2009年6月29日月曜日

ようやく梅雨が来た


雨音が心地よいです。雨という自然現象はほんと、不思議ですよね。なんで空から水が落ちてくるんでしょう。こんな不思議なことはない、と思うのわたしはオカシイでしょうか。風が吹くのも不思議な感じがします。

こう書いてたら、なんか絵本の中のぶんしょうを読んでいるような気になってきました。幼児に戻ったみたいです。

倒産法、今読んでいるのは伊藤眞さんという東大の巨匠の分厚い本です。結構分かりやすいのですが、量が多すぎて読んだ端から忘れていってしまいます。

それで、山本和彦さんという先生の入門を読んだところ、これがまあ素晴らしいんです。一気に読めます。わたしの好みである体系、構造がスーッと頭に入ります。明日もこの本をドドーッと読むつもりです。

2009年6月28日日曜日

ほっとしました




中山先生ご夫妻を囲んだコンパ、かなりうまくいきました。



総勢34人まで増えました。今年受験を終えた卒業生と修習生が来て、というか、先生の命令で来てくれました。



そのうちの修習生は、午後からの補講の際、学生に勉強の仕方とか質疑応答とかをやってくれました(もちろん先生の指示に従わさせられたため)。



猛烈な勉強をしていたみたいです。おそらく完全未習の人だったんでしょう。



一からやってたった3年で受かるためには死に物狂いでやらないとだめでしょう。



午後5時前、10人以上の集団で地下鉄に乗って天神まで。その前、コンパの挨拶セリフをワープロで打って印刷しようとしてたんですが、プリンターが反応せず、焦ったあげく、あきらめてローを出ました。何とかなるだろう、と。



実際はわたしの挨拶は省略され、先生のご挨拶だけで宴が始まりました。そっちの方が良かったです。



宴開始時刻、前日の予報では雷雨が来るとの予報でしたが、降らずに済んで本当にラッキーでした。奥様が車いすなので雨が降ったらタクシーの乗り降りがヤバイなあ、と懸念してたので。



で、先生ご夫妻の乗ったタクシーが到着するのを5人ほど、外で待っていました。店がある場所は交通量がすごくて、スムーズにタクシー下車をこなさないと、と思って待機してたのです。



すると、思わぬ小道から先生が奥様が乗った車いすを押してやってくるではありませんか。やられた!と感嘆しました。先生は道路状況をあらかじめ把握した上で、トランクから車いすを出して奥様がいすに乗り移る作業をしやすいような別の広い道へタクシーを誘導していたのです。そしてそこから車いすを押して来られたのでした。ほんと、この先生は配慮、思慮が広くて深いです(上から目線で申し訳ないですが)。



ただまぁ、わたしに対しては容赦ない量の雑用指示が来るのにはもうちょっと配慮してもらいたいです。



それはともかく、宴会は自分でも満足度90パーセントは行きました。残り10パーセントは参加者が実際どれくらい楽しんだかによりますから、自分では判断できません。



 一番良かったのは部屋です。完全個室でほかの客のこと、騒音の心配がゼロでした。店側の配慮も行き届いていました。その店のウリは和風の店内にジャズが流れるという粋な雰囲気作りをしているのですが、下見をしたとき、ちょっと音が大きいなあ、と不安感を抱いていました。けど、いざ宴会が始まると音量を落としてくれていたのです。


 そのため思う存分おしゃべりができました。


また室内の広さ、明るさもちょうど良く、たいがいの人たちが席を移動し、知らない者同士が仲良くなったり卒業生や修習生と学生との交流が出来ていたりしていました。それを率先していたのが先生です。すべての座席テーブルを自ら回って座り込み、学生たちに入り込んで楽しいお話をされていました。偉い先生がふんぞり返って学生がお酌をしに順番を待っているというおぞましい光景など微塵もありません。この先生は本当に心の底から学生が好きなんです。


このような光景が繰り広げられ、みんな楽しそうでした。



で、先生がみんなのテーブルに出回っていた間、先生の奥様が座ってらっしゃる席には学生たちがおじゃまして奥様のお話を伺ったりして、奥様も熱心にお話されてました。



 昭和40年代、札幌地裁旭川支部に転勤になったときの寒さのすごさ、とか、一番上の娘さんが裁判官で、その旦那様が弁護士なんだけど、妻の転勤に従って夫も弁護士事務所を替わる、と言う話には驚きました。



 宴も終わり、外に出ると、絹のような小雨が降っていました。



6月に指示された二つの雑用、ゼミ生募集班分けとコンパ、全部終わりました。どちらも大変な作業でした。自分自身意外にシャイなので、知らない人に話しかけるのにはエネルギーを使いました。



