2022年4月24日日曜日

民事裁判でした

 不合格科目が分かりました。民裁でした。やはり、という感じ。

試験中パニックになりかけました。分からない小問があり、それに引っかかってずーっと考え続けたのが良くなかったです。

みんなも分からないのだから、なんでも良いから適当に書いてもその小問で落ちることはないのに、欲をかいたため力んでしまいました。

あと、これは当時の精神状態が異常だったことを物語るのですが、当事者が主張しようと思ったが結局主張しなかった事実があれば書け、という小問で、何もないと思ったら、『無い』と書くべきだったのに、全く何も書かずにスルーしまいました。

これは大変マズかったと思います。無いなら無いと書かなければならないし、これまでの即日起案でも必ず書いていたのに、何故か本番では、書かなくても良いだろう、なんて魔が差してしまいました。

内容的には、どこかで採点官に誤解されるような記述を書いてしまったのかも知れません。

あるいは民法の知識を書きすぎて要件事実として書いていなかったのかもしれません。

☆とにかく、敗因が分かったのは大きいです。自分が抱いた漠然とした不安が的中してしまったといえます。でも究極の問題は、自分の犯したミスが修習生全体のうちのわずか一人二人といえるくらい酷い致命的なものだったと評価されたことです。この点については正直言って納得できません。他の奴らも似たように酷い起案を書いたのではないか、と思わざるを得ません。

☆とはいえ、民事裁判の勉強は、法律事務所での仕事と直結している部分が多いので、二回試験対策であると同時に弁護士になれた後に大いに役に立ちます。なので、もう一度基礎から民法民訴法要件事実裁判記録の分析争点整理をやろうと思います。


☆ひまわりのたね、という、二回試験落ちを救ってくれるグループがあり、そのグループにコンタクトを取ることが出来ました。それで、Oさんという73期で去年二回試験に落ちて今年受かった方が運良く福岡在住で、その方とお会いすることが出来ることになりました。その方によると、今年の二回試験落ちは九州の人間が多かったそうです。なんで?

Oさんをはじめ、73期の二回試験落ちの修習生はとてもつらい期間を過ごしたと思います。というのは、次の二回試験までに1年4ヶ月も待たなければならなかったからです。わたしの期である74期はコロナのせいで3ヶ月以上司法試験が遅れ、修習もそれにより4ヶ月くらい遅れ、二回試験も4ヶ月くらい遅れたのです。なので通常なら次の二回試験まで1年待てば良い(それでも余りに長すぎますが)のを73期は1年4ヶ月も待たされたのです。逆にわたしの74期は次の75期の二回試験が今年11月にあり、わたしは半年後に二回試験を受けることになります。例年の半分の待ち時間で済みます。これはとてもとてもありがたいです。半年なら次の二回試験の対策に必要な時間としてはちょうど良い長さだと思われます。民裁だけでなく刑裁、民弁、検察、刑弁と合計5科目の試験を全部もう一回受けなければならないので、全科目ブラッシュアップするには3ヶ月くらい、しかし民事裁判を確実に受かるためには広く深く勉強しなければならないので、もう3ヶ月、合計半年必要だと思います。なので、ダレる時間が無くなります。その上事務所ではボスの指示で裁判記録を読んだり書いたりしなければならないので、遊んでいる暇はなさそうです。