2010年5月31日月曜日

ファンタ







チワワの名前です。前の飼い主さんが名付けたのですが、言い辛いです。フー太の方が言いやすいです。そんな話を女房としていたら、自分のことが話題になっているのに気付いたのか、こっちを見てしっぽを振りました。



 このファンタ君、ウンともスンとも言いません、もちろん、ワンとも言いません。ほんと、チワワは吠えない犬種です。



今日夕方女房の実家に行くと、マッサージチェアの影からわたしをじっと見つめていました。



昨晩ウチに来て以来まだ一度もおしっこもうんちもしていないんだそうで、心配です。






あさって、バイトの面接に行きます。それで昼間はちらほらと下調べ。勉強以外のことをやるとなぜか俄然勉強がしたくなりました。飢餓の法則とでもいうのでしょうか。






2010年5月30日日曜日

家族の一員?







夕方突然女房の親戚の女性から電話。彼女の知り合いが飼っているチワワを手放さなければならなくなったので誰かもらってくれる人はいないか、と。



なんでもその飼い主さんは一人暮らしで、今度結婚してロスに移り住むことになったので愛犬をロスに連れて行けなくなったのだとか。



そう言うわけで急遽、我が家になついてくれるかお試しのお泊まりをすることになって早速女房の実家にやってきたのです。



黒くて長い毛並みの男の子でした。キリッとした顔立ちですが、初めはブルブル震えていました。



ちっとも吠えません。しばらくして女房の手のひらを皿代わりにして牛乳を少し入れ、わんこの目の前に持って行くと元気よく飲み始め、手のひらをペロペロとしっかり舐めました。



夜は女房のお袋さんの布団の中にいるそうです。お袋さんの腕枕でぐっすり眠っているとのこと。



どうも家族の一員になりそうです。



こういうと笑われそうですが、実は1週間前チワワを飼っている夢を見たのです。翌日女房に夢の中の様子を話したのです。そうしたら、きょうの昼過ぎ、女房がホームセンターに買い物をしに行った際、ちょうど室内犬のためのベッドの大安売りをしてて、うちに犬が居たら買うのになあ、と思ったんだそうです。なんかこの犬と縁があるのかなあ。
☆日差し強く風爽やかなれどやや肌寒し、の一日でした。冬用のジャンパーを着込んでバイクに乗っています。


☆こんどバイトをすることに。ゲゲゲの女房ではありませんが、火の車なんで。水曜日に面接に行きます。試験があるとのことで慌てて準備してます。

2010年5月29日土曜日

近況報告


一昨日ロー別館の自習室に行くと、人気無し。昨日、久しぶりにクラスの学生と食堂でばったり出会い、長いこと話しました。択一の点数が高得点の連中は在校生相手にゼミを開いて活発に活動しています。そうでない連中は宙ぶらりんです。


卒業生は大概、民事執行法の勉強をしようとしています。ただ、気合いが入らない様子です。


わたしも以前読んだ和田民事執行法がすっかり頭から抜けてしまっていたので、イメージを創り上げるためにまず実務本、素人さん用の初心者本から読むことにしました。




今日仕入れた新情報は、択一の足きり発表って、足きり点の点数のみの発表らしいということです。


でもって自分の点数は自己採点に因るしかないと。採点のための解答はどうも法務省HPに載せないらしいです。?ですが。


ほんとだとすると、予備校が出している模範解答で採点するしかありません。ところが予備校では正解の肢が不明だという問題が3問あるそうです。点数で言うと10点分だそうです。


法務省から通知が送られてくるのが6月中旬とのことで、わたしみたいに足きりを心配している人たちは自己採点してもはっきり分からないので結局法務省からの通知待ち、ということになります。




今日は5月らしい陽気で気持ち良かったです。昨日まで寒い寒いを連発していました。こういう気持ちの良い日はバイクでツーリングしたらとても気持ち良いのに、その気分になれない自分が口惜しいです。

2010年5月26日水曜日

さっむい~っす
















 強烈に寒いです。バイクで久しぶりにローの別館に出かけました。途中で引き返そうかと思いました。





まるで3月の温度です。




別館に着くとと誰もいませんでした。で、1時間ほど民事執行法の本をパラパラめくり、その後生協の本屋に行って立ち読みしてました。すると同じクラスだった若者がやって来て立ち話。彼は択一の採点をし、論文の再現もしたそうです。





