2010年6月29日火曜日

偽計による自白

今回の相撲協会、特別調査委員会の勧告はまったくでたらめです。

元検事の大沢弁護士が良いことを言ってました。協会員に向かって、正直に申告したら厳重注意で終わらせてやるから話せ、と言っておきながら、正直に申告したら重い罰が。

逆に正直申告をしなかった琴光喜に対しては、ウソをついたから重い罰を下す、と。
憲法が保証する黙秘権は一体どこに行ったのでしょうか。委員長の伊藤名誉教授は、聞くところによるとあの伊藤整の息子さんだそうです。ですが法律については音痴だと思いました。

なぜかというと、貴闘力と琴光喜には重い処罰を下すが、その重い処罰の根拠としては暴力団とのつながりがあるからではない、というのです。すなわち、協会員と暴力団とのつながりは全くない、と言いました。ならばなんで重い処罰を下すことが出来るのでしょうか。単に内輪で賭博をしただけで協会から追放されるなんて重い処罰を下して良いのでしょうか。
やはり、彼らが追放される理由は暴力団に賭博の金が流れ、暴力団が相撲界を食い物にしたからです。それを否定しながら追放処分を下すとは、まったく理にかなっていません。
その上、記者会見では、暴力団との黒いつながりについては捜査の進展に従うとも言っています。
もう、論理がハチャメチャです。
大沢弁護士が憤慨するのももっともです。
わたしが一番?に思うのは、他にもまだ大勢賭博に関わった者がいるはずなのに、それには触れずに名古屋場所を開催しようとしていることです。
相撲界のウミを全部出すというのなら、全員の身辺調査を、いや捜査をすべきでしょう。
その上で暴力団とつながりのある賭博行為についてのみ厳罰を下す、それ以外の身内でのバクチは軽いバツにとどめる、とすべきです。

☆今、日本対パラグァイの決勝トーナメント試合の真っ最中です。恐くて見れません。