2009年3月31日火曜日

もらい泣き




本日付で事務の男性が退職なさいました。九大事務職を定年後第二の就職先だったローを卒業されるのです。


わたしは個人的にお仕事中の写真を撮って大きく引き延ばし、額に入れてお渡しすることにしていました。


すると、うちのクラスの女子学生二人が音頭を取ってみんなで記念品を贈ろうと言うことに。その話が来たので、ついでにわたしがお渡ししようと思っていた写真もそのときに記念品と一緒にお渡ししよう、その際はクラスみんなが集合してお渡ししよう、ということになりました。


そして今日午後、段取り通りに事が運びました。そしたらその方、Aさんは、ご挨拶の途中、感極まって言葉に詰まってしまいました。その瞬間、みんなの心もぎゅ~っとなりました。わたしももらい泣きしてしまいました。


その後、別のクラスからも記念品贈呈式が行われ、その後にロー生全員出席の新学期ガイダンス場でもまた別のクラスから花束と記念品が贈られました。


みんなに慕われていた方でした。


寂しいけれど良き日でもありました。


 自分一人でひっそりとお渡しするよりもみんなの気持ちとしてお渡しする方がもらった方も何十倍もうれしいだろうと思いました。言い出しっぺの女の子達はグッジョブでした。


 

2009年3月30日月曜日

短く


ローに着くなり鼻水ぼたぼた状態。ティッシュがなくなり近くのドンキまで買いに行く始末。

昨夜実家に電話すると親父以外ほとんど風邪を引いていました。半熟卵が風邪に効くとかなんとかうんちくを垂れていた自分が風邪を引くなんて、おーばかです。

 今夜はわたしが半熟卵を食べます。これって意外に効くんですよ。鍋に水と卵2個を入れ、強火で8分。黄身だけ食べます。

 ところで九州では卵の黄身のことをきなみ、と言います。京都できなみと言ったとき相手はぽかんとしてました。それまで日本中きなみと呼ぶとばかり信じていました。ですから、相手が黄身をきみと言ったときもの凄い違和感を感じ肌がもぞもぞしました。

 でもですねー。これはどうですか?きなこ餅ですよ。黄粉と書いてきなこ、と呼ぶじゃないですか。だったら黄身と書いてきなみと呼ぶのも不思議ではないと思うんですが。

 あ、今日は風邪気味なので短く終わらせるつもりだったのでした。

明日は朝10時からゼミ。新学期の授業の予習です。これがまた大変な量と内容なんです。

 でも今夜はビタミン剤と半熟卵を食べたら寝ます。明日朝6時起きでやる、「つもり」、です。

満喫
















女房と二人でプチ花見をしてきました。地下鉄七隈線終点、橋本にきれいな桜並木があります。室見川の上流です。そこを散策してさらに上流の西部運動公園で花見。コンビニで買ったサンドイッチと焼きそばをポットに入れた熱いコーヒーとともに食しました。鳩がたくさん寄ってきて女房が投げ与えたサンドイッチの端っこを取り合ってました。





運動公園は大盛況。中に犬用のドッグランがあり、犬たちの社交場になってまいた。少しだけ寒かったですが、地味に楽しめました。





 その後女房を天神で降ろしてローに。最後の後片付けをしてとうとう新居で勉強開始。空気が清浄で人通りもなく空間も広いのでとても勉強しやすいです。今までは換気が悪く、密集度もすごかったので頭が朦朧としていました。ただ、建物の先端部分なので教室やトイレに行くにはかなりの距離があります。でもそれを補って余りある静謐さです。





 あと一週間後に前期授業が始まります。これからの一週間がヤマです。

2009年3月28日土曜日

さくらさくら







半徹夜の後遺症で金曜の夜はバタンキュー。
土曜午前、寒空の下、福岡城のさくらの様子を見てきました。曇天でちょっと残念でしたが見事な満開。年々好きになってきました、さくらが。