本人曰く、苦行でした、と。うむむ、偉いヤツ。こちとらは恐くて出来ないのに。




今年、受験予定者1万1千人のうちのおよそ四分の一が結局受けるのをやめたそうです。


受験指導をやってくれている弁護士さんがロー内掲示板に書いていました。今年はみんな自信がないようだ、とも。出題傾向が変わったからだそうです。


この試験は卒業後5年以内に3回受けることが出来ます。受験願書を提出しても試験場で自分の名前を答案用紙に書かなければ受けたことにはなりません。


この回数制限制度のせいで多くの人が受け控えをしようかしまいか悩みます。でもことしは全受験生の四分の一もが受け控えをしたとのことで、とても驚きました。ちょっと多すぎるなあ。


ここんとこ毎夜違った科目でミスを犯した夢をみます。夢の中で受験場での答案書きを再現しているのです。


 『それは違うやろ』と分かっているのに間違いを書いているのです。しかも一晩中同じ夢を何度も何度も繰り返して見るのです。最悪の状態で目が覚めます。


 熱いコーヒーを淹れて一口飲んでやっと自分を慰めることができます。どーせみんな同じようにミスをしてるんだから、って。ミスをしていないヤツなんか一人も居ない、と。たしかに受験中の精神状態はもの凄かったです。緊張、焦り、動揺、これらがドッと押し寄せてきます。試験時間は科目によって2時間モノ、3時間モノ、4時間モノと様々ですが、共通点は、どの科目も時間が足りなくなる、ということです。


とりわけ今年は時間不足で途中答案になってしまった人が多かったのではないか、と推察しています(我田引水)。


 また、択一も年々難しくなってきています。わたし自身は今年の問題はキツイなあ、点が取れないなあ、と感じました。ところが私のクラスの優秀な連中はとんでもない高得点をはじき出していました。凄すぎる点数でした。



 しかしまあ、よく考えるとある意味当たり前だなあ、と思い直しました。彼らは元々優秀な上、2年間勉強ばかりしていましたから高得点を取って当然、全国レベルで見ても超優秀な連中ですから。



 そういう超優秀な奴らと自分を比較して落ち込んでいること自体が大間違いであることにハッと気付いたのです。そんな超優秀受験生は日本中で千人くらい居るでしょう。でもわたしの狙い目はドンケツ合格なので。


 法務省は全受験生の総合得点、科目別得点、順位等、詳細なデータを掲載しています。また、受験予備校は一桁台で合格したメガトン級の超優秀答案と、1000番台、2500番台の再現答案集を出しています。


 それらを比較検討してみるといろんな事が分かります。


①超優秀な答案を書く受験生の一団がいること。おそらく1000人くらいいそうだということ。

②彼らの実力は計り知れないほどスゴイこと。つまり、問いに対してズバリ応える、しかもその応答の中身が正確且つコンパクトである点がスゴイ。


③ただ、全科目スゴイというのはおそらく100人以下だろうということ。残りの900人は凸凹がありそう。


④これに対して2500番台の答案はパッとしない感じを受ける、というのは問題文に直接応えていないモノが多く、知っていることを書いているだけ、みたいなのが多いため。


⑤今年4月末に急遽法務省が出した去年の採点雑感では、すべての点について網羅的にチビチビと書くのは良くない、自分なりの一本筋の通った答案の方がよい、と書かれていました。


実は、情報では採点官は詳細な点数表を用いてこの事実を挙げていれば1点、あの項目を論じていれば1点、、、、と採点表に従って採点していくらしいのです。なのでみんな点を取りに行く努力つまり落ち穂拾いのように点を拾い集めるような総花的答案を目指すのです。


法務省はこれを批判したというわけです。
法務省の言いたいことは分かりますが、怖ろしくてなかなかそのようには書けません。みんな目先の1点が欲しいからです。


⑥全科目2500番の答案を書いたら、択一の点数も加算されて総合点で勝負となるので、択一次第で受かる可能性大です。

ちなみに、総合点の出し方は、択一350点満点のうち自分の取った点数×二分の一+論文の総合点800点中自分の取った点数×四分の七(つまり1,75倍)です。


択一得点×0,5+論文得点×1,75=総合得点
となります。

例えば、択一で4点取れば総合得点では2点アップにしかなりませんが、論文で4点取れば総合点で7点アップとなるということです。


 ここで言い忘れたことがあります。択一試験は足きり試験でもあります。論文答案を採点してもらうためには択一の点数だけで上位5000番以内に入らなければなりません。択一の点数が5000番以下だとその時点で今年の試験はお終いとなります。論文答案を採点してもらえないのです。

