2009年4月23日木曜日

デジャブ











とうとう刑事法のプレゼンの時が。90分授業で一人30分、各一問ずつ教壇で学生達に設問を解説するのです。




わたしの担当が何問目になるのか分からなかったので4問(当初先生は1コマで4問解説してもらうと行ってました)全て予習しなければなりませんでした。




そのうち最後の第4問がめっちゃくちゃ大変な問題なのでほとんどそればっかりやってたような物でした。




すると、授業の1時間半前、クラスの情報通の学生がわたしの担当は第3問になる、と予言?してくれたので、そりゃいかん、とこの間必死になって予習しました。




で、授業が始まると、彼の予言通りになりました。先にプレゼンした二人はまあ若々しいというか、あんまり批判したくないのでここで止めておきます。




 そしていざわたしの番が。実は情報通の学生はわたしの次に当たることになっていて、ほとんど予習していないらしく、わたしに、時間をたっぷり使ってくれ、と頼んだのです。自分の番が回ってこないように、というわけです。というのも同じ授業が一コマ前に実施され、そのクラスでは4問の予定が3問で終わったということで、我々のクラスでも同じように3問で終わらせられないか、ということだったのです。




 彼の心配は杞憂に終わりました。わたしは教壇に立った瞬間、なんとかつて塾や専門学校で教えていた自分に戻ってしまっていました。




 レジメを見ながらしゃべっている自分とそれを後ろの方で観察している自分とがいて、まるで自分が自分を操り人形のように操っている感覚でした。




これって昔から塾とか専門学校で教えていたときに常に感じていた感覚です。




いわば自分を演じているといったような感じでした。




 昔の感覚が戻ってきたせいか途中から暴走気味になっていきました。パフォーマンスまでやってしまいました。自分で問題を提起して学生に当てたのです。ある事例が窃盗既遂になるかどうか、というものです。当たった学生はびっくりして解答に困っていました。




 すると、またまたかつての自分がすかさずフォローに入って『既遂になるかどうか決まりませんよねえ。』なんちゃって。かなり悪のりしてしまいました。




 マジで先生気取りになってしまいました。で、本物の先生はどーしてたかというと、黒板の隅っこに陣取ってわたしと学生を眺めているばかり。楽してました。




 結局はたらたらだらだらと流していき、授業終了5分前にプレゼンは終わりました。




 終わった後次に当たることになっていた学生が飛んできて『あっりっがっと~~っ!!』とわたしに言いました。




 自分としては、うまくいったところとそうでないところがありましたが、結局は思ってたことを全部はき出すことができたので、満足しました。もちろん、他の人がどう思ったかは別ですが。




 終わって自習室に戻るとどーっと疲れがでました。これであと2ヶ月は回ってこないはずです。




 そのせいで実は別のチョンボをしてしまいました。朝一の授業、インターネットと法、という授業の出席は先生にメールを送る方式なのですが、さっき帰宅途中にメールを送信し忘れてたのに気づきました。もう知らん。




 明日正午までに手書きで作成しなければならない課題があり、朝7時にローに行って書き上げるつもりです。今はもう頭がウニのようになっています。




夕方きれいな花を見つけ、根本を見ると名札が。ナンジャモンジャの木だそうです。おもろい。
授業風景は、ここの授業をインターネットで鹿大、熊大、琉球大、のローとで双方向授業をやっているところです。教壇のスクリーンに映っている先生は今その瞬間この4つの大学すべての学生に向かってしゃべっているわけです。便利なものですねえ。もちろん、たとえば琉球大学の学生に質問してその学生がマイクで答えると全学生に聞こえるわけです。