ただ、前にも書きましたけど、そのおかげで知り合いが一気に増えてもの凄く有りがたい思いをしています。



知り合いと言えば、きのう、超うれしいことを聞きました。卒業生の女性から伺ったのです。その人はわたしのこのブログをご覧になってくれているのだそうです。それだけでも嬉しいのに、その理由がまたメッチャ嬉しいのです。



 うちのローにわたしが入学する前の年まで、わたしの大好きな民訴の先生が特別講義をしに東京から来てたんです。和田吉弘さんという超優秀な先生です。辰巳から出したライブ民訴という本の著者です。その前に、民訴講義とか過去問講義とかを辰巳でされていて、その全部を聞いていてこれはスゴイ、と思っていたのです。ライブ民訴という本は過去問講義のテープを文章化したものです。その先生はうちのローに民事執行法の講義をしに来られていました。和田先生は民事執行法についてもわかりやすい本を書かれていて、その解説講義テープも購入して聴きました。


実はわたしがこのローに入ろうと思った理由の一つがこの先生の民事執行法の講義を聴くためでした。ところがわたしが入学したらすでに辞められていました。がっくりです。



 そういう先生のことをわたしが以前このブログで書いたのです。



すると、和田先生が(ここからは伝聞です)、九大ローで自分のことをブログに書いている学生が二人いる、それは誰だろう、と東京のご自分の所属する大学で学生に話したのだそうです。で、なんとそれを聞いた学生が九大ローに入学し、みんなにそのことを話したのだそうです。そこで犯人捜しではありませんが、和田先生を話題にしたロー生探しを数人で手分けして検索したのだそうです。



それでこのブログを探し当てたのだそうです。



その女性は前からそのことをわたしに話そうと思ってらっしゃったんだそうです。はは~ん、それでかぁ。いや、その女性とはほとんど面識が無かったのに、廊下ですれ違ったときなど、丁寧にご挨拶をくださるので、なんか変だなあ、と思っていたのです。



 きのうはそれ以上のお話を聞くことが出来ませんでしたが、ひょっとして和田先生がこのブログを見てたりしたらどうしよう、とおもうと冷や汗がでます。



それに、そもそも和田先生は一体どうやって九大ロー生二人が自分のことを書いている、と分かったのでしょう。それも謎です。



 ともあれ、いろんな方がこのブログをご覧になっていることを思うと(というか、ブログとはそもそもそれを目的としているのでわたしの思いは不条理ですが)、今までのようないい加減な書き散らかしが出来なくなってきそうで困ってしまいます。



2009年6月26日金曜日

いよいよ明日

明日は朝10時半から要件事実論の授業、午後2時半から3時半までその補講、その後夕方5時半に天神に集合し、6時から開宴。
総勢32人になりました。先生が卒業生を6人呼びました。その人達はゼミのチューターでもあります。
40人入る掘りごたつ個室なのでちょうど良いかと思います。
やはり社会人経験者や旧試験受験者組が多いです。大学新卒者は多分いないんじゃないかと思います。
 
話変わって今朝飛び込んできたマイケルジャクソンの突然の死、びっくりしすぎてしまい、冗談だとすら思いました。
かつて、若かりし頃、アメリカでも日本でも二つのグループが競い合っていました。ジャクソンファイブとオズモンドブラザーズです。前者はアフリカ系の兄弟、後者はこてこての白人、ユタ州に多いモルモン教徒の兄弟でした。
人気を二分していました。で、ジャクソンファイブのちびっ子ヴォーカルがマイケルでした。
後者は、わたしが好きだったアンディウィリアムズショウの準主役でした。典型的なアメリカ中産階級のプロテスタント的健全なる娯楽路線で、家族みんなで安心して観る番組でした。
小学校高学年ころ、一番観たかった番組は、スパイ大作戦と0011ナポレオンソロ、キーハンター、ザ・ガードマン、宇宙家族ロビンソン、NHKの夢で合いましょう、シャボン玉ホリデー、てなもんや三度笠、ローハイド、コンバット、、、、、と、結構アメリカ物、スパイ物が好きでした。夢で合いましょう、はもう最高でした。中島弘子さんが首をかしげて挨拶するのが上品でしたねえ。渥美清もでてたし、なんといっても歌が最高でした。中村八大作曲、永六輔作詞の歌はどれも来れも大好きでした。坂本スミ子も歌がめっちゃうまくてラテン系の歌は素敵でした。
マイケルの死から連想したというよりも、昨日の簡易旅館の玄関前の様子が未だに頭に残っているからかもしれません。

