2009年6月28日日曜日

ほっとしました




中山先生ご夫妻を囲んだコンパ、かなりうまくいきました。



総勢34人まで増えました。今年受験を終えた卒業生と修習生が来て、というか、先生の命令で来てくれました。



そのうちの修習生は、午後からの補講の際、学生に勉強の仕方とか質疑応答とかをやってくれました(もちろん先生の指示に従わさせられたため)。



猛烈な勉強をしていたみたいです。おそらく完全未習の人だったんでしょう。



一からやってたった3年で受かるためには死に物狂いでやらないとだめでしょう。



午後5時前、10人以上の集団で地下鉄に乗って天神まで。その前、コンパの挨拶セリフをワープロで打って印刷しようとしてたんですが、プリンターが反応せず、焦ったあげく、あきらめてローを出ました。何とかなるだろう、と。



実際はわたしの挨拶は省略され、先生のご挨拶だけで宴が始まりました。そっちの方が良かったです。



宴開始時刻、前日の予報では雷雨が来るとの予報でしたが、降らずに済んで本当にラッキーでした。奥様が車いすなので雨が降ったらタクシーの乗り降りがヤバイなあ、と懸念してたので。



で、先生ご夫妻の乗ったタクシーが到着するのを5人ほど、外で待っていました。店がある場所は交通量がすごくて、スムーズにタクシー下車をこなさないと、と思って待機してたのです。



すると、思わぬ小道から先生が奥様が乗った車いすを押してやってくるではありませんか。やられた!と感嘆しました。先生は道路状況をあらかじめ把握した上で、トランクから車いすを出して奥様がいすに乗り移る作業をしやすいような別の広い道へタクシーを誘導していたのです。そしてそこから車いすを押して来られたのでした。ほんと、この先生は配慮、思慮が広くて深いです(上から目線で申し訳ないですが)。



ただまぁ、わたしに対しては容赦ない量の雑用指示が来るのにはもうちょっと配慮してもらいたいです。



それはともかく、宴会は自分でも満足度90パーセントは行きました。残り10パーセントは参加者が実際どれくらい楽しんだかによりますから、自分では判断できません。



 一番良かったのは部屋です。完全個室でほかの客のこと、騒音の心配がゼロでした。店側の配慮も行き届いていました。その店のウリは和風の店内にジャズが流れるという粋な雰囲気作りをしているのですが、下見をしたとき、ちょっと音が大きいなあ、と不安感を抱いていました。けど、いざ宴会が始まると音量を落としてくれていたのです。


 そのため思う存分おしゃべりができました。


また室内の広さ、明るさもちょうど良く、たいがいの人たちが席を移動し、知らない者同士が仲良くなったり卒業生や修習生と学生との交流が出来ていたりしていました。それを率先していたのが先生です。すべての座席テーブルを自ら回って座り込み、学生たちに入り込んで楽しいお話をされていました。偉い先生がふんぞり返って学生がお酌をしに順番を待っているというおぞましい光景など微塵もありません。この先生は本当に心の底から学生が好きなんです。


このような光景が繰り広げられ、みんな楽しそうでした。



で、先生がみんなのテーブルに出回っていた間、先生の奥様が座ってらっしゃる席には学生たちがおじゃまして奥様のお話を伺ったりして、奥様も熱心にお話されてました。



 昭和40年代、札幌地裁旭川支部に転勤になったときの寒さのすごさ、とか、一番上の娘さんが裁判官で、その旦那様が弁護士なんだけど、妻の転勤に従って夫も弁護士事務所を替わる、と言う話には驚きました。



 宴も終わり、外に出ると、絹のような小雨が降っていました。



6月に指示された二つの雑用、ゼミ生募集班分けとコンパ、全部終わりました。どちらも大変な作業でした。自分自身意外にシャイなので、知らない人に話しかけるのにはエネルギーを使いました。



ただ、前にも書きましたけど、そのおかげで知り合いが一気に増えてもの凄く有りがたい思いをしています。



知り合いと言えば、きのう、超うれしいことを聞きました。卒業生の女性から伺ったのです。その人はわたしのこのブログをご覧になってくれているのだそうです。それだけでも嬉しいのに、その理由がまたメッチャ嬉しいのです。



 うちのローにわたしが入学する前の年まで、わたしの大好きな民訴の先生が特別講義をしに東京から来てたんです。和田吉弘さんという超優秀な先生です。辰巳から出したライブ民訴という本の著者です。その前に、民訴講義とか過去問講義とかを辰巳でされていて、その全部を聞いていてこれはスゴイ、と思っていたのです。ライブ民訴という本は過去問講義のテープを文章化したものです。その先生はうちのローに民事執行法の講義をしに来られていました。和田先生は民事執行法についてもわかりやすい本を書かれていて、その解説講義テープも購入して聴きました。


実はわたしがこのローに入ろうと思った理由の一つがこの先生の民事執行法の講義を聴くためでした。ところがわたしが入学したらすでに辞められていました。がっくりです。



 そういう先生のことをわたしが以前このブログで書いたのです。



すると、和田先生が(ここからは伝聞です)、九大ローで自分のことをブログに書いている学生が二人いる、それは誰だろう、と東京のご自分の所属する大学で学生に話したのだそうです。で、なんとそれを聞いた学生が九大ローに入学し、みんなにそのことを話したのだそうです。そこで犯人捜しではありませんが、和田先生を話題にしたロー生探しを数人で手分けして検索したのだそうです。



それでこのブログを探し当てたのだそうです。



その女性は前からそのことをわたしに話そうと思ってらっしゃったんだそうです。はは~ん、それでかぁ。いや、その女性とはほとんど面識が無かったのに、廊下ですれ違ったときなど、丁寧にご挨拶をくださるので、なんか変だなあ、と思っていたのです。



 きのうはそれ以上のお話を聞くことが出来ませんでしたが、ひょっとして和田先生がこのブログを見てたりしたらどうしよう、とおもうと冷や汗がでます。



それに、そもそも和田先生は一体どうやって九大ロー生二人が自分のことを書いている、と分かったのでしょう。それも謎です。



 ともあれ、いろんな方がこのブログをご覧になっていることを思うと(というか、ブログとはそもそもそれを目的としているのでわたしの思いは不条理ですが)、今までのようないい加減な書き散らかしが出来なくなってきそうで困ってしまいます。