 花見客も結構居ましたがとにかく寒くてとても外で飲んだり食べたりする気になれないんじゃないでしょうか。



今年のさくらはなんとなく色が濃い感じがしました。去年はちょっと水っぽい所があったのですが、今年は、特にお城のさくらは濃いです。



 昼過ぎにローに着くと、早々と引っ越しを終わらせて既に新居で勉強している学生がいました。新学年になると自習室の座席が移るんです。



 引っ越しは明日一日でやれと指示が出ていたのですが、わたしの新居はすでにもぬけの殻。それでは、と今日中に引っ越しを終わらせるつもりで作戦開始。人も少なく、初めは順調でした。



 ところが、本の多さ、重さに足が耐えきれず、しびれと痛み、しまいに足の甲が攣りました。



 9割方終わらせて帰りました。バッグの中は不要なファイル、本でぎっしり。



新居の位置はかなり良好です。何と言っても空間があります。肺が弱いのとパニック障害に見舞われた経験から、狭くて空気の悪い場所には居られないので、新居はその点ばっちりで有り難いです。



 それに、新入生用の場所よりも上級生用の場所の方が通路が広く取ってあること、なんとなく明るいこと、などもうれしいです。



 ラストの1年を猛勉強できそうな感じの場所です。












2009年3月24日火曜日

ドラマチックV2







まるでB級映画。見え見えの筋書き、こんなこと現実にあるわけないじゃん、馬鹿馬鹿しい。と、映画だったらそう思ったでしょう。





 これが現実に起きたらどうなるか、ドラマになるんです。そう、なったんです。なってしまったんです、現実に!





信じられない試合でした。息をのむ、とはこのこと。選手も観客も球場全体が集中していました。





夢中になっていたのです。全ての眼が一球ごとに固唾をのんで白いボールを見つめていました。





これが本当の野球の試合だ、と世界中が認識したと思います。日本の野球が世界標準になった瞬間でした。だって二連覇ですもん。文句あっか、ですよ。





一試合ごとにチームが一つになっていくのがよく分かりました。








幸か不幸か、今日は一日中ゼミで見ることが出来ませんでした。そのかわり前の晩ビデオ予約しておきました。しめしめ、優勝の瞬間をビデオで見れるぞ、と女房の実家に向かうと、何と延長戦だったので9回で録画が終わっていました。残念無念。でも、勝ったからいいです。








ゼミでは行政法の過去問。旧試験出身者ばかりなので行政法はバリバリとはいきません。おかげで5時間もかかりました。本番の問題は、何度も言いますがスゴイです。

桜谷神社の古計牟須姫命

桜谷神社の古計牟須姫命

神話伝説(君が代)

神話伝説(君が代)

2009年3月23日月曜日

身びいきしてもいかな










いや~、九州人大活躍でうれしいです。






村田(東福岡)、青木(宮崎)、城島(佐世保)、川崎(鹿児島)、馬原(熊本)、杉内(大野城)、内川(大分)、福留(鹿児島)、そして原監督(福岡)ありがとう。





わたしから見て特に光りまくっているのが杉内と川崎です。杉内は目立たない中継ぎ投手ですが、完璧に抑えています。相手の反撃の目を未然につみ取っているので試合の流れが敵に渡りません。






川崎は前回もスタメンで大活躍。なのに今回は不本意なベンチスタート。内心忸怩たる思いが溜まっていたでしょうに、自らチームの雰囲気作りを買って出て誰よりも大声で声援を送り、笑顔を振りまき、ムードメーカーに徹していました。そしていつでも試合に出られるように準備を怠らずアメリカでも試合前一番先に球場に来て猛練習していました。






そしてそして、その準備が見事今日の試合で花開き、結実したのでした。






本人は、自分はスタメンでなくスタベン(ベンチスタートをもじった)で全試合出場した、と言い張っています。チーム全員が一つになって試合に臨んでいるのだ、という心意気を言いたかったのだと思います。






