法も、自分の実力は脇に追いといて言わせてもらうと、基本的な感じでした。刑法も旧試験の過去問をつなぎ合わせた感じです。



やはり法律の試験である以上そんなに変わらないのでしょうね。わたしの個人的意見ですが、問題文が長いことで、知識の吐き出しがかなり減るのでは、とおもいます。つまり、旧試験では問題文が短いので何が問われているのかがすぐわかりました。けれども新試験では何を書くべきかがぱっと見ただけではよくわからないので、まさに問題を発掘して解くという意識が必要です。



けれども一旦発掘したらあとは旧試験と変わりません。むしろ下らない論証なんぞを書かずにいきなりズバッと問いに答えることができるので、気分が良いです。






今日夜帰ってきてポストを見ると、ねんきん特別便が入っていました。例の桝添大臣のやつです。



本物です。でも不思議な感じです。まるでオレオレ詐欺の電話がかかってきたような感覚です。
下の写真は清川にある石村萬盛堂のアウトレット店、半額以下でお菓子が買えます。夜11時まで。



2008年9月24日水曜日

福岡3題







1,やっと二人目の福岡選出総理大臣就任。一人目は広田弘毅。あ~あ、緒方竹虎みたいな人物ならよかったのに。




2,福岡ソフトバンクホークスの王監督辞任会見 涙が出ました。九州人はみな王さんが好きでした。




3,小戸公園殺人事件の犯人は母親だった。言葉がありません。








ちなみに、麻生太郎総理と王監督はともに68歳と同年齢。麻生さん、若い。






今度の日曜日、新司合格者から体験談を聞く会があり、それまでに一度今年の問題をやっておこうと、とっかかり始めました。今日は択一憲法と論文公法系。



択一は懐かしの旧司問題とほとんど同じかやや易しめ。やはり判例からの出題が多かったです。基本書からの出題は、疑義あり問題に近いです。



 論文はさすがに問題文がもの凄く長いです。やはりポイントは論文の問題文解析能力を磨くことでしょう。



それと筆力。



そしてまた商法刑訴民訴の択一対策が必須。






行政法の、リーガルクエスト、と言う本、半分近くまで読みました。良書です。



行政法はやたらと分類だとか定義だとか整理だとか、が多いので図表を作って頭の整理をしなければなりません。



そこで、友人から送ってもらったマインドマップ作図ソフトが大活躍しております。






机周りの整理が完成したので予想以上に心が沈着、行政法の分かり難い本を嫌がらずに読めるようになってきました。
木製本棚を改良して台車を取り付け取り出しやすくしました。台車の高さ分高くなったので天辺をのこぎりで切り落としました。労作です。








休み明け







秋分の日も終わり、いよいよ本格的な秋に。ちょうど良い気候です。



そろそろみんな後期授業の予習に取りかかり始めています。



民訴のテキスト、要件事実論、面白いです。倒産法や行政法と比べて、勝手知ったる我が家的な安心感があります。






新司法試験の択一過去問を解き始めています。かなり古くさい臭いがする問題が多いです。



やはり論文試験、それも問題文の読解、分析が最も重要ではないか、と思いました。






土曜日曜祝日のロー周辺は、まったくの過疎地域に陥ります。どこにも店がないのです。10分間歩いてコンビニとかうどん屋とかガストとかに行くしかありません。



仕方なく歩いて小麦冶(こむぎや)という安いうどん屋へ。肉うどんに温泉卵が入って440円。たしか、かけうどんが180円?だったかと。



味は結構いけます。






近頃8時半起きなのでまずいです。明日から6時起きに修正します。



昨日、女房とプチドライブ。海の中道まで。ホテルが大改造されていてアジアンテイストむんむんでした。景色は凄く良かったです。でも、以前には無かった人工島の工場やガスタンク、クレーンなどが建って、興ざめでした。



