2010年1月31日日曜日
期末試験
2010年1月28日木曜日
要件事実
オフィスアワーと言って、学生からの質問時間を予め指定しているのです。
実務家教官は、みなし教官として、文系地区にある大学院棟(ローではなく、むかしからの大学院)の一室が準備室にあてられています。
そこで、10時半から12時まで、と時間を限って教官がスタンバイしているわけです。
わたしが11時過ぎに行くと、学生が一人質問していました。
しばらくしてその学生の質問が終わり出て行くと、今度はわたしの番。
5個ほど質問事項があったのです。ですが、どれも見事に粉砕されました。
分かった!という感じではなく、こちらの質問に対して逆に質問が来て、千鳥足みたいによろよろとこちらが答えると、それがわたしの質問に対する答だった、というわけです。つまり、よ~く自分で考えてみろ、そしたら自ずと答がでてくるでしょ、と言われた訳です。
やっぱ、厳しい人です。裁判官の中でも超優秀らしいというのは本当です。噛んで含めるような教え方はしてくれません。そんな簡単なことくらい自分で考えろ、という感じです。
でも、質問しに行って良かったです。おかげで要件事実の考え方の核の部分が分かったんです。茂木健一郎さんの言うところの、アハ!体験です。
で、夜、試しに要件事実の参考書をパラパラ見ていたら、自分の本の読み方が変わったのが分かりました。見るところが違ってきたんです。
でもでも、それだったら初めから『ここがポイントだぞ!』って教えてくれても良かったんじゃないでしょうかね~。遠回りしすぎました。
ともあれ、要件事実という物に対するアレルギーはほとんど消えてくれました。
その意味では伊藤裁判官に感謝します。将来、最高裁判事になってほしいです。
2010年1月26日火曜日
風の清冽さに感動+ロー生活最後の授業
春は名のみの風の寒さよ、、、です。
毎週火曜日の午前中、ローの自習室を業者さんが掃除してくれます。丁寧に掃除機をかけてくれるのです。その後、わたしの背中の方に窓があって、その窓を開け放ちますと、この、おいしい風がサーっと自習室に入ってきます。その冷たさと清浄なイオンシャワーにくるまれ、全身リフレッシュです。大好きな高原にいるようでした。
☆午後、トラブルが発生しました。わたしの周りの4つのブースが停電したんです。1時間、暗い中で勉強してました。故障原因はコンセントが外れていただけ。暗いところで本を読むと集中するのが難しいです。
☆夕方6時10分から、ローでの最後の授業があります。精神医療と法、です。
☆で、今はもうすぐ午前0時。あっけなく終わりました。留年しないという前提でローの授業がすべて終了しました。何の感慨もありません。不思議です。たぶん、心は後期試験と本試験に向いているからだと思います。
ずいぶんと無駄なことをさせられたなあ、という気がします。わたしは塾や専門学校で教えてたことがありますので、勢い教えること、教え方については辛口になってしまいます。
九大ローは文科省に忠実すぎると思いました。ソクラテスメソッドなんてクソ喰らえです。教えることに関して一番大事なことは、その法体系の構造をイメージとして学生の頭の中に構築させることができたか否か、だと思います。
具体的イメージ、感覚が一番だと思うんです。ローでそれをやってくれた先生は、最後の最後の土壇場でパワーを発揮した院長と、わたしが入学する前にすでにこのローを離れられた、民事執行法のW先生と同じく行政法のO先生くらいです。W先生とO先生は、本や辰巳、それから講義録音を聴いて感動したのです。
あ、忘れてましたが、太田検事も良かったです。体系的な授業で、実戦的でした。
むかし、塾講師をしてたころ、主に社会科を担当していました。その頃わたしが使っていたキャッチコピーはこうでした。地理という科目は、人と自然との関わりを知る学問だ。どっちが主人公かというと、もちろん人の方だ。月や南極みたいに人がいないところの勉強は社会科ではしない。公民は人と人との関わり方を知る学問だ。そして、歴史は、昔の地理と昔の公民の勉強のことだ。と言うことは、社会科というのは結局、人について勉強する科目だ、と。
ただ、同じ人についての勉強でも、国語は人の内面を知る学問で、社会は人の外面を知る学問だ、と。
人について知ることは結局自分や自分の周りのことを知ることに繋がる、他人を知って自分を知る、それが社会科の勉強なんだ、と。
もうちょっと聞いてやってください。
例えば、江戸時代260年間は、4つの時代に分けることが出来る。最初の50年間は幕府確立期。次に、確立されたので安定期に入る。それが元禄時代。ちなみに安定期は世界中どこでも同じように安定期で、フランスではルイ14世の時代。でも庶民の暮らしまで豊かになったわけではないから、元禄文化は一部豪商を中心としたお金持ちの文化。その後が熟成期である文化文政期、ようやく庶民の暮らしも安定してきて、庶民文化が栄えた、そして幕末期。