2009年6月25日木曜日

グンゼ











世の中、自分の知らないところでどんどん変化しているんですねえ。





グンゼといえば下着メーカーのはずだったのに。それがなんと





タッチパネル、つまりあのアップル社のiフォーン用のタッチパネルを作っているんですって。液晶画面を指で触ってヒュンッと滑らせると画面が変わる、あれです。





中国の話題が載っているサイトを見ていたらその記事が載っていたのです。業態を変えて生き残るためにもの凄い努力をしたんでしょう。










世界的脳外科医の福島教授も凄かったらしいです。テレビで見たんですが、人の3倍努力して人の2倍働く、とか言うことをモットーにしていると言ってました。





わたしが今やっていることは本当はママゴトみたいな物です。これでぶーぶー言ってること自体甘えてます。





毎日毎日目先の授業の予習にかまけているだけ、たとえ睡眠時間が足りなくてもまだまだ甘いです。





もっと集中力を高めなければ、と言う思いが強くなっています。





なんでいきなりこんな事を言い出したかというと、今週は苦手の倒産法実務という授業が休講なんです。それで、今週は他に大した課題もないし、思いっきり倒産法をやるぞ、と決めていたのに、実際は授業の予習ばっかしになってしまい、自分に負荷を掛けられなかったことを苦々しく思ったからです。








マジで焦っています。倒産法と行政法をなんとかしないと。要件事実もそうですが、何度も繰り返し読んで考えて悩んでやっと自分の物になるわけで、それには中山先生ではありませんが量が大切なんだ、と真剣に思います。けれど、闇雲にやるというのはわたしのポリシーに反するのです。わたしがいつも欲しているのは体系的理解です。しかも具体的なイメージが湧く体系的りかいなのでこれを構築するには他人様よりもとっかかりが遅いです。




 あ!そうかそうか。わたしはほとんど毎日博多駅新ビル建設現場を通って女房の実家に行くのですが、必ず博多駅前交差点では赤信号で止まります。そのとき目の前の建築中のビルが日に日に大きく、形が出来上がっていくのを見るのが癖になっています。これもまた、ビルの構造、成り立ちが分かるからなのかもしれません。




憲法と言う言葉を英語で言うと、コンスティチューション、すなわち構造という意味です。国家の構造、骨組みが憲法なんです。




要件事実も少しずつその構造が分かってきました。




同じように倒産法、行政法の構造がくっきり分かるようになる日が早く来て欲しいです。








写真の旅館、今にも寅さんが現れそうな雰囲気です。





 

2009年6月23日火曜日

1時から8時半まで

ぶっ続けで、授業、授業、授業、補講、ゼミ、をこなしました。朝11時前に要件事実の課題提出を書き終え、ローに着いたのが12時半。クルマの中で愛妻弁当を食べ、ローの自習室机に行って今日の授業のためのテキスト、ノートをデイバックに詰め、1時前に教室に入ったらあとはノンストップでした。今日の授業はほとんど文系校舎で行われたので、ローまで帰る時間が無いのです。
もっとも歩いたら3分くらいしか離れていませんが。
ただ、今日の授業は全部周辺科目でしたから、疲れはしませんでした。心理学では3人組になって心理学実験をしたりしました。
 今週土曜日の要件事実の先生を囲むコンパ、二クラス合わせても80人中23人と低調。その数字を先生にメールすると、この程度の人数だったら卒業生を呼ぼう、と先生が提案。うっひゃ~っ!またしても難題が降りかかってきました。40人収容の個室で、ただいま25人。あと15人しかキャパがありません。
しかも何人来るのかこっちには皆目分からない状態。はやいとこ店に予定人数を知らせなければならないのに。むむむむ、参ったなあこりゃ。

2009年6月22日月曜日

土砂降り

夕方、猛烈な雨が。音が凄かったです。ちょうど紛争調停の授業の中休みで、外を窺うと大粒の雨が道路と建物を叩きつけていました。
福岡市のダム貯水率が60パーセントを切ってしまったので、恵みの雨です。
ただ、ダムよりも上流で降って欲しいです。
 今から明日夕方提出の要件事実論の課題を書きます、というか、書くための準備としてもう一度復習をします。要件事実ってほんとに厄介です。

2009年6月21日日曜日

熱帯の夜





























湿度90パーセント以上でしょう。もわもわした一日でした。突然ドドーッと降ったかと思えばちらりと青空が見えたりと、面白い日ではありましたが、とにかく蒸し暑くて、例年梅雨時って梅雨冷えとか言ってヒンヤリしていたりするんですが、こうも蒸し暑いと先が思いやられます。