いかにも日本チームらしく、スピードと決断力、しなやかな細身の体を最大限に生かした瞬発力を球場中に発散していました。






そのためアメリカ人選手の動きがのろまに見えてくる始末でした。






やはり川崎宗りんの最大の武器は明るさでしょう。自分一人だけではなくチームみんなに勇気を与えてくれるのですから。






イチローは自らの行動で範を示します。無言の教化です。これもまた日本人的で大変素晴らしいことです。そしてその側にあの明るい川崎宗りんがいることで、この二人が合わさって醸し出すエネルギーとオーラは、日本チームを強く凛々しく、明るい前向きで、きゅっと締まった団結力に満ちた戦う集団にしてくれます。








わたし正直言って原監督に対しては懐疑的でした。戦術面でもリーダーシップ面でも。この点につき、撤回し、謝罪します。








選手起用がズバッと当たっているし、なによりあの星野さんと違って選手を主人公にしていて自分は黒子に徹しようとしているところに感心したのです。手柄をすべて選手のものにする態度はとても尊敬できます。大牟田出身の原辰徳、頑張れ。ついでに言うと、阪神の真弓監督も大牟田出身です。












 それから、意外に気付かないのが、ピッチャー陣がほとんどパリーグから来ていることです。もちろん内海はジャイアンツで、松坂はメジャーです。でもそれ以外では、ダルも岩隈も杉内馬原田中まーくんオリックスの小松も。










パリーグの勢いの強さが出ているなあ、と思いました。彼らが日本に帰ったとき、WBCでの経験と箔とが試合に出ることでしょう。










一方、アメリカチームを見ると、監督のデーブジョンソンは2年間巨人でプレーしていましたし、コーチのレジースミスもまた巨人にいました。日本との深いつながりを感じました。





試合前の君が代、いつ聞いても素晴らしい歌だと感嘆します。メロディが素晴らしいんです。エインシャントメロディ、古代的雰囲気が溢れていて、荘厳さに充ちています。このメロディを一度聞いたら忘れないんじゃないでしょうか、どんな国の人も。





前にも書きましたが、君が代の歌詞は、そもそもは博多湾の志賀島にある志賀海神社の宮司が述べる祝詞です。
奴国の国王を称える歌でした。詳しくは後でおもしろサイトをご紹介します。



写真の桜は、白水池、初めて行きました。スゴク大きな池で、びっくりしました。















本試験





































昨日ローで今年卒業する知り合いと話していたところ、昨年合格したロー生で、公法系(憲法と行政法の合体した科目、4時間で2問)の成績が全受験生4800人中2番だった人の話を聞きました。


その人は最後の日にあった刑事系(刑法と刑訴の合体)の点数が極度に悪かったそうです。なんでだろう、と聞くと、体力が最終日まで持たず、へろへろな状態だったんだそうです。しかも、その前の年もそのまた前の年も体力不足で最終日受験できず、今回がラストチャンスの3回目だったのだそうです。

で、公法系で得点を稼げたのでトータルして合格圏内に入れたというのです。


もの凄くよく分かります。論文試験のきつさは半端ではありません。何時間も集中して頭を使い続けるとオーバーヒートしてしまい、思考力がなくなるばかりかブドウ糖を大量消費するので極度の空腹感、なのに食欲がない、という怖ろしい状態になります。また、右手が腱鞘炎になりかけます。


今、去年の論文問題を書いていますが、そりゃもうもの凄いです。訓練を何度も繰り返さなければ本番で大失敗をするのは確実です。実力者が落ちるのはそういう理由があったのです。



今日は一日中小糠雨。外に出て散歩したかったのですが、会社法の利益相反行為のまとめが大変で、時間を取られてしまいました。

倒産法の進みも遅くて、じりじりして来始めました。

☆最近気になったこと。
近所にあるセブンイレブンが何軒も店じまいしていることです。わたしの知っている限り4軒、閉店しています。共通点は、どこも駐車場がない、街中の店舗だったということです。おかげで不便この上なし、です。セブンイレブンで注文した本を受け取るシステムを愛用していたので。