帰りにトリアス久山に寄りました。かなり寂れているようでした。




2008年9月22日月曜日

小戸公園











小学生の男の子が首を絞められて殺されました。あの公園も、あのトイレもどちらもなじみのある場所だったのでもの凄いショックでした。




あそこでバーベキューをしたり散歩したりしてたのです。もの凄く広い敷地内には岬があってプライベートビーチのような浜辺が突端にひっそりと隠れてたり、ヨットハーバーもあれば小山もあったりして、また、夕陽がとてもキレイで、福岡市民の隠れた名所なのです。多分犯人はすぐ見つかると思います。いつもあの公園をうろついてたんじゃないかなあ、という気がするので。




今日は昼からローへ。女房手作りの弁当持参、それと昨夜煎じたヤーコン茶。




ヤーコン茶は大変気に入りました。とってもおいしいです。健康にもよさそうなので続けてみます。




 ローは今日も静かでした。机の周りが片づいたので気分が良いです。空調もやや肌寒いくらいなので、秋だなあと感傷的になって行政法の本をよんでました。




有斐閣の、リーガルクエストシリーズの行政法をよんでますが、濃いです。




そこで定義とか制度なんかの説明について分かりやすく説明してくれている、『行政法が分かった』も併読してます。こちらの本は参議院法制局の部長と課長が書いている、役人本なのでとても分かりやすいです。




 昨日書いたように、実務家の書いた本は大変読みやすく分かりやすいですねえ。




 で、後期の授業は、ケースブック行政法という本を使用します。




相変わらず、判例と設問だけ、という学生泣かせの本です。








きららの湯で淹れたコーヒーはやっぱりおいしかったです。








2008年9月20日土曜日

要件事実











久しぶりに民訴を勉強し始めました。『問題研究・要件事実』(司法研修所編)はとても懇切丁寧に教えてくれる本です。刑訴でもそうでしたが、実務の本のほうがはるかに読みやすく分かりやすいです。もともと読み手が分かるようにとの意図のもとで書かれているからでしょう。




 午後、二丈温泉のラドン温泉水を汲みに女房と出かけました。40リットルくらい汲んできました。300円でした。




帰ってから夕食後、女房が、チラシをわたしに見せました。それはさっき汲んできた温泉水の通販広告でした。




2リットルで500円だって!! オーマイガッ!




40リットルだと1万円になるじゃないか。




なんとまあ、、、。ある意味リッチな気分にはなれそうです。1本500円の水をがぶがぶ飲めるわけですからねえ。








その二丈温泉は糸島半島の中心地前原市の先にあります。




帰りに前原駅裏にあるAコープで買い物をしたとき、ヤーコン茶というお茶を発見。




わたしにぴったりのお茶みたいだったので早速買ってきて煎じて飲みました。




結構いけます。元気な体になれそうです。




昨夜、ダイエット番組で、朝バナナダイエットというのをやってて、そうとう成果を上げたみたいだったので買おうとしたところ、完売でした。
朝バナナとヤーコン茶で肉体改造できるかな?
写真の駅は筑肥線の前原(まえばる)駅。なつかしいです。4年間、ここの塾に通って朝から晩まで働いていました。夏期講習、冬期講習では1日15コマ連続授業というギネス級の殺人的授業をやってました。
牧のうどん、という結構有名なうどんやチェーンの本店です。
この本店がある場所の名前が、牧という地名なので、牧のうどん、という屋号になったのです。
ちなみにそこの経営者の子供が塾に習いに来ていました。











静謐


昨日午後、思い立って学修室の自分の机周りを改善すべく、本棚(机の下に収納する小型木製)に改良を加えたり、机の前方の棚に、A4ルーズリーフを仕舞えるような高めのスチール棚をニトリから買ってきて組み立てたりしました。


そして今朝、やっとのことで無事本と本棚がきちんと納まり、その影響で頭もすっきりしてきました。周りを見渡すと、わたしのようにぎっしりと本を持ち込んでいる学生と、反対にほとんど全くがら空きにしている学生と、千差万別です。