明日、二週間に一度の刑事弁護論があります。教官は現役検察官、女性です。冷たい鋼のおんな、てなキャラクターです。インディジョーンズの最新作に出ていたロシアの女将校と顔もスタイルも髪型もとてもよく似ています。








恐いです。そんなことも知らないの?条文は?なんで?それで?だったらどうなの?答えられずにいると、無視されて次の学生に当てます。








とにかく条文に厳しいです。もとい、とても厳しいです。








明日は被疑者勾留について突っ込んだ質問が飛んで来そうです。








土日、でれーっとしてしまったので今から予習が大変です。しかも明日の法曹倫理予習ゼミレジメも未だ書いていないのに。おまけに要件事実の火曜日提出課題も全く手つかず。








またまた忙しい一週間が始まりそうです。

2009年6月20日土曜日

刑事模擬裁判傍聴




先週土曜は民事模擬裁判、わたしはこれに参加しました。で、今日は刑事模擬裁判の日。


午後の被告人質問から傍聴しました。面白かったです。結構リアルでした。


ただ、検察側の詰めがイマイチだったかなあ、せっかく強盗の実行行為が存在する蓋然性がアップしてきたときなのに、その最高潮のシーンでスルッと論点が変わってしまった感じでした。


判決公判でも、裁判長が述べた犯罪事実はなんかはっきりしなかったです。


すると、現役裁判官、現役検察官、弁護士、三人の教官が講評のときに相当厳しい事後講評を言いました。なるほどなあ、と納得。さすがは現役の法律家です。学生達は神妙にしていました。でもそれによって実力が伸びるのですからありがたいお言葉を頂いたのだと思います。


 あれだけ準備して臨んだ本番をけちょんけちょんに言った裁判官もスゴイです。つまり実力満点、自信たっぷり、ということです。たしかに凄い人です。検事もそうです。


みな終わってから異口同音に、とても勉強になった、と言いました。同感です。


こういう模擬裁判をやることで訴訟法の本当の実力が身につくのだと実感します。




今日はまたことのほか暑かったです。まあ風が気持ちよかったので大満足でしたが。繁華街はウキウキ気分で溢れていました。枕草子でも、夏は夕暮れ、と書いておいて欲しかったです。

2009年6月19日金曜日

脱力







午前中に1通、午後に1通、書き殴りの答案を出しました。




今は午後5時、ロー内は妙な落ち着き、というか、人気が少ないです。




来週は倒産法授業もないし、提出課題もほとんどないのでたっぷり倒産法の勉強が出来ます。今やっとかないと来月末には期末試験がやってきます。



 それでも今夜は本当に久しぶりにゆったり出来ます。倒産法を本腰を入れて勉強します。



 



最近一番ウレシイニュースは、バン・クライバーンピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんのことです。生まれたときから全盲でした。



子供の頃からテレビで見ていたので彼の成長した姿を見て、そして優勝カップをクライバーン本人から貰い、ギュッと抱きしめられたとき、涙がポロロンっと出てしまいました。聴衆も熱狂していました。なんというか、奇跡を目撃したような雰囲気でした。でも本人はとても楽しそうに弾いていました。



クライバーンコンクールのHPやユーチューブで受賞場面や演奏を見ましたが、いかにも楽しげな音でした。澄んでいてかろやかで、濁りがありません。もちろん超絶技法を難なくこなします、当然鍵盤を見ることなく。



 もう一人全盲のピアニストがいます。たしか梯(かけはし)たけしさんだったと思います。ふたりとも音色がスゴイです。



視覚がない分、聴覚レベルが想像を絶するほどなんでしょう。



で、辻井さんのインタビューを読んでたんですが、いかにすれば緊張を解きほぐす事が出来るか、恩師の先生と相談した結果、現地入りしてからは毎日13時間練習することにした、と言ってました。良いことを知りました。わたしもそうします。














2009年6月18日木曜日

夏が来た

朝はヒンヤリ気持ちがよいのです、が、昼になるともわ~っと熱風が吹いてきます。いよいよ夏です。半袖シャツが当たり前みたいな気分になってきました。

福岡は雨が降りません。今年はヤバイです。かつての大渇水を思い出します。今もトイレのタンクの中には1,5リットルのペットボトルが沈めてあるお宅が多いです。中に水を入れ、タンクに入れておくと節水になるんです。お風呂の残り湯を洗濯に使うためのホースも各家庭にあるそうです。