2009年3月21日土曜日

いや~春満喫
















あんまり気持ちの良い風に当たってやるせない気持ちに。
  願わくば 花の下にて 春死なむ    
  その きさらぎの 望月の頃
暖かさ9割、冷たさ1割の混ざり具合の心地よい春風に吹かれてきました。
弥永団地という南区の古い団地内に、那珂川町の特産品売り場があ、そこにヤーコン茶が安く売っていると、Kさんから聞いて買いに行きました。もう半年間も行きたくて仕方なかったのです。
ものすごく分かりにくい場所にありました。昔からのスーパーにいろんな直売所が寄り集まった、人肌感のあるマーケットでした。
 後はまた明日。

2009年3月19日木曜日

崖っぷち




さすがのイチローも心が折れそうになったと言ってました。13打席連続ノーヒットの上、送りバントも失敗し、死んでしまいたい気持ちになったのでしょう。



痛いほど分かります。何千万人という野球ファンの期待を背負っているにもかかわらず、尽くそれに応えることに失敗してきたのですから。



しかもあの韓国に負けたのですから、惨めさも数倍に膨れたでしょう。



勝負師って辛いですよねえ。真剣勝負の世界の厳しさを改めて感じました。



結果しか求められていないのですからねえ。



 今日のキューバ戦でやっと2本出て少しは折れた心も繋がってくれたんじゃないでしょうか。それにしてもイチローが本心を吐露したこと自体、いかにきつかったかの現れです。崖っぷちに立たされた恐怖を払拭出来たのはさすがイチローです。



 明日の試合、グループ内1位決定戦で韓国と4度目の試合が。わたしの希望としては明日は意図的に負けて欲しいです。そうすればロスでの準決勝でアメリカと当たらずに済みます。アメリカとは決勝戦で対峙したほうが盛り上がるからです。まあ韓国の方も同じような考えでしょう。これまで試合に出ていなかった選手達をどんどん出して試合慣れさせる、いわば消化試合になるものと思われます。明日勝って良いことは一つもないと思います。



 今ローでは卒業生、つまり新司法試験受験生(2ヶ月後に実施されます)が卒業した後の自習室の引っ越しでいろいろと問題が出てきています。みんな良い席に座りたいのです。もっとも、ほとんど自習室の自分の机を使わない学生もいます。自宅派です。で、そういう学生の机は物置や隣の学生の本の置き場所になってしまっています。



 わたしとしても、肺が弱いので空気の悪いところだけは避けたいです。



倒産法のテキスト、重い鉄の塊の蒸気機関車がピュ~っと汽笛を鳴らしてシュッポッ、シュッポッとようやく走り始めたときの状態です。ずっしりした巨体が動き始めて気分はとても良い、しかし進みがのろくてイライラも抱えています。




同じイチローでも小沢イチローの方は、ワケが分かりません。自分の所の西松建設からの献金が違法だとの検察に対して、徹底抗戦をする、なんてことを仰っています。でも、検察が不公平不公正な捜査をしたというのがイマイチよく分かりません。そこんところをもっともっと正確に説明すべきです。さもないと被疑者のたわごとにしか聞こえません。しかもあまつさえ、企業献金を全廃すべきだと急に仰るのです。これには自民党国会議員が『盗人猛々しい』と言ったのがピッタリ来ました。イチローさんが一番自民党議員らしいと思ったのはわたしだけでしょうか。



