2008年5月29日木曜日

落ち着き

クラスの雰囲気が少しずつ変わってきています。
みんな今の生活に慣れてきたのか、落ち着きが出てきました。わたしの朝7時出発も当たり前感覚になってきて、きつさがなくなってきました。
 今日の行政法で、後ろのほうの空いている席に座ろうとしたら、女子学生が、さっきの授業ではそこから先生が当て始めたそうですよ、と教えてくれました(二クラスに分かれて前後して同じ授業をするのです)。わたしは、気持ち半々でした。すこしは予習してきたし、だいぶ行政法の見晴らしが良くなってきたので、当たってもそこそこ答えられるのでは、という自信があったからです。それに、どうせ当たるのなら早く当たったほうが楽だからです。でも、午前中と同じ当て方はおそらくしないだろう、裏をかいて逆の方から当てるのではないか、そっちのほうがありそうだ、とも。
 すると、授業が始まって10分くらい経ったとき、じゃあ課題の答えを言って貰いましょう、午前中当てたのと同じ条件で行くのが平等ですから、と先生はワイアレスマイクを持ってすたすたとわたしのほうにやってくるじゃあありませんか。
えええー?やっぱり来るのー?
じゃああなたから答えて、と先生はわたしにマイクを渡したのです。素直じゃなかった報いが来ました。それなりにやさしい質問だったのでなんとか答えましたが、わたしが終わったあとの質問はちょっと難問が続きました。わたしに来た質問は、行政訴訟の要件である処分性について、改正前の判例はどんな見解をとっていたか、学説はどうだったか、という基本問題でした。その後の質問は新潟空港訴訟で使われた放棄とその条文は、という詳しめのやつでした。

わたしも行政法がすこーしずつ見えてきて、パニック状態が消えつつあります。しかし8科目を同時並行で勉強することがこんなにつらいものとは思いませんでした。
一番たまらないのは、ドカンとまとめて一科目を勉強することができないことです。
毎日毎日明日のための予習と課題で追いまくられると、積み残しが残ったり消化不良になったりして精神的にも参ってしまいます。
 けれどもそれも最近は要領が分かってきて、少しずつきつさが減ってきました。
そういうわけで、今週末は行政法をまとめて勉強できるようになるかも。
 ただ、来週は法廷傍聴に行くので半日つぶれます。傍聴後、裁判官たちとミーティングがあります。また、その前後の日には課題提出、小テストが。木曜日の刑法は必ず当たるので予習必死。そう考えるとまたしても暇無しとなりそうです。

 昨日の民法でわたしが発言した問題、みなさんも考えてみてください。
甲は乙から中古自動車を90万円で買った。けれども故障箇所があって、実際は50万円の価値しかなかった。
法定責任説に立つと、甲は乙に対して何ができるか、損害賠償できるか、できるとしたらその額は?