2008年10月8日水曜日

キンモクセイ


昨日から街中至る所で強くて甘い香りを放っています。バイクで走っているとどこにあの小さな花たちが潜んでいるのか、と思わず探そうとしてしまいます。

きょうの授業は、民事裁判実務とリーガルライティング。

どちらもそれぞれ面白かったです。前者は裁判官、後者は弁護士教官。

どちらの先生も授業準備をしっかりとされていました。こちらに何かを伝えよう、という意欲を感じました。不真面目でいい加減な実務家教官は今のところひとりも見あたりません。ローで教えるために裁判所や事務所、自宅などで相当大変な準備をされているように見受けられました。

弁護士教官の方は、ぱっと見はさえないおっさんなんですが、わたしたちに事前に提出させといた課題を全てチェックし、コピーして、授業で一人ずつ、その学生が書いた課題(弁護士として相手方に賃貸借解約通知を書けというもの)

について質問していくのです。学生全員が提出した課題にちゃんと目を通してないとできない授業です。


民事裁判実務は要件事実の勉強です。この授業だけ、自分の座る席が指定されていて、わたしは一番後ろ、そのため若干先生の声が聞こえ辛かったせいでイマイチ納得出来ないところがありました。ただ、まじめで教えることが大好きな先生みたいです。

明日の民法は、抵当権の物上代位。相当難問です。かなり苦労しそうです。


カメラをローに忘れてきたため、一昨日箱崎で見かけて撮っといた、イイ感じの茶店を載せます。


追: ノーベル物理学賞って、1年に3人しかもらえないそうです。つまり今年は日本人が独占した、というわけです。世界中にインパクトを与えたに違いありません。

しかも今日はまた一人、ノーベル化学賞を受賞。すんごいことだ!

特定の細胞だけを発光させることができる遺伝子を、クラゲを何十万匹も採取して実験したことで発見したのだそうです。

やっぱ日本人はスゴイ。みんなに共通しているのは、とことんやる、ということです。

だったらこのオレだって司法試験を、、、、、、。アホか!レベルが違いすぎるやんか。いや、違いすぎるなんてもんじゃなく、この試験をとことんやること自体がオカシイ。


まあ、遙か昔からこの列島に住む人間たちはあきれるくらいなオタクが多かったということの証左ですね。オタク振りが学問の方に向かったら自然とこうなる、ということではないでしょうか。

日本史を勉強すると、この国にはこのようなある種奇人変人、奇矯な人種の輩出率が凄く高いと気づきます。

知ってますか?国東半島の杵築藩の学者だった三浦梅園は世界で一番先に微分を発明していたのを。南部藩の安藤昌益はルソーと同時期に民主主義を密かに唱えていたことを。塙保己一は全盲で何十万冊物書物を全て暗記していたことを、、、、、。
いや~、歴史ってほんとーに面白いもんですねぇ。あ、水野晴朗さんも舞台から袖に去ったのでした。