後期授業用に本代が合計3萬5千円以上かかってしまいました。


その3万5千円分の本の置き場所確保のためにはどうしても本棚の整理と増強が必要だったわけです。


おかげで大変な出費となりました。


 ただまあ、すっきり整理できたので、勉強に集中できるようになりました。


後期は刑法の授業が全くない替わりに民事系の授業が増えました。


民法以外に、民事弁護論、民事裁判実務、リーガルライティング(どうも書式の記載練習らしいです)、民事救済、倒産紛争処理、とあるのです。


公法系は、憲法、行政法。刑事系は応用刑訴だけ。あとは商法。どうも手形をやるらしいです。


ちょっとまずいなあ、とビビッタのが倒産紛争処理。授業ではいきなり難しい(かつべらぼうに高価な)ことで有名な『ロースクール倒産法』をどんどん当てていくそうなので、あと10日で他の科目の準備とともに行政法のマスターと破産法の勉強をやらなければならなくなりました。


学修しつは少しずつ人が戻って来つつあるものの日中は静かです。夕方、日が落ちるのが早くなったので気が付くとあっという間に夜になっています。




太田農水大臣が辞任しましたね。無責任無能無知そして厚顔無恥を貫いてサヨナラしました。福岡人にとっては恥ずかしいです。




この前姪っ子と行って汲んできた二丈町のきららの湯の温泉水が使い終わり、仕方なく水道水でコーヒーを淹れたところ、マズイの何のって。全く違います。毎日コーヒー豆を挽いて魔法瓶に入れてローに持って行くのですが、温泉水で淹れたコーヒーは夕方になっても味が落ちないんです。水道水で淹れると最初っからまずくて、時間が経つともっとまずくなります。


あの水は本当に素晴らしいです。
ブラスバンドが大好きなんで、楽器屋さんのショーウィンドーに並んだきらきら輝くサックスをみただけでウキウキしそうです。福岡には精華女子校という、世界一にもなったメチャうまな高校生バンドがあります。


2008年9月18日木曜日

倒産法集中講義


終わりました。基本レベルという割にはいきなり各論から始まってしまい、ブレインストーミングのようでした。



終わってみると、倒産法体系の感覚が少し掴めたかな、というところでしたっ。



この中元先生は、ロジックと言う言葉をよく発していました。



学生に当てたときも、学生が判例の結論だけを答えたとき、理屈で説明せよと迫りました。



原則と例外、制度趣旨からみた筋論と利害関係人間の調整による妥協との峻別、説明に濁り、澱みが全くありませんでした。



クラスの連中はみんな、あの水元先生はスゴイ、と言ってました。全く同感。



 次回は10月から川嶋先生が中級編の講義をやります。これにも出るつもりです。川嶋ワールドというものがあり、これはまた独特の雰囲気があります。博覧強記、とくに文学についての造詣が深く、人間に対する愛情をたっぷりお持ちです。



 思えば学生時代、一こまが110分もあるなが~い講義時間と教授陣のお経みたいな、自作ノートをただ読み上げるばかりの講義内容に我慢できず、出席率は10パーセントだったなあ。



いまでは講義を聴くこと自体が苦痛だということはほとんどありません。憲民刑以外の科目はむしろわくわくしながら出席しているほどです。



もっとも後期授業の予習はこれまた相当大変そうですが。




迷走台風13号が南から湿った強風を持ってきました。わたし、風にはうるさいんです。今日の、とりわけ夜の風は絶品でした。秋の夜のしみじみ心を煽るように、寂しげな風情の夕暮れの街を思いっきり暴れていきました。







 

あと一日











倒産法集中講義の後半二日目、90分授業が3コマ連続。




やはりプロは違うなあ、と先生の実力に脱帽。条文文言がばんばん空で出てきます。趣旨もすらすら、具体例も豊富、そして大事なところはなんどもなんども繰り返してくれます。くどいほど。




それでもなかなかついて行けません。破産法の概念に習熟していないせいだと思います。




それも明日で終わり。もちろん、明日も3コマ連続です。




学生はほとんど全員しっかり予習してきていました。さすが。








後期民法の香山先生にメールを打って、授業用の問題を一太郎に打ち直したものをメールに添付して送ってもらいました。凄く親切な先生です。




こうやって思い返してみると、近頃の大学の先生は非常に親切丁寧です。これには心の底から驚きました。




わたしの出身高校も大学も天下一のほったらかし学校でした。しかもそれが校風、学風だとうそぶいておりました。




大学はまだ許せます。でも高校については全く犯罪的だと思います。大学受験勉強は99パーセント独学自習でやらざるをえなかったのです。




わたしが塾や専門学校の講師の仕事に就いたのはそのせいです。本当の教師とはかくあるべし、をみせつけてやりたかったのです。まぁ、江戸の敵を長崎で討ったようなものですが。