 で、5000番以上だと論文答案を採点してもらえます。そのとき、論文の点数と択一の点数を上に載せた数式に従って合計するわけです。ですから択一の点数は多ければ多いほど受かりやすいのです。

 その択一足きり発表が6月3日です。自分の択一点数が8000人中5000番以下になるとは考えにくいのですが、それでもドキドキしてコワイです。
☆写真は大分県日田市  日田川開き観光祭、大雨に祟られ駅前は閑散としていました。
  九大伊都校舎近くの糸島ソーセージと付属レストラン。
☆☆ 今夜NHKでスーザンボイルさんの特集が。レ・ミゼラブルというミュージカルを観たくなりました。素敵な歌でした。あと、エレインペイジさんというイギリスのミュージカルスターが素晴らしかったです。
魅了された、とはこういうことを言うのか、とうっとりしてしまいました。









2010年5月24日月曜日

ブログの不調?

さっき芙蓉さんとおばちゃんさんに御礼の返事コメントをアップしたのですが載ってくれません。
ここであらためましてご心配をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いします。

2010年5月21日金曜日

違和感






















旧試験は5月の母の日に択一試験が、それに受かった人だけが7月中旬の論文試験を受ける、という段取りになってました。







これに対し、新試験は5日間で択一と論文を一気にやってしまいます。なので、終わるとその年の試験は一切お終いになります。後は何にもないんです。6月はじめに択一試験の発表があり、足きりされなかった人だけ論文答案を採点してもらえ、足きりにあった人たちはせっせと書いた論文答案を読んでさえもらえないまま一巻の終わりとなります。







受験生達は今何をして居るんでしょうか。わたしも、手持ちぶさたになってしまいました。







それで試験には直接は出ない民事執行法保全法をじっくりやることにしました。












とはいえ、受けた試験の中身がフラッシュバックのように目の前に現れてきます。あ`~う`~ぐぅ~、と声にならないうめき声が出て来る有り様です。












そんな中、クラスの仲間と柳川までドライブしてきました。雨の柳川は風情がありましたが、肌寒くなってしまいました。それで、クルマを駐車場に置いたときは止んでいたので傘を持たずに歩いてお花(柳川藩主立花氏の別邸)や白秋生家に行くと、大雨に。白秋記念館の切符売りのおばさんに、近所にうなぎのせいろ蒸しの美味しい店はないかと尋ねると、親切に教えてくれた上、傘も貸してくれました。






3分ほど歩いてその店に到着すると、すでに白秋記念館から電話で知らせが届いていました。






雨に濡れて冷たくなった体に熱々のせいろ蒸しがジ~ンと滲みました。その店の入り口に、何でも鑑定団の中島鑑定士の色紙が。テレビ取材でその店に立ち寄って同じせいろ蒸しを食べたのだそうです。






一緒に行った仲間3人は、6月になると福岡を引き払って各自の実家に戻るそうです。山口、広島、兵庫へと。ちと寂しくなります。





2010年5月18日火曜日

一夜明けて(昨夜書きかけで終わったものです)

vacant



空っぽ、といった感覚です。昨日までの異様な戦争状態からもう何年も経ったような気がしてしょうがないです。



試験が終わった日の夜、真夜中に布団に入ったものの、1時間ほどしてパッと目が覚めました。



試験が終わって慰労会会場に行くまでとその帰り、本や資料、コーヒーの入った魔法瓶などを抱えて歩いたせいか、足がつってきました。



しかも両足が。たったあれだけの距離を歩いただけなのに。それもあってほとんど眠れませんでした。



今日は肉体と精神の凝りをほぐそうと、スーパー銭湯に行ってきました。小田部というところにある、福の湯です。



これは大正解でした。露天風呂に浸かりながら涼しい風にあたると本当に頭から雑念が抜けていく気がしました。



 同じクラスの女性に連絡を取ったところ、もう既に問題検討とか再現とかやったそうです。



マジ勇気あるなあ、と驚愕しました。わたしには出来ません。想像しただけで胃に穴が空きそうです。



昨夜の慰労会で、長年ロー生の受験指導を精力的にしてくれている弁護士と話をしました。



彼は暗い顔をしてました。その訳は、今年は問題傾向が激変したため、この1年間必死で指導した来たことが無意味となり、今年で最後のチャンスだった人たちの役に立てることが出来ず申し訳ない、というものでした。