2009年3月18日水曜日

室温29,1度


たまりません、この暑さ。背中から汗がじっとり滲みだしてきました。

去年の過去問のうち、民事系の大大問をやってました。会社法の中でも複雑でこんがらがるところが密やかに出題されていました。

利益相反行為というところです。

会社法の条文が極めて分かり難いので、取締役と会社の利益が相反する場合が分かりづらいのです。辰巳の解説者もなんだか怪しいことを言ってました。

ひどいのはどの教科書類も説明不足な点です。自分でもいろいろと図や表を書いて分類してみましたが今一確信が持てません。

倒産法が控えているのに。


この前歴史教育が大切だと申し上げたのですが、なんであんなに熱くなったのか、ワケが分かりました。先日テレビでオバマ大統領の演説集を特集していたのを見たからです。オバマさんは演説の大半をアメリカや世界の歴史について語っていました。自分たちが先人の辿ってきた歴史の延長上にあることを常に聴衆に訴えていました。歴史に基づく演説だったので格調も高く、骨があり、説得力が溢れていました。

麻生さん、小泉さん、安倍さん、小沢さんにあんな演説が出来るでしょうか。

日本の政治家達は歴史をわざとかどうか知りませんが口に出しません。とても薄っぺらい感じがします。

わたしの高校の大先輩、落日燃ゆ、の広田弘毅のような政治家が現れて欲しいものです。広田弘毅も偉かったですが、城山三郎もまた偉い作家だと思いました。一貫して権力の愚かしさと恐ろしさを訴えてきた骨のある作家でした。


2009年3月17日火曜日

初桜
















飯盛神社に行ってきました。微熱があって喉が痛いのですが、家の中で寝てるよりはいっそ外に出て気合いを入れた方が良いと思い、バイクで出かけてきました。

すっかり春になっていました。走っているときは風がとても心地よく、逆に止まると暑さすら感じました。

飯盛神社はこじんまりとしてて静かで落ち着いていました。手水からあふれ出る水の音がとても穏やかで清心な気持ちにさせてくれました。

出かけたのにはもう一つの理由があって、この前眼鏡を換えたのが届いたというので眼鏡キャットという店に取りに行ったのです。1万4500円でした。
左右のピントがずれててとても不快かつ目が痛くなっていたので。

店の人が言うには眼鏡がどうしてもフィットしないときは3ヶ月以内だったら無料で交換してくれるのだそうです・


飯盛山の近くに西部運動公園や地下鉄七隈線の車両基地があり、のどかです。木や花、田んぼや畑が今も残っています。わたしの好きな場所の一つです。

行ってみるとぽつんぽつんと桜が咲いていました。梅の花よりも瑞々しい感じがします。春だなあ、と実感しました。



ローでやらなければならないことが山積みなんですが、焦ってしまうとかえって頭に入らないので一つずつ確実にこなすことにしました。
破産と要件事実をきちっとやることに。

と、その前に去年の過去問を解かねば。来週のゼミで担当しているので。それでわたしの担当する問題は民事系の第2問といって、業界では大大問と呼ばれています。民事系という問題群は大きく2問に分かれていて、第1問を大問、第2問を大大問と言います。


何故かというと、第1問の試験時間は2時間。第2問の試験時間はなんと4時間もあるからなんです。

ついでに言うと、新司法試験は全部で4日間行われます。最初の二日、その次の日は休み、そしてまた二日、です。時系列で言うと、

択一の日、
選択科目(3時間)と公法系(4時間で憲法と行政法の混じった問題)の日
休みの日
民事系の日(第1問2時間、第2問4時間)
刑事系の日(4時間で刑法と刑訴の混じった問題)


4時間かけて問題を解かせるのが2回あります。これらの問題はもの凄く問題文が長いです。しかも分かり難いので時間も掛かるし頭が疲弊します。

そういう長文問題の中から問題点を指摘して妥当な解決を導いた答案を書かなければなりません。問題文を読んで理解するだけで1時間は掛かります。

そのうちの民事系大大問の答案を来週金曜までに書かなければなりません。

大変な作業ですが、本番ではこれをたった!4時間で仕上げ無ければならないんです。恐怖です。


でもそのかわり、真の実力がはっきり出ます。旧試験の場合、2時間以内で2問答案を書かねばならず、問題文も短いので何が論点なのか結構見え見えでした。それで暗記してきたことを上手にはき出せた受験生が受かる、という大学入試的試験でした。けれども新試験では、どこにどんな問題があるのか、問題文を何度も読まなければ出てきません。そういう意味では良い試験です。