 今週の課題はあと二つ。明日昼提出する民事法の答案、明日夕方5時に提出する会社法の答案、です。今から書きます。なんとしても間に合わせなければ。

今のわたしが飢えている物、それは涼し~い久住高原にドライブに行き、肌寒い高原の夜を満喫することです。はぁ~、というため息しか出てきません。

それから、書きたいことがいっぱいあるのですが、とりあえず明日の答案を書き終えた夜、また書きます。

2009年6月17日水曜日

えらいこった

明日水曜日、本来なら授業は夕方4時半過ぎから、倒産法と公法だけだったんです。
ところが1時から二コマ連続で要件事実論の補講が入っています。ということは、1時から夜8時まで、ずーっと授業を受けると言うことになります。
うう~っとなりました。
しかも、公法では課題提出、倒産法は予習する時間が消え、要件事実論は全く予習していないばかりか二コマも続けて授業するのですからその予習範囲も2倍ということに。なのに準備出来るのは午前中だけ。こりゃ大変です。
だめだこりゃ。

2009年6月15日月曜日

空回り

がっくり来る事が二つありました。ひとつは飲み会の写真について。ゼミで女子学生が、わたしが写真を撮ることに拒絶反応を示しました。なんでも過去自分の写真を脅迫みたいなことの道具に使われ、以後写真にトラウマがある、とか、自分以外の女子も嫌がっているとか。がっくりきました。と同時に、たしかに前もって承諾を得ておかなければならないなあ、と反省も。男と違って女性の写真は悪用される危険性がたしかにあります。
ただ、今日は未習の男子からもの凄く丁寧なお礼の言葉も頂きました。写真を撮ってもらいありがたかった、と言われ、救われた思いもしました。
 となると、一番良い方法は何なんでしょうかねえ。どうしたらよいのか悩みます。
がっくりその二。中山先生のゼミコンパ参加者について、わたしがいるAクラスではなく、もう一つのBクラスからの参加者が半分に減ったという知らせがBクラスの世話役から入ってきました。壊滅状態です。
 どないしょ?二クラス合同でも20人にもならなかったら先生に申し訳ないし、予約した個室が30人くらいと言ってるので、大減りになると店に何というか、これまた悩み深し、です。
個人的にはみんな中山先生をもっと大切にして欲しいです。我が校の宝物だとわたしは確信しています。
一昨日の飲み会でも現役裁判官の教官が、あの先生には誰も頭が上がらない、と言っていました。先生の人徳が分かっていないのは我が校の学生だけです。
愚痴ついでに言わせていただくと、私のクラスの学生は仲間うちで固まりすぎです。大人の風格を持った人物が見あたりません。なんでもっといろんな人とつきあっていろんな事を知ろうとしないのか、前にも書きましたが、大学時代、隣のクラスはみな本当に仲が良く、そのためどんどん合格者を出していました。また、実力のある学者も何人も出しています。
せっかく同じ目標を持って集まったのだし、わたしが弁護士教官に、田舎で弁護士を開業するにあたって最も重要なことは何かと聞いたら、即答が来ました。それは、電話一本で東京の有名な法律事務所にいる優秀な弁護士に聞きたいことを聞けるような友人関係を作っておくことだ、と。
我が意を得たり、です。
その意味では、今回の模擬裁判で、未習のクラスの学生達と一緒にやったのがもの凄く良かったです。優秀な人材が何人もいました。しかも性格が良いんです。既修クラスの連中が知識を武器にしているのと比べ、未習の人たちは法律知識が少ないためやや既修に遠慮しがちです。ですが、彼らの優れたところは、素直さです。変な垢が付いていません。たしかに来年の択一試験では知識がないと足きりに合うので相当一生懸命知識を習得するひつようがあります、が、素直ですから吸収が早いです。伸びしろがたっぷりという感じです。夏が来たら彼らとゼミを組みたいと思いました。

2009年6月14日日曜日

模擬裁判



私たち原告は敗訴しました。タダの模擬裁判とはいえ、負けてしまったことは、メチャクチャ、くやしーーですっ!