 話を戻すと、ローの先生の美点は、講義計画をあらかじめ緻密に組み立てていること(超例外も約一名あり)です。終わった後のレジメの厚さと体系的整理は、ほんとたいした物です。




惜しむらくは通年授業がないため、じっくりやるということができないことです。








わたしと言えば、晩ご飯を女房の実家で頂戴した際、ついSASUKUEに釘付けになってしまいました。




アメリカではニンジャウォリアーズという題名で、もの凄い人気番組になっています。クールジャパンはここにも。








今朝、クルマでローに向かう途中、計3回危ない目に遭うところでした。うち2回は年配のおばちゃんが突然道路に飛び出してきたのです。他のドライバーだったら確実におばちゃんは病院行き(か、葬儀場行き)になってたところです。




3回目はタクシーの強引な割り込み。危機一髪で回避。福岡のタクシーはめちゃめちゃです。例えば信号が赤になって右折の青の矢印信号になったとき、ちゃっかり平気で左折するんです。この悪習が一般人にも伝染し出しております。規範主義者であるわたくしには耐えられません。

東京から来た学生が異口同音に話していたのが、福岡のドライバーのマナーの悪さです。わたしに言わせれば自転車もひどいです。車道を右側通行するやつが多いし、2台で並んでおしゃべりしながら漕いでる女の子、また、横断歩道をてれ~っと歩くヤツ。クルマはじーっと我慢しておまえらが渡りきるのを待ってるんだぞ。




まったくもってモラルハザード(道徳の崩壊)であります。




はなしがあっち行ったりこっち行ったりわたしも蛇行運転になってしまいました。
筥崎宮の放生会も終わり、博多の街の大騒ぎ行事は残すところ大相撲九州場所のみ。昔の九州場所の頃はもの凄く寒かったのに、今は昔、です。
KBC深夜番組のドゥオーモのスター高橋と岡本しぇんしぇいを見ました。なつかしのお化け屋敷も。
と、何故かでかいウサギをまるで海賊のオウムのように肩に載せたおっちゃんが平然と参道をさっさと歩いていきました。不思議、でした。




 




2008年9月16日火曜日

一月ぶりの授業











新鮮でした。倒産法の中元先生のお盆以来の授業。熊大から出張してこられています。授業前思い切って質問してみましたところ、丁寧に教えて頂きました。




授業中当たった学生のうち半分は模範解答(さすが)、あとの半分は撃沈、でも、ちゃんとフォローしてあげてました。今は間違っても良いんだよ、とか、多くの学生が間違うところだから、とか。優しい人です。もっとも顔は髭もじゃで、一見するとコワく見えますが。というか、先生というよりもオーバードクターにしか見えません。




この1ヶ月間、ちんたらちんたら倒産法の良い本漁りをしてたのでなんとなく授業内容が分かりました。やはり大づかみな理解が必要だなあ、と実感。




今どこをやっているのかが大体分かりましたもの。




 結局、一番薄い本だった一橋出版のコンメみたいな本が最良(初心者には)でした。




 良かったと言えば、めちゃくちゃ為になるロー学生のブログを見つけました。彼は今どっかの国立大学既修2年目みたいで、適性試験の勉強方法とか行政法の良い本や勉強方法など、とても波長が合うとともに、わたしよりもたっぷりまじめに勉強しているので役に立つことしきりです。