 


2009年3月15日日曜日

ブルートレイン

ハヤブサも富士も消えてしまいました。
寝台特急富士は、わたしの田舎である大分県宇佐市の実家のすぐ横が日豊本線の線路なのでよく見てました。
わたし自身は、浪人、大学時代に何度か寝台車で京都まで乗りました。
今憶えているのは、寝台がセットされ、ベッドに寝そべって窓の外を見ていたシーンです。大きな窓ガラスに夜露がじっとりと浮かんで、シーツが濡れていました。手で曇りをぬぐうと、たしか岡山駅か広島駅のホームに止まってて、ホームには誰一人居なくて、夜の停車駅、そのものでした。
なかなか寝付けなくて、そうかといって寝酒を飲む習慣も無かったので、ただぼんやりいろんなことを空想していたような気がします。
 それから、夜が明けて寝台が畳まれて座席になり、洗面台の蛇口をひねるとお湯が出たのに驚き、そのお湯で顔を洗うと一気にピシッと目が覚めた記憶があります。
 とにかく、寝台車の良い点は目的地に早朝到着する、ということです。なんか無駄が省けるというか、楽しみながら時間をうまく使える、という一石二鳥、三鳥みたいな、得をした気持ちになれました。
 一度、浪人中、博多から京都まで夜行急行阿蘇、に乗って行ったことがあります。寝台車じゃないんです。一晩中堅い座席に座りっぱなしで徹夜で京都に着く、という怖ろしい経験でした。6月末なのに寒くて寒くて、がたがた震えてました。たいていの乗客は新聞紙を床に引いて寝てたり、窮屈そうにして二人がけの座席に横寝してたりしてました。
当然食堂車も車内販売もなく、余りの空腹と寒さに死にそうになっていました。たしか新聞紙を服の中に入れて寒さを防いでいたと記憶しています。
 ブルートレインも、全てなくすのではなく、ちょっとくらい残しておいて欲しいです。観光資源になるンじゃないでしょうか。これからはスローライフの時代。中高年にとって大事な交通機関だと思うのですが。
 JRも日本郵政も勝手なことばかりやっている気がして仕方がありません。
もちろん元凶は役人をはびこらせた自民党と、自民党に政権維持に積極消極両方で加担した選挙民です。
 権力は必ず腐るのです。長期政権はどの国のどの政党でも腐敗します。
日本人は政治的センスにおいては全く度し難い民族です。それもこれも、まともな歴史教育をしてこなかったからです。先人に学ぶことがいかに大事か、歴史をたんなる受験科目にしてしまったことが問題の原点です。
 歴史を学ぶことがいかに大切なことか、欧米では必ず自国の歴史をしっかり学ばせます。社会的人間になるための原点だからです。
 歴史とは、過去の地理と過去の公民を足したものなんです。地理とは人と自然との関わり合い、公民とは人と人、人が作った社会、人が作った国、との関わり合い、つまり人間社会の構造の勉強です。
 歴史はそのような地理と公民を過去に遡って学ぶことです。歴史を学ぶことで今の本当の地理と今の本当の公民がわかるのです。
 ですから、地理も公民も歴史もすべて人を理解することに共通点がある訳なんです。
 ですから、歴史を知らないとどういう社会になるか、どういう人間になるか、考えただけで怖ろしいです。