全員スーツ着用で口頭弁論に臨みました。するとみんな弁護士に見えてきました。


みんなはわたしを見て、てっきり先生かと思った、と言いました。やはり老けてしまったんだなあ。


夕方から懇親会。これは楽しかったです。いろんな連中と親しくなれました。


相変わらずデジカメとビデオの両刀遣い。記録係に徹しました。


実務家教官3人、学者教官一人、も参加しました。というか、実務家達の方が懇親会をやれと強要したようなものです。普段はおっかない教官も居酒屋では別人というか表情を崩して楽しそ~にしています。


わかります。若者とつきあうと自分も若返るんです。


で、飲み会の直前に、ウコンの力、を飲んだらこれが効きました。二次会まで行ったのですが、酔わないんです。


飲み会ではわたしの左側に女子が5人固まって座っていました。わたしの右側には男らが6人くらい。で、長いテーブルに大皿にのった料理が二皿運ばれます。片方は女子軍団へ、もう一方は男組へ。わたしはその境界線上にいたので、ほとんど食べ物が回ってきませんでした。仕方なくビールを飲んでばかり。それがこの女子軍団の食べっぷりの凄いこと。大皿が運ばれるや、あっという間にきれいさっぱり消えてしまうんです。


今朝は二日酔い気味で団地掃除。汗をかいたおかげで気分爽快になりました。


昼過ぎから、九大で日弁連主催の新司法試験適性試験が行われます。知り合いが受けます。


数的処理、推論、といった国家公務員試験のような問題が出ます。難しいです。夕方試験終了後、受験した友人らと話をしてみようと思います。


2009年6月12日金曜日

カレーを食べながら











10時前に帰宅しました。昨日の刑事法演習で出題された問題の回答を月曜までに提出しなければならないので今のうちにやり終えておこうと思って。




 今日女房が実家に帰ったので夜は一人、昨夜の残りのカレーを今晩食べるようにとの女房の命令に従い、カレーの入った小鍋に冷えたご飯をぶち込んで混ぜてカレーピラフみたいにして鍋から直接スプーンですくって食べています。




普通の食べ方よりもおいしいですよ。それと、カレーはやはり一晩経った方がよりおいしくなります。




まったく大変な1週間でした。次から次に仕事が押し寄せてきて溺れそうでした。でも親切な人たちが助けてくれて嬉しかったです。




今日まで怒濤のように駆けてきたせいか、何でも来い、という感覚が出てきてしまいました。で、勢いに乗って中山先生にメールでとんでもないお願いをしてしまいました。今になってかなりヤバイ気がしてきました。




どういうことか、どうなったか、については先生からのメールが届き次第お知らせします。




明日は模擬裁判の日です。みんなスーツを着て来なければなりません。本番チックに裁判をやれ、ということです。10時から5時まであります。




その後は懇親会、飲み会です。実務家教官達って本当に飲み事が好きです。




逆に学生達は結構辞退欠席します。もったいないなあ、と思います。友人知人は後々スゴイ財産になるのに。スケールの大きな学生が少ないのがちょっと残念です。というかこれが今時の若者なんでしょうか。むしろ教官達の方が気が若いです。




わたしの出番はありません。わたしは準備書面作りをちょびっとやっただけです。今夜10時頃ローを出ようとすると、ゼミ室でわたしのチームの学生で明日の模擬裁判で尋問を担当する若者達が必死でシナリオを作ったり予行演習をしていました。頭が下がります。




久しぶりに悩みなく寝ることが出来ます。うれしいです。
ローの駐車場に出てみると、そこには一足早く夏が来ていました。
幼年時代、大分県日田市の母方の祖父母に預けられていたころ、枕元のガラス戸によくヤモリが張り付いていました。お腹と五本指の足が可愛くて、じーっと観察していました。

2009年6月11日木曜日

夕焼けが滲みたなあ







夕方7時半、とうとう最後の課題、インターネットと法の3000字のレポートを書き終えました。今週の苦行はほとんど終わりました。




あとは明日の民事法、民事執行法がたっぷり入った問題です。




みんな出来ないので心配してません。




 猛烈な1週間の峠を越え、安堵感に包まれて見た夕焼けはとてもきれいでした。




これでようやく自分のしたい勉強が出来る時間がとれそうです。目がしょぼしょぼしてきました。

あと一つだ

夜中の1時50分です。やっと法曹倫理の課題を提出しました。ネットでファイルを送るという21世紀風のやり方です。
残るはあと一つ、インターネットと法の課題3000字だけ。
これを明日夕方までに書き上げて提出しなければ。

今日の授業は、予習が役に立たず仕舞いでした。自分の予測したところと違うところを聞かれ、びびりました。倒産法は欠席者が二人いて、二人分早めに当たったのです。もの凄くやばかったです。
行政法は逆になんともまあ、「ギブアップです」と言ったら赦してくれました。
他に何か救済方法はないか、という問いだったのです。めぼしい答は前に当たった学生が全部しゃべっていて、他には何も思い浮かばなかったんです。
でもこの授業のために何時間予習したか。まあ自分のためにはなりましたから、無駄ではなかったですが。

