2013年6月26日水曜日

来年の朝ドラ!

1今日は、人間ドックに行ってきました。5250円払いました。
朝9時に行って、12時過ぎに終わりました。
患者用のパジャマに着替えると、待合室がとても寒くてまた喉が腫れてしまいました。
拷問に間違いない、あのバリウムとお腹をふくらませる発泡剤を一緒に飲んだときの吐き気、しかも、ぐるぐる回る台の上でのたうち回らせられて余計にヒドイ状態に。
去年、バリウム検査で見つかった胃の上部にあるポリープのことを診断医に言うと、去年のレントゲンと今日撮ったレントゲンを見比べて、『今年はポリープがみあたりませんねえ』と言いました。えっ?ポリープって消滅するの?不思議です。

2終わってから近所にある串揚げ屋さんで食べていたら、懐かしい顔を発見。むかし谷川くんと一緒にゼミしてた弁護士のCHくんでした。
いろんな話をして、わたしが先に出ようとしたところ、昼食代をおごってくれました。
ごっちゃんです!
CHくんは、ある事務所のイソ弁ですが、ボス弁の仕事の手伝いの他、自分個人が受けた仕事を、忙しいときには40~50件も抱えていたそうです。アンビリーバブーです。そのときは毎日寝る間もなかったそうです。凄すぎ!

3自宅に戻ってネットを見ると、来年のNHKの朝ドラが、赤毛のアンの翻訳者である村岡花子さんをモデルにした物語だとしり、天にも昇る気持ちになりました。
わたしがどれほど赤毛のアンが好きか、ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、わたし、筋金入りのアンの腹心の友(kindred  spirits)なんですから。
しかも、村岡花子さんの翻訳がまたもう、素晴らしすぎるんです!
九州地方の表現にはない、『どっさり』『ぽっちり』という言葉がとても良いんです。
それから、主人公である、孤児のアン シャーリーを結局は養女として引き取ることになる老兄妹の名字が、カスバート、と呼ばずに、クスバート、と表記したのがまたイインデス!
どこが良いかというと、カスバートだと今風でイヤな感じですが、クスバートだと19世紀末のニオイがして昔の雰囲気が出てくるからです。
赤毛のアンシリーズは10数巻あり、それのスピンオフも何巻もあり、全部読むとアンの世界がこの世とは別に永遠に存在し続けている気になります。
アンの住んでいる世界に行ってみたいと何度思ったことでしょうか。
少女だったアンがいろんな苦労をして大人になり、村の小中学校の教室でアンの赤毛をからかったため石板でアンに殴られたギルバートブライスと恋をして、結婚して7人(8人?)の子に恵まれながら、次男坊を第1次世界大戦で失い、傷心し、けれども家族を何よりも大切にし続ける、そんな、愛さずには居られないアンの一生が綴られています。
今、思ったのは、わたしのマイブームである、NHKでやっている『トンイ』もアンとかなり似ているなあ、ということです。
みなさん、どうか、赤毛のアンシリーズを、しかも村岡花子訳を、新潮文庫を、読んでみてください。こんな素敵な女性は(うちの女房を除いて)他にいませんから。(意訳せよ)。
また、トンイもイイですねえ。主人公トンイのまっすぐなところがイイ。それと、主役のハンヒョジェさんもイイ。シリーズ後半で王様の側室に迎えられたあたりから、グッと凛とした美しさが際だつようになりました。
いままでわたしは韓国女優ではハンヘジンさんが一番だと思っていましたが、意見を変えます。

話をもどしますと、村岡花子さんの記念館があるらしいのです。東京に行ったら是非うかがいたいと今でも思っています。
赤毛のアンは映画にもなりました。ミーガンフォローズという可愛らしい女優がアンを演じてとても良かったですが、それよりも感動したのは、アンを養った、グリーンゲイブルズ(緑の切り妻屋根)にすむ、マシュークスバートと妹のマリラクスバートという二人とも未婚の兄妹です。
ほんとーに!素晴らしい俳優と女優です。
村岡花子さんの役を吉高ゆりこさんがするそうです。彼女の顔は典型的な平安美人の顔です。平安時代、薄暗い御簾の向こうに、吉高さんの顔がろうそくの炎に照らされてうっすら見えたとき、その妖艶さが極まって、おどろおどろしくもその魔力によってうつつの世に引き込まれてしまい、二度と現世に戻れなくなってしまったことでしょう。

NHKの朝ドラがこんなに待ち遠しくワクワク感じたのは初めてです。NHKさん、よくやった!
次は、立花宗茂を大河ドラマに。そして、鎌倉河岸捕り物控え、を、お宿かわせみ、みたいな長期シリーズにしてください。