 彼のホームページアドレスが知りたい方はその旨お知らせください。








話を戻すと、後期授業開始2週間前に集中講義を受けて良かったです。夏期休みの残り、きばってやらねば、と気合いが入りました。
写真は篠栗線、流通センター付近のみぞえ住宅、秋の夕暮れのもの悲しさがたっぷり。なぜか、ゆうやけこやけでひがくれて、やまのおてらのかねがなる、という歌詞が頭に浮かんできました。
筥崎宮の放生会は18日まで。夕方のぞきに行くと、スゴイ人とイカ焼き、串焼き、お好み焼き、梅が枝餅、、、、、、のにおいが充満。夕ご飯前だったので死にそうでした。

2008年9月14日日曜日

太田誠一を見た




姪浜にある黒木書店までバイクで向かう途中、南庄というところに農林水産大臣の太田誠一代議士事務所があるんですが、ちょうどそこを通りかかったとき太田氏が事務所から出てくるところを見ました。



おしゃれな格好をしていました。でも何で今頃地元にいるのかしら?と不思議に思いました。農水省内で陣頭指揮を執って三笠フーズ事件を徹底的に洗い出すべき責任者なのに、選挙対策を優先させて水面下の暗躍をしに帰福したのでしょうか。麻生、古賀、山崎、と福岡には自民党でも指折りのくせ者がそろっておりますからねえ。



数年前小泉総理が近所の中村大学構内で演説したとき(太田氏がその大学でなぜか教鞭を執っていたからなんですが)太田氏も前説で演説をしました。



 小泉氏の演説は歯切れが良くて聴衆を虜にしていたのに、太田氏のは地元の贔屓目で見てもこれが政治家の演説だろうか、と疑うほどでした。一体全体何が言いたかったのかさっぱり分かりませんでした。



 それが今回も、消費者がうるさいから、とか、事務所問題とか、三笠フーズ事件でも汚染米の汚染度なんかたいしたこと無いとか、怖ろしい御発言。



あんなんでも大臣になれるんだなあ、と言う点においてのみ民主主義が機能していることを実感しました。


そうそう、加藤紘一元幹事長がテレビで、あの北朝鮮から帰国してきた拉致被害者の皆さんを北朝鮮に送り返すべきだったと発言してたのをネットで知りました。衝撃的でした。彼の主張内容は、国家間の約束は守るべきだ、ということでした。つまり、日本は拉致被害者たちを北朝鮮に送り返すとの約束をした上で日本に帰国させてもらったのだから、もう一度北朝鮮に送り返すのが国家間の約束である、というのです。



なんちゅ~ことをゆ~のだ!!と唖然としました。



逮捕監禁誘拐をしでかした犯罪者の元に被害者を返せとは!血も涙もない人だったのか、彼は。



明後日火曜日から再び倒産法の集中講義の後半が始まります。かなり焦ったおります。骨格が分かった(ような気がする)だけなので。

写真は田舎の駅、家のすぐ横の日豊線を走るソニックにちりん、ヨーロッパの鉄道コンクールで賞を取ったものだそうです。








2008年9月13日土曜日

放生会

今日は夜9時半までローにいました。 まだ数人残って勉強していました。女の子もいました。こういう夜の環境は抜群です。

クルマで帰る途中、筥崎宮参道入り口を見ると、ぎっしりと人で埋まっていました。例年になくもの凄い人出みたいです。そして夜店の灯りが猛烈に明るくて、参道全体がまるで映画のシーンのようでした。

 で、夜ローで他の受験生のブログを見てたら、一昨日の発表で三回目の不合格となり、司法試験を断念したというブログがありました。

何とも言いようがありません。



 後期授業開始までまだあと17日あるのに、なにやら凄く焦ってきました。倒産法については骨格が見えてきたのですが、行政法の知識習得量、特に判例をきっちりとまとめ上げていなければならないことに気が付き、その数の多さにビビッたからかも。