ゼミの振り分けもコンパ会場予約も段々落ち着いてきて、ようやく平穏な生活を送ることが出来そうです。
そうそう、昨日ちょっとキレそうになりました。
わたしが文系校舎であった授業を終え、ローに帰ってこようとしたとき、知り合いの1年生のおっさんがわたしに声を掛けてきました。昨日閉め切ったゼミに入りたいと言うのです。困りました。ゼミ生の振り分けに四苦八苦しててようやく解放されたと思った矢先だったのです。
そのうえ、頼み方が若干軽い感じを受けたのです。何曜日が良いのかと聞くと月曜が良いかなあ、と答えるのです。『月曜が』ではないんです。それでわたしが念のためにもう一度『月曜が』良いんですか、と聞くとまたもや『が良いかなあ』と答えました。どっちにしようかなあ、みたいな感じです。どうしても是非とも何としても入りたい、でも曜日は特にいつでも構わない、という感じじゃなかったのです。こちらはこんなにくたくたになるまで苦労しているのに、軽い気持ちで入ってもらっては困る、また、締め切り後で大変申し訳ないけれど、という態度でもなかったので、怒りが少しこみ上げてきました。
すると、突然わたしの横にいた女子学生がこれまた軽く『いいじゃん、入れてあげなよ!』と脇から口だししてきたのです。
そのときは本当にキレかけました。私たち二人の会話に突然割り込み、しかもわたしがイケズ(京都弁で意地悪)してるかのような言い方、しみったれみたいに言われたんです。思わず逆上して『こちらの苦労を知らないで、分かろうともしないで勝手なことを言うな』と言いかけました。でも止めました。
物言わぬは腹ふくるる業なり、ただ、目で合図はしました。「黙れ」と。

言いたいことを腹の中に納めておくって苦しいですねえ、ほんと。
ただまあ、1年生には受験学年のせっぱっつまった緊張感は分からないのかもしれませんね。

2009年6月9日火曜日

正念場

水木の2日間が勝負です。あす水曜、苦手の倒産法、行政法で確実に当たります。そのための勉強に明日は朝8時から夕方4時までロー机にしがみつきます。
夜8時、授業が終わると帰宅、12時までには就寝し、木曜朝5時に起きます。
すぐにローに行き、夕方5時までに提出課題2つを書き終えて出します。
 その間ゼミ振り分けの修正、連絡をして調整作業をこなします。
はやく来週になってくれ~、それまで頑張るしかない、ただそれだけです。
今日昼休み、民法の班分けを手伝いました。金曜日に20人が殺到したので3班に分けようと言うことで集合してもらったのです。すると終わりかけに女子学生から「Aさんって、いい人ですね~」と言われました。うれしい気持ちと「あ~あ、相変わらずオレってヤツはー」と自分がイヤになりました。なんで他人事には必死になるのにこと自分のことになるといい加減なのか、アホたれだなあ、と自分に呆れました。この性格、多分一生直らないでしょう。でも、大概の日本人にはこういった気質がたっぷりあると思います。ただ、みんなシャイなのでその奉仕気質を発揮する場が無いだけじゃないかなあ、とも。わたしだって中山先生から、やれ、と言われなければこんな事はしていません。
 まあ、奉仕するうれしさ、充実感を人一倍持っているのが我が民族の長所の一つだと思い、自分もその一員だと思って、民族のDNAがそうさせているのだとあきらめました。
昨夜は久しぶりに6時間寝たので今日はかなり快調でした。
明日は大雨になるらしいので雨音を聞きながら必死で倒産と行政をやります。
おやすみなさい。

2009年6月8日月曜日

まずい

いま、午前4時です。ついに刑事法のゼミレジメ、10頁、書き終えました。
10時半からゼミです。4時間くらい寝る事が出来そうです。
久しぶりに半徹夜しました。もう頭が空っぽです。おやすみなさい。