こういう風に4つに分けると江戸時代が頭に入り安くなります。それから、当時は日本におよそ260余の藩がありました。地方分権ならぬ、地方主権時代です。
ですから、日本には260の首都があり、各藩は自分の首都に文化を真剣に育て自分の領地を富ませようとしました。これが中国朝鮮と決定的に違うところです。中央集権、専制政治の中国朝鮮では地方は中央官僚の収奪の場でしかありません。都市文化が地方に栄えると言うことはほとんどありませんでした。
もっと言わせてもらうなら(がまんしてくださいね)、日本が日本たり得る決定的なポイントは、日本の歴史には鎌倉時代があったのに、中国は奈良時代で停まっている、韓国は平安時代で停まってしまった、ということです。
武士の時代があるかないかが決定的なんです。中国は未だに律令制度、つまり、皇帝唯一人のために国土と国民が奉仕する、役人は皇帝のためだけに仕える、という制度を続けています。今の皇帝は共産党です。
韓国は、それよりも進んで、国王の周りにヤンバンという貴族集団がいて自分らの利権を守るのに必死でした。これって日本の平安時代と同じです。
ところが、日本では西部劇の世界が平安中期から国中で繰り広げられました。中央の役人の力が衰え、自分の田畑は自分の力だけで守らなければならなくなったんです。ですから、当時の田舎は食うか食われるか、他人の領土を力で奪い取り、負けた方は一族皆殺し、でした。
そういう実力本位の世界では、合理的精神が支配します。とにかく生き抜くには力がすべてであり、少しでも力を蓄えるためには無駄は排除される必要があったのです。
そういう合理的精神が日本にはあったんです。そういうむき出しの力の文化と貴族の雅な文化が融合して今の日本文化が出来上がったのが室町時代です。
足利尊氏が関東に幕府を開かなかった主な理由は、自分自身の力が弱かったためです。自分に脅威を与える有力な武士集団が多く存在したので、天皇の力を利用せざるを得なかったわけです。秀吉と同じです。
それはともかく、室町文化こそが今の日本文化の元なんです。
☆ちょっと熱くなりすぎて恥ずかしいです。行政法のO先生の授業はこんな感じでした(録音で聴いただけですが)。O先生は行政事件訴訟法の構造を何度も何度も、具体例を挙げてこれでもか、と説明してくれました。こんなにありがたい授業はありません。そういう授業を他の先生もやってくれていたら、九大ローの合格率は70パーセント超え間違いないのに。一橋にも勝てるのに。
ローの最終授業を終えたということでわたしも少々感じる物があったんでしょう。いつもより饒舌になってしまいました。
☆☆良かったら左上のスライドショーをクリックしてみてください。いろんな写真が見れますよ。さらに、出てきた写真をクリックすると、拡大できます。2010年1月25日月曜日
2010年1月24日日曜日
空気がおいしい日だった
2010年1月22日金曜日
知らぬ間に700越え+火事だ~
鳩山さ~ん
今の民主党は太平洋戦争中の東条内閣みたいです。王様は裸だ、と誰も言いません。怖ろしいことです。
小沢氏の個人的問題(刑事事件ですが)になんで政党全体が巻き込まれなければならないのか、しかも民主党議員のほとんど(例外は渡部黄門様と村越拓議員のみ)がだんまり、そればかりか検察批判まで。
わたしも検察が正義の味方だとは思いません。国家権力の砦ですから。足利事件の冤罪も志布志事件も検察が犯した失態ですから。
でも、おかしいでしょ。不当捜査かどうかすら確かでないのに、捜査が不当だと決めつけています。政府大与党の幹事長といえば天下の公人です。一点の曇りも無きよう、民主党自体が率先して検察よりも徹底的に調査するのがスジではないでしょうか。
また、不当捜査かどうかは裁判で争うべきです。検察だって命がけでやっているはずです。いい加減な証拠で捜査なんかすれば後で自分の首を絞めるだけですから。つまり、どっちの言うことが正しいか、そしてそのやりとりを国民みんなが見て知る事が出来る裁判で徹底的に争わせるべきです。
鳩山さんはなんかはき違えています。がっかりがっかり、情けないくらいがっかりです。
しかもあろうことか、取り調べの可視化をここで出すか!です。冤罪防止のために何十年も可視化の努力をしてきた人たちに泥を塗る真似をしてくれました。怒り心頭です。
民主党は小沢党と改名しないと。これがほんとの羊頭狗肉です。
今からでも遅くないです。民主党は小沢問題を徹底的に調べて国民に報告すべきです。
☆あるジャーナリストは検察が捜査情報をリークすることを問題視しています。検察によるマスコミ操作だと。しかし彼はこうも言っています。検察に盲目的に従っているマスコミこそが問題だ、と。同感です。
☆枝野さん、頑張って民主党をまともに戻してください。わたしがみるところ、枝野議員は将来の総理です。
2010年1月20日水曜日
春が来た?