また、他の科目で予習事項が出されているのをつらつら見てたら結構予習しておかねばならないことにも気が付いたためです。

さらに、前期の民訴や文学と法の復習まとめもやっておらず、このままではいかにももったいないなあと反省。



ところで放生会の由来ですが、去年も書いたかもしれませんが今一度。

博多では『ほーじょーや』と言いますが、本家の宇佐八幡では『ほうじょうえ』と言います。

わたしの田舎である宇佐の駅館川(やっかんがわ)(寄藻川かも?)の河口に、ちっぽけな夢殿が川にせり出して建っています。両親の家からクルマで5分ほどのところです。宇佐八幡の宮司が毎年その夢殿から川に向かって蜷貝(にながい)を放つのです。恵みを与えてくれた神様にお礼をするわけですが、他の神社と違い、生き物をお供えする点がユニークです。ちなみに両親の家がある地区の名前は蜷木(になぎ)と言います。
近所の部落の名前に、和気というところがあります。わき、と呼ばれています。その部落には船繋ぎ石があり、その昔和気清麻呂が宇佐八幡のご神託を仰ぎに平城京から瀬戸内海を船で渡って宇佐まで航海して来てようやくたどり着いた船着き場だったところです。
 この宇佐の放生会はとてもシブイお祭りで、参拝客は限りなく少ないです。強いて言うと100人くらい?
これに対して博多の箱崎八幡宮の放生会は、100万人が参拝するそうですよ。
分家が本家を圧倒してしまいました。博多の人は祭り好きですなあ。
 話は変わりますが、またまた前にも言いましたけど、夜のお祭りで一番好きなのは吉田神社の節分ですねえ。
寒い寒い極寒の京都の夜、小高い吉田山全体にたくさんの夜店が出るんです。参拝客たちは夜店の灯りに照らされた狭い山道を頂上の社殿めざして白い息を吐きながら上っていきます。真冬のピークの夜、ほっぺたを突き刺す寒気と湯気が立ち上っている甘酒の甘いにおいが何とも言えません。
 それからまだ行ったことがないんですが、是非とも行ってみたいのが、越中おわら風の盆と郡上踊り。この二つはまさに生きている『新日本紀行』です。日本のこころです。今、富田勲作曲の傑作テーマ曲が頭の中で聞こえてきました。
そういえば、先週立ち読みした『日本の評判』と言う本によると、ブラジルやマレーシアでは日本の盆踊りがえらくフィーバーしてるそうですよ。

2008年9月12日金曜日

裏ランキング


世間ではどのローから何人通ったか、合格率は何パーセントだったか、とか騒いでおります。


わたしゃ、そういう分析には賛同しまっしぇん。


むしろそのローから何人落ちたか、を重視すべきではないでしょうか。なんとなれば、この試験はもともと受かるのが原則でして、落ちるのは例外とされている制度なので、落ちた人の辛さが旧試験と比べものにならないのはもちろんのこと、落ちる人をたくさん輩出する学校こそがアブナイ学校であり注意すべき学校だと思うからです。


そしてさらに、同じような理由から受験資格が有りながら受け控えする人の多い学校ランキングも作成するべきでしょう。


だいたい、東大なんかは毎年300人入学するんです。ですから合格者数が多いのは当たり前なんです。

その上受け控え組や去年までの不合格組が合わせて100人いて、結局東大の場合今年受験した人は総計400人。そのうち200人が合格したので残りの200人が落ちたと言うわけです。

つまり東大は不合格者輩出数においても日本のナンバーワンなんです。

 そういう風に考えると神戸大学のように140人受験して70人合格し、不合格者がたった70人しか出さなかった方がよほど良いローだと思うんです。


もちろん、西南みたいに60人受験してたった2人しか合格しないローは論外です。授業料と入学金、そして大切な2年または3年という年月を奪われたのですから。しかもあんなに素晴らしい環境なのに。


 こうなったら、以前からわたしが口を酸っぱくして何度も言っているように、旧試験受験生が宝物になって私学ローの奪い合いになることは間違いありません。

合格者が一桁の私学は、お金を払ってでもデキル受験生が欲しいはずです。現に青山学院は既習者の費用を全額タダにしてしまいました。となると、他のローはその上さらにお金を与えてでもベテランを囲い込むようになるでしょう。

 この点、西南も福大も大馬鹿もんと言いたいくらいです。というのは、西南は全員未修で採用した上で、かつ全員いったんは入学金(100萬円)を振り込ませるんです。こんなんじゃあ、ベテランはだれ一人来やしませんよ。だって勉強ばかりしてきたんですから職もなく収入もなくそんな大金は払えないし、入学しても2年で十分なんですから未修として一旦3年コースにさせられるのはばかばかしいですもの。

