2008年3月1日土曜日

とうとう3月突入


 風は冷たいもののなんとなく、もう春なのか、というニオイがします。

最近はもっぱらラジオリスナーです。KBCラジオの『もう夜なのか』という番組のオープニング曲が、にしきのあきらの『もう恋なのか』(これがまた良い曲)なんで、ついもう春なのか、なんて口から出てしまいます。

 春と言えば秋月、佐賀、などの筑後平野の春が良いですねえ。なぜか分かりませんが、春の愁いが感じられるのです。糸島は冬が良いですが、春は田園地帯のほうが風情があるのかなあ。

それとも生まれ育った場所だからか(佐賀で生まれて日田育ち)。

それに、久留米には3ヶ月住んだことがあるだけですが、なんか気になる街です、久留米って。

 昨日で旧宅の片付けが完全に終わりました。足かけ15年、そこでアナグマみたいにこもって(精神的に)暮らしてました。

 夕焼けに染まった空っぽの部屋を見ると胸がキュンと鳴りました。芭蕉の気分になり、行き交う人もまた旅人也、人生は旅だぁ、なんて小さく叫びました。

しかーし、新生活は前だけを向いて生きていきますぞ。

 今朝、最後の点検に旧宅に出向いて中に入ったところ、ベランダの鳩の巣にあった卵がもう一つ増え、合計二個になっていました。思えばハトには相当苦しめられたなあ。そもそも最初に甘やかして巣作りを容認してしまったのがまずかったです。それ以来、帰巣本能の故に親も子も誰彼かまわず一族郎党集団で我が家面して押し寄せて来だしたのです。びっくりするかもしれませんが、ベランダに放置していた、枯れて土だけ入っていたちいさな植木鉢の中に母鳩が堂々と巣を作ったのです。それもガラス戸の目の前、畳に座ったまま手を差し出せばハトにさわれたのです。当然、わたしがエサを手のひらに載せて差し出すと、全く怖がる様子も見せずにエサをついばんでいました。

アホでした。それが将来どんな恐怖をもたらすかも知らずにイエスキリストになりきっておりました。

そしてまた、最後の日にも卵2個。

 追; ラジオで演歌を流していたのですが、三笠優子の歌にシビレてしまいました。浪曲出身で、ビブラートがとっても胸に響きます。ウマイ!と叫んでしまいました。

夫婦舟、夫婦川、夫婦橋、、、、いいですなあ。