よ~く分かります。



 わたしが今年はじめて受験してしみじみ感じたことがあります。



第一に言えること、それは勉強しなければならない範囲の広さと深さです。確実に合格しようとすると、とてつもない勉強量が必要です。



その点、4年前に始まった試験の蓄積により、答案マニュアルが確立されつつありました。



去年すべった人たちは特にこのマニュアルを必死で自分の物としようと1年間がんばってきたはずです。



ところが、今年の4月下旬、法務省は突然、慌てて去年の問題の採点についての雑感をホームページに載せました。受験生の答案がマニュアル化しつつある、とか書いてました。マニュアル化の弊害は旧試験でも声高に叫ばれてきた物です。



マニュアルという物は思考や行動を効率化して無駄な努力を省略するための役に立つ段取りですが、逆に言えばそういう風に書けば考えなくても点をもらえるということでもあったのです。



マックやモスやコンビニやユニクロのように、マニュアルをきちんと創り上げ確立させスタッフに守らせることはとても大切なことであり、企業にとっては無形の財産です。



ですが、マニュアル答案は受験生の思考を停止させてしまうという弊害も大きい、と法務省は考えたのです。結局、創業者利益だけ認める、というわけです。未だだれもマニュアルを知らなかった時点ではマニュアルの威力はスゴイのですが、みんながそれを真似するようになると途端に無価値になるというわけです。いや、法務省は無価値どころか有害だと言い切ったわけです。



 マニュアルを考えついて最初に実践した者はスゴイ高得点をもらえるが、後になってそれを真似るやつらはちゃっかり者に過ぎない、それこそ自分で考え創造することをサボるヤツには甘い顔は見せない、というわけです。



たしかに今年の問題は去年までと比べるとかなり違ってました。



 でも受験開始の合図が鳴った直後に問題用紙の封を切って初めて中身が分かるのですから、何がどう変わったか、なんて試験中に比較するなんて余裕なんかありません。



 ですから、去年までと同じ対策で立ち向かうほかありません。ところが問題文が去年と違う聞き方をしているのです。つまり去年までのマニュアルが使えないような問題文をつくってやった、というのです。



というわけで、マニュアルによる当てはめを否定された以上一体何をどうやって書いていけば良いのか、さっぱり分からなくなってきた、ということです。ま、おそらく条文中心の現場思考をやれ、というのでしょう。あとは、基本判例と照らし合わせて考えろ、とも言いたかったのでしょう。



それから、受験中に実感したことですが、答案には自分の持っているモノがモロ出る、ということです。よく知らない箇所は絶対に書けません。思いつくこともできません。試験時間は4時間もあるのですが、長い問題文と資料を読みこなすには不十分です。


試験委員会は結局トータルでその受験生の実力が自然と分かるような出題をするんだなあ、と思いました。


つまり、敵さんはほんと、カシコイということです。

なんか、暇をもてあましている的感覚です。速読の訓練と似て居るなあと思いました。集中して速読の練習をした後は、普段のやりかたがかったるく感じてくるのです。それと同じように、丸4ヶ月、朝から夜中まで焦って問題解きや条文読み、答案読みばかりやってたので、急に終わってしまうと、一体何をすればよいのか、なんだか空っぽな感じに襲われました。
それで、早い内に民事執行法、保全法の勉強と、倒産法の実務家用の本を読もうと思います。
前者は尊敬する和田先生の本と、予備校の講義録音を。後者は、学生時代同じクラスにいた友人が弁護士になって書いた分厚い倒産法の本です。共著ですが大した物です。

2010年5月17日月曜日

二度と受けたくない試験





報告します。



まさに拷問でした。間断なく襲ってくる恐怖と苦痛に支配された5日間でした。



こんなにキツイ試験は他にありません。みんな口を揃えて言ってました、『もう二度と受けたくない』と。



詳しくは追々ご報告しますが、とりあえず生きてかえってきたことだけお知らせします。



機能の試験終了後、九大ローのお偉方のおごりで慰労会を開いていただきました。



4月中旬以来のビールでした。精神的体力的疲労のせいでビールを飲むことさえできなくなってしまっていました。



一月振りのビールの味は?終わったばかりだったためか、極度の緊張と興奮とで味が分かりませんでした。焼酎のロックを何杯飲んでも酔いませんでした。頭がカーンとなってて酔っぱらうことすら出来ない、といった感じでした。



あとは次回に。