2008年7月23日水曜日

やっと繋がった

今夜、注文してたデスクトップパソコンをヤマダ電機までとりに行きました。

我が家に到着したのが夜10時、で、今は夜中の2時です。

設定接続に往生しました。特にメールの設定には困り果てました。

でもどうにかこうにか動くようになり、ほっとしました。

まだお風呂にも入っていません。

明日は行政法の自主ゼミで択一数十問を事前に解いておかねばならず、朝5時起きです。

 今日のイベントは、民法。

 手を上げて発言したらその回数分平常点が付くというシステム。私は今期まだ一度しか発言していなかったので、やばいなあ、今日中に発言しておかねば、でもどこで発言しようか、そうだ、一番簡単な設問にしよう。

というわけで、消滅時効と除斥期間との異同という基本問題について手を上げて答えようとしました。

ところが、10人以上もの学生が手を上げたのです。みんな必死なんですよ。

それでわたしはパスされちゃいました。だめだこりゃ、今日のわたしのチャンスは終了。

今日はその問題しかちゃんと本を見てなかったのです。

こうなったらあきらめて後はもう傍観者になってみんなのがんばる姿を眺めとこう、とリタイア気味になってました。

100点満点のうち前期試験が50点、残り50点のうち15点が発言点らしいのです。
わたしは1回しか発言していないので発言点は限りなく少ないことになるなあ、まあ仕方がないか、なんて半分あきらめてました。

 ところがその直後、先生が、民法で、消滅時効と除斥期間の両方を規定している条文はどんなものがあるか、と聞いたので、これだったらかすかに頭に残ってる知識で答えられそうだ、と、またまた無謀にも手を上げてしまいました。

 だって、覚えてたのは意思表示の取り消しと詐害行為取消権の二つだけ、という恐ろしくお粗末なレベルだったのです。こんなものなら誰だって直ぐに答えられます。ほかにいくつも条文があったのです。たった2個しか言えないくせに、よくもまあ手を上げたものです、愚かでした。

 しかもしかも、条文の正確な数字すら言えませんでした。

先生は、わたしがてきとーに、取り消しと詐害行為ですー、とだけ答えると、

それは何条ですか、と聞くので、エー120うう-5条です、と答えると、先生がなんですってー?
本当にあほです。わたしは。条文確認もしないで手を上げるなんて。
それであせって、いったい何条だったっけぇ?とあわてて六法を見ようとしたら、わたしの前に座っていた女子学生が、先生から見えないようにして、左手を広げてパーの形にし、その真ん中に右手の人差し指を当てて、わたしに知らせてくれたのでした。
おかげでわたしは『126条でーす。』と言えました。
と、今度は、『じゃあ詐害行為取消権は何条ですか?』
わたし『425じょうでーす』
先生『えー?』
またしても間違った条文を言ってしまった!
そしたらなんと今度はわたしの左に座ってた男子学生が小声で『ろくですよ』と教えてくれたのであります。
もう、あほあほあほでした。自分にあきれました。
 ただ、なぜか不思議にわたしの心はあったかいもので満たされていました。
まわりの人がわたしを助けようとしてくれたその心がうれしかったのです。
 しくじってかえってよかったなあ、などと思ってしまったのです。

とはいえ、先生からは、『最低限二つくらいは言えないと、、、、、』とややきつめの嫌味をいわれました。
それでわたしは『えー、最低限で失礼しました』と言って、開放してもらおうとしました。
ところが『Aさん、ほかにありませんか、たとえば親族相続なんかで』
あわてたわたし『えーっと嫡出否認?』。どあほうです。あほかわしゃ。
とうとう先生が『1044じょうあたりになんかありませんか』と助け舟をだしてくれたので、やっと『大変申し訳ありませんでした、遺留分減殺請求権でした』とやっとのことで。
けれどもそれだけではまだ開放されませんでした。
先生『Aさん、126条は形成権ですが、そのことが何か問題を生じさせませんか』と聞いてきました。とっさには答えが頭に浮かばず、ううううん、仕方ない、白旗をあげて『わかりません』と言いおうとしたそのとき。

 なんでかわかりませんが、形成権という言葉の意味がハッと浮かんだのです。
そうそう、取り消すぞ、という形成権の行使って、一回行使したらそれで効果が発生してしまい、何度もできる権利なんかじゃないんだ、使い切りの権利なのだ、ということは、一回行使するか全く行使しないかのどちらかしかありえず、金払えという請求権みたいに何度も何度も「払え」といい続けられるようなものではない、ということは、中断ということがない、ということがピカッと浮かんでくれたのです。
 てなわけでわたしがそのようなことをたらーっと言うとやっと開放してくれました。
 授業が終わった後、なぜか良い気持ちになってました。周りに助けられたことが心底うれしかったからです。
 これからは彼らを女神さまと守り神さまとしておがむことにしました。
ちなみに女神様はかなりの美人であります。守り神様のほうは若干変人ですがハードボイルドな奴で好男子です。