2009年6月7日日曜日

たすけてくれ~




いよいよせっぱ詰まってきました。今日は一日要件事実関係で潰れました。ゼミ分け手配、チューターに報告、修正、それとコンパ会場探しに天神中州徘徊。


そのため、夕方以降するはずだったインターネットと法のレポートが全く出来ず、結局明日1日でこのレポートと刑訴のレポート、計2通を作らないと。


しんどくなってきたので寝ます。アディオスアミーゴス。

2009年6月4日木曜日

飲み会







もう大変です、というかヘトヘトです。要件事実論のクラスコンパの幹事をさせられて、場所探しをしなければならなくなりました。





卒業生をチューターにしてゼミをやれ、とも命じられていて、そのゼミ結成作業にも追われ、雑用二本立てとなりました。





ところがどちらもとんとんとは行かず、もういい加減にしてくれ、と大声でおらびたいです。










ところで今日、旧司法試験択一試験と新司の択一足きり結果が同時に発表されました。





新司のほうは、我が校はイマイチでした。170人受験して70人も足きりにあいました。合格率は60パーセント。一番良かったのは一橋、東大、京大などで80から85パーセントでした。大いに負けています。





足きりにあった人はもう一年頑張るしかないです、でも、新司は3回までしか受けられませんから、三振した人はもう一度ローに入り直さなければなりません。辛いです。





わたしもコンパ会場を探すような暇はないんです。あ~しんど。しかれどもこの性格が災いし、今日夜10時までローにいて、帰りにホットペッパーという無料タウン誌を探しまくって見つけた店を下見してきました。大名にあるイタリアンの店です。ところが予約済み。仕方なく次の週は空いているかと聞くと空いているとのことで、わたしの予定したコンパ日より1週間遅れになりそうで、これまたクラスの学生に出欠確認を取らなければ。








2009年6月3日水曜日

たどり着いたらいつも雨降り


吉田拓郎作、モップスの鈴木ヒロミツも歌ってました。ふと思い出しました。今日は梅雨の始まりのような日でしたので。


昨夜頑張りすぎたせいで、今朝起きたのは7時半でした。


温度はちょうど良いです。暑くも寒くもなく、ヒンヤリしています。今時が一番過ごしやすいのかも。しかもわたしの好きな雨も。


倒産法の授業の進み具合がかなり早いので大変です。来週確実に当たります。来週は行政法もあり、一週間後が憂鬱です。




GMの倒産については、さすがアングロサクソンのやることは相変わらずズルイなあ、と呆れました。彼らの特技は勝手に自己中のルールを作って他人に押しつけることです。


今回、アメリカ政府はGM破綻による下請け会社の連鎖倒産を防止すべく、下請け会社がGMに対して有している債権の弁済を保証しました、た・だ・し、アメリカ国内の業者に限って、です。


従って日本の下請けメーカーがGMに対して有している代金債権は全く保証の外に置かれます。ヒドイ話だとおもいませんか?


もっとヒドイのは我が国政府が文句を言わないことです。それは置いといて、アメリカ政府は何が何でもGM再生をやり抜くつもりです。そのためになりふり構わぬ横車を押し通そうとしています。これって何百年もの間世界史上で繰り広げられてきた光景です。初演の主役はイギリス、今はアメリカに代替わりしてます。アングロサクソン族はソフト作りの天才です。たとえば議会制民主主義、政党政治、判例法体系、ラグビーやサッカーというゲームソフトを創作し、礼儀作法というソフトも開発しました。外交面でもパレスチナとユダヤに二枚舌を使って第二次大戦で必要な戦費をユダヤ人から引き出しました。インドの乗っ取りもまたムガル帝国の皇帝を騙して成功させました。


 それをもっとパワフルかつ粗暴にやっているのがアメリカです。


わたしたちはアメリカの横暴に無感覚になってしまっていますが、よくよく考えたら怖ろしい国ですよ、アメリカって。


 日本はちゃんと言うべき時に言うべきことを言わなければならない、さもないと今のアメリカの抱える負の遺産を肩代わりさせられてしまいかねません。


なんて、マジ、ひどいことをやりよるなあ、と思います。


破産って、結構債務者においしい制度なんですよ。一番災難なのは債権者の方です。破産という事態の異常性が段々分かってきました。


今日、まことに残念なニュースが入ってきました。世界最古の土器であった縄文式土器よりもさらに1500年古い土器が中国湖南省で見つかりました。

くやしーです!

1万5千年前作られたのだそうです。あ~あ。






2009年6月2日火曜日

今帰ってきました

夜11時20分です、帰宅したのは。ローで明日提出の刑事弁護論のレポート課題を書き終えて来ました。珍しく集中してたので、あっという間に11時近くになっていました。周りには未だロー生が何十人も勉強していました。女の子が3割くらいでしょうか。スゴイです。
 明日は倒産と憲法です。くたくたです。まだ晩ご飯(よるごはんではありませんから)を食べていません。食べるか寝るかお風呂にはいるか、もうすぐ12時。悩む時間がもったいないです。
それと、要件事実論の飲み会会場探しも大変です。
頭がごちゃごちゃしてきました。