 また、福大も、既習者コースの採用者が0人なんです。デキル人は、何度も言いますけどローのくだらない、受験に全く役に立たない授業なんか2年でも多すぎるのです。

 西南福大がこういう結果になったのは必然だと思います。

ですから、生き残るためには旧試験の択一合格5回以上のベテランに、全ての費用を免除し、かつ奨学金として毎月30万円支給し、そして全員2年間の既修者コースとすべきです。

そしたら3年後は最低15人以上の合格者を輩出することができるでしょう。福大の場合、留年とか卒業資格剥奪などの小技を使わなくてすむようになります。

 さもないと確実に廃校になります。もっとも、西南ローがあの立派な建物を九大に貸すか譲渡してくれたらすごくすごくうれしいですけど。九大は、バラックなので、真下を走る地下鉄の振動、本の数百メーターしかない低空で真上を飛ぶ飛行機の騒音、ロー内廊下を歩くロー生の足音と床の揺れが、かなりひどいんです。

ですから天国のような西南ローの校舎が使えたらどんなにありがたいことでしょう。そういうわけで、西南と統合してもらえないかなあ。



2008年9月11日木曜日

本代3万円!!+合格発表




泣きそうです。後期授業用の教科書代。




これは陰謀です。むしり取っています。




一昨日まで所持金3000円。バイクのガソリン代を払うのが怖ろしくてローに行くのをためらったほどです。今、スクーターのタンクを満タンにすると、約4,5リッター。代金はなんと750円以上。以前は400円くらいだったのに。






午後、新司法試験の合格発表。九大は38人?でしたか。



まあ、東大や早稲田、中央なんかに比べれば見劣りしますなあ。



それから、驚いたのが神戸大学の大躍進。素晴らしい。



西南大学は2人?愛知学院は0人?こりゃたまらん。




でもねえ。


旧試験に比べたら天国じゃないかなあ。あれは科挙を超えてしまいました。




とにかく今日はあまりの本代の出費にグロッキーであります。
藤崎のたこ焼き屋。上のネギたこ6個で150円。下の饅頭、1個10円。1パック10個で100円。えらい!




2008年9月10日水曜日

燃える闘魂、じゃなくて投稿300回





























なんとこの回が投稿開始から302回目の投稿なんです。








祝300回!と自分で自分を祝福してどーする!








チリも積もれば、とはこのこと。三日坊主のわたしがよくもまあ続いたもんです。これもまたひとえにこのブログをかわいがってくれた皆様のご声援のお陰です。改めて感謝申し上げます。
















文章をひねり出すのって、かなり大変です。しかも面白いものを書こうなんて思ったらもっと大変なことになります。








ただ、300回続けてこられた最大の理由は、このグーグルブロガーというブログが写真をでっかく拡大できるからだと確信しています。








昔々、子供の頃、お金持ちの友達の家に遊びに行ったとき、スライド写真映写会なんてものを見せられた覚えがあります。








いいなぁ、とうらやましく思っていたのですが、なんと今ではパソコンとデジカメを使えば、いとも簡単にスライドができます。しかも鮮やかで細部までくっきり鮮明、その美しさに感動しきり。子供の頃のトラウマが原因なんでしょうか。








というわけで、これからも写真をどんどん載せていくつもりであります。
















昨日、他の人のブログを見てたら、事例演習行政法という日評から出ている本を絶賛してました。さっそく立ち読みしてみると、いや~っ!たしかにたしかに。これはすんばらしい本でした。
















明日、奨学金が下りたら早速買いに行きます。
















2008年9月9日火曜日

鼻水たらたら










窓を開けたまま寝たらこの始末。壊れた蛇口です。ポタポタポタポタ、水みたいな鼻水が止まりません。ティッシュで両方の穴を塞いでます。息が出来ません。すっかり寝冷えしてしまいました。ローに行くとこれがまた寒くて寒くて。フリースを着てもまだブルブル震えてました。ところが外に出ると今度は強烈な日差しで汗が。もうぐちゃぐちゃです。