2009年3月14日土曜日

ゼミで5時間

会社法の条文の相互関係がよく分からなくて長時間かかってしまいました。
それでも答えは出ないままでした。
それで、帰宅してからずっと考えてました。気が付くと今午前3時。大体理解しました。ほっとしたところでやおらブログを。
会社法は最近全面改正されてしまい、内容が相当入れ替わりました。立法担当者がかなり独断専行したところがあり、判例とか通説をまったく無視した立法をしている箇所がいくつもあります。
 それで学者の本を読んでもスパッと分かるという具合にはなかなか行かず、隔靴掻痒です。
 きょうは生暖かい暴風雨の一日でした。あすは今日より10度も気温が下がるそうです。
明日一日、会社法の担当問題の答案書きで苦しみそうです。

2009年3月12日木曜日

日が長くなってきて







夕方6時半、ローを出るとき、以前と違って外はまだ明るさが残っています。今日のロー内の室温は26度。汗がじっとり出ました。



前にも書きましたが、春はやっぱり夕暮れが良いんじゃないでしょうか。なんとなくウキウキしますから。



女房の実家に向かおうとしたとき、箱崎駅近くに中東のモスクらしきタマネギ坊主の尖塔が建っているじゃありませんか。



不思議に思って近づいてみると、なんと本物のモスクでした。国際化の現れでしょうか。



背筋が凍る

明日までに新学期の履修予定(仮)を提出(ネットで)しなければならないので慌ててがさごそしてました。


すると、新学期がとんでもなく大変だと言うことに今頃気づいてしまいました。


週11コマ講義があるんです。しかも苦手の倒産法、要件事実、行政法がたっぷり入った講義です。


こりゃいかん、おしりに火が付きました。その上自主ゼミで答案を書かねばならず、エライコッチャエライコッチャ。


本当にマズイですよ。で、新試験の勉強も自分でやらないと。


そういうわけで、背筋も肝もコチコチになってしまいました。



ところで、以前からアジア、特に中国台湾韓国に興味が湧いてきて、いろんなサイトやブログで情報収集しています。

で、いつも気になるのが距離とか面積についてなんです。これはアジアに限ったことではなく、世界地図(わたし、実は地図フェチなんで)を眺めていると、この国の面積は、とか、ここからあそこまで何キロか、とかがスゴク気になるのです。

たとえば、パレスチナ自治区、イスラエルとの血みどろの紛争地帯、というか、イスラエルによる大虐殺地帯、ですが、ここの面積はどれくらいあるのかご存じですか?

答は、福岡市の面積とほぼ同じです。福岡県ではありませんよ。

では、韓国の面積は?

答は、北海道と四国を足したのよりもちょっと狭いくらい、です。10万平方キロしかありません。

パリとロンドンの距離は、東京と滋賀県大津の距離と同じです。わずか350キロです。
そんなことを考えていると、なるほど、と分かったことがあります。それはモーツァルトが幼い頃父親に連れられてヨーロッパ中を演奏旅行して回ったという逸話も、なるほど江戸から京都まで東海道を歩けばそれはパリからロンドンまで歩いたのと同じなのか、なんて。結構近いんですよね、ヨーロッパの都市間距離って。というか、逆に今では日本の方が意外に広いんだなあという感想を持っています。
この前のNHKBSのクールジャパンという番組の中で、外国人が日本の温泉をどう見ているか、が特集されていました。みんな温泉が大好きらしいです。
落ち着くとかリラックスできて最高とか。ただ、裸になるのが一番の障害なんだそうです。
とくにアングロサクソンは人前で裸になることを極度に嫌います。ヌーディストビーチで素っ裸になるのは極めて特殊な連中だそうです。
ところがオーストラリア人の女性は、裸になることは自己を解放する素晴らしいことだ、と評価していました。
日本人だって脱衣所ではちょっと勇気が要ります。でも裸になるということは無防備になることでありもの凄い抵抗感もありますが、一旦素っ裸になるとこれが逆に、解き放たれたような気分になるんです。
結論。裸は立派な文化だ。