2010年1月18日月曜日
浅川マキ、ミッキー安川、小林投手
2010年1月16日土曜日
閉鎖病棟
2010年1月13日水曜日
魁皇新記録と大雪
2010年1月11日月曜日
パソコンが変です
怖ろしいです。パソコンのトラブルほどイライラし、かつ困るものはありません。
今、パソコンが壊れたら片腕、いや、両腕をもぎ取られるようなものです。
☆休祭日のローは勉強しやすいです。なにせ鬱陶しい授業がありませんし、ロー生の数もそれほどでもないので。そういうわけで土日月の3日は感謝の気持ちで机に着いていました。ただ、全然捗りません。一度、いや何度もやったはずの民訴の知識が落ちているのにガックリ。
自分がアホになっているのがよく分かりました。
☆どうかパソコンが壊れませんように。
☆☆強烈に驚愕したことが!グーグル地図で福岡のある場所を検索したら、なんとなんと福岡の街の実写画像が!それも、ありとあらゆる路地まで写真で見れるんです。その上まるで自分がその場所を歩いているかのように写真が移動したり回転したりするんです。
だったら我が家も見れるンかいな、と地図を移動させて最大に拡大すると、なんとまあ、本当に我が家が写っているじゃないですか!
これは凄すぎます。びっくりにもほどがある、なんて。いやぁ参りました。
そういえばプライバシイがどうとかと言ってたなあ、って思い出しました。
たしかにこれは一つ間違うとアブナイかも。だってものすごくリアで、動く写真が画面にでっかく現れるのですから。
みなさんも一度御覧になればお分かりになります。え?もう知ってました?
2010年1月9日土曜日
再び10番答案と2500番答案
2010年1月8日金曜日
自白
2010年1月6日水曜日
なんだかなぁ
3問?が。どうも満点は無理みたいです。くやし~ですっ!
一番緊張したのは、朝起きれるか、でした。このテストに寝坊したら落第、留年確実でしたから。
それで、昨夜は入念に?準備しました。コタツ寝です。夜12時にコタツで横になり、さらにホットカーペットをオンにして寝ました。
目覚ましを朝4時半にセット。目覚まし時計が鳴り、起きるとすぐに熱いお風呂に入り、体温を上げました。脳が活発に活動するには脳内温度が上がる必要がある、ということらしいので、それには体全体をあっためれば、という発想です。
そんで、風呂から上がって30分後、6時前に出立。
途中、ローソンでおにぎりと牛乳を買っていきました。
ローに着いたのは6時半。すでに数人が勉強していました。
ロー内は暖房が切れていて案の定おへそから下と首筋が冷や冷やしました。
そこで、ジャジャーン!秘密兵器登場!電気毛布を持ってきてたんです。
これがまあ、大ヒットで、下半身に巻いてスイッチオンすると、じわ~っとあったかいものにくるまれて、嗚呼、涙が出るほど気持ちよくなりました。私の居る場所はすぐ左に緊急出口のドアがあり、そこから冷気が押し寄せてくるのです。
この電気毛布のおかげでこれから卒業まで平日は毎日6時にローに来ることにしました。
実際、今日の問題は後半戦が民訴の問題で、かなりしんどいのがいくつか出されました。伊藤裁判官、優しい顔してキツイことやらはりまんなあ。
終わるといよいよ倒産法に取りかかりました。やはり合格者答案の分析は大事だなあ、と実感。
その後は行政法。やはり苦手科目を勉強すると落ち着きます。今月中に両科目マスターできるかも、との期待が持てそうです。
昼ご飯に10分ほど歩いて390円のごち盛りうどんを食べてきました。寒い中を歩くのは気持ちが良いです。エビ天とワカメと肉と生卵が入ってたった390円なのは、やはりデフレなんでしょうか。
よーし、明日も6時にローに着くぞ!エイエイオー。
2010年1月3日日曜日
一歩一歩
わたしの今年のスローガンです。