 昨日は姪っ子と二人で二丈町のきららの湯という、前にも言いましたがわたしが九州で一番好きな温泉に浸かってきました。




そこのお湯がすごく良いんです。清潔な感じだし、ラドン含有量が日本一。あの三朝温泉の10倍も入っているのです。そのせいか、体が中からぽっぽします。湯上がり感が爽快です。




また、飲んでももの凄くおいしいんです。まろやかで、そのうえいろんな病気にも効きます。




その日、帰ってからその温泉水でコーヒーを淹れたら極上の味でした。




 この姪っ子は感覚がユニークでして、他人と違う感性を持っています。ものの見方が人と違うのです。そこが面白いです。




たとえば、わたしの勉強部屋に入っていすに座ったとき、この部屋が楽しそうな部屋だと言ったり、糸島の海岸を走行中、今日は海をみれたのが良かったとか、わたしの住む団地のエレベータが外付けなのを見て、エレベータはこうでなくっちゃ、と言ったり。




 う~む、こうやって思い出すと、やはり叔父と姪、感覚が似てるなあ、と思います。と言うことは?わたしも姪っ子と同じく人と大分違ってる、ということなんですかねえ。もっとも、わたしは熱いうどんが好きなのですが、姪っ子は冷たいのが好きだそうで、帰りに寄ったうどん屋さんでも冷たいぶっかけうどんをおいしそうに食べていました。もちろんわたしは熱々のうどん。




 体調はあまり良くありませんが、代わりに頭の方は集中し始めてきました。破産法の骨格が見えてきて、本が読めるようになってきました。結局、一橋出版という会社の薄っぺらい本が良かったです。




 行政法も少しずつ読めるようになってきました。




わたしの欠点は、取っつきが非常に悪いということです。目的物の中にいきなりずばっと入っていくと言うことが出来ないのです。まず周りをぐるぐる回って観察し、外側をさわって感触を確かめ、レントゲン写真を撮って中の構造を透かしてみて、真ん中と外壁のサンプル調査をして、、、、、と、儀式が多すぎるのです。




つまり、アホだということです。




 今日やっとわかったこと、法定財団と配当財団の違い。








白露山と露鵬の大麻問題。初めから、ロス巡業中、アメリカ国内で興味本位に一本だけ吸ってみました、といっとけば、謹慎処分だけで済んでいたでしょうに。欧米流に、徹底否認の手法を使ったのが拙かったのでは。




第一、アンチドーピング機関の検査結果にはどんな国も反論できないのですから、仮検査されて陽性反応がでた瞬間、代理人の弁護士は、自白作戦に切り替える必要があった、と思います。つまり代理人の判断ミスではないでしょうか。もっとも、彼らが代理人にもウソをついていた可能性もあります。でも、その場合であっても、もし本当に吸っていたのならこうこうこういう手を打った方が良いぞ、しらを切り通したらどういうことになるか、を助言すべきだったと思います。




わたしが問題あり、と思ったのは、親方衆が、誰にも言わん、ここだけの話にしておくから、と言って自白を引き出したのに、それが後になって漏洩した点です。




これはちとマズイのではないでしょうか。もちろん、この話は、北の湖理事長が理事会で、辞任せずに一時休養を申し出たときに、他の反対派の理事が、理事長に引導を渡すために持ち出したのだそうで、マスコミにわざとリークしたわけではないようです。けれども、信義則に反する使い方ではないでしょうか。




 世間では、ロシア人(正確に言うと北オセチア人)兄弟がウソをついたことを咎めています。特にテレビのワイドショウなんかはほとんどその手の論調です。たしかに日本の風土とは調和しません。しかし、自分に不利なことは言う必要はありません。だれだってそうじゃないですか?力士だけが正直者でなければならない義務はありません。




ただ、作戦としてはさっき申し上げたように、否定し続けたのはきわめてヘタクソなやり方だった、と思います。

写真、簑島にあるカフェ、いつもほとんど客が居ません。樋井川側の遊歩道。