2009年3月10日火曜日

青空





























久しぶりの好天。バイクでローへ。風が心地よいです。







ゼミでは答案の善し悪しがよく分かります。書いた本人が言いたかったことがうまく伝わらないのが答案作りで一番困る点です。その点、女性の書く答案は素直で読みやすいです。







話は変わりますが、ゼミで、わたしが『やはり岡目八目ですよ』と言うと、他のゼミ生たちは、ぽか~んとして、なんですかそれ?とわたしに聞きました。







聞かれたわたしの方が唖然としました。














夕方、中途半端な時間帯にローを出たので、ちょっくら中州までデジカメハンティングに。外国のカメラマン(プロ?)が中州屋台を撮り続けていました。夕方から急に気温が下がってきて風も冷たくなり、まだ外で一杯やるには寒そうでしたが、それでもお客さんの数が凄く多かったです。







2009年3月9日月曜日

条文

昨日から破産法の条文をたらたらと読んでいます、教科書を読みたい欲求をこらえながら。

今までやったことのない方法ですが、とても新鮮です。とにかく条文だけで分かるところまで考えてみよう、そうすれば実践的だし教科書を開くとき、わくわくしながら読めそうな気がしてきます。

でも、ただ条文を読んだだけでは面白みが無いので、ネットから破産法の条文を卸してきて自分が見やすいように改良しました。最近の法律には各条に見出しが付くようになってきました。見やすいし発見しやすいです。

ちなみにわたしもこれからは答案に見出しを付けるようにしました。

 条文を読むこと、素読することが初心に返ると言う意味でも法律の骨を理解する上でもあたまを整理する上でもすごく役に立つことが分かりました。

学者の本を頼っていてばかりいた自分が愚かに見えます。



今日韓戦で敗北の知らせが。良かったです。今の内に負けておいた方がイイです。日本には戦術がなかったです。ばたばたしてました。自分たちは不死身ではないということが分かり、謙虚になることができるでしょう。



 昨夜から喉がちょっと腫れていて、風邪を引いたかもしれません。早く寝ます。

2009年3月8日日曜日

倒産法











おぼろげながら、体系の輪郭が見えて来ました。





金曜の会社法ゼミで案の定ボコボコにされ、条文の大切さをいやと言うほど思い知らされたのでした。





素直な答案というのはやはり条文に沿った発想なんだなあ、教科書的な条文から離れた、というか条文の背後にある思想なんかを持ち出したら途端に答案が読みにくくなります。





わたしが担当した問題は民法と会社法がドッキングした問題で、しかも民法上の問題点が相当理屈っぽいところだったため、勢い理屈を通したいとの願望が先に立ってしまいました。問いに答えるという答案の一番大切なところがおろそかになってしまったのです。問いに答える為の最良の方法は条文と対話することですから。





 そーゆーわけで、倒産法の勉強もまた教科書主義を反省して条文に還ることにしたわけです。で、具体的に何をしたかというと、法律の最初の方にある目次、それから条文本体(全279条ほど)をさーっと流し読みし、それから条文をわかりやすく解説してくれている薄っぺらい実務本を読みました。





  すると、全体像が浮かんできたのです、昨晩。モヤが晴れたような爽快な気分でした。




 おまけにWBCでスカッとする闘いぶりをしてくれたので、ますますご機嫌な昨晩でした。




 今日は朝から団地掃除、そのせいで大沢親分の『喝~つっ!』が見れませんでした。




 午後から女房とスポーツクラブへ。わたしの通っている所に無料体験させたのです。が、日曜日は午後6時に閉館だって!ちょっと早すぎるんじゃないでしょうか。仕方がないのでお風呂に入っただけ、あとはマッサージチェアーで門でもらってお終い。




 明日からまた倒産法をやります。今度は頭の中に体系の構図が入っているので本も読みやすくなるでしょう。








写真は、大名にある稚加栄(ちかえ)という料理屋。大きな店です。女房とおふくろさんと三人で行ってきました。もの凄いお客さんの数。ソバランチ1200円。