2008年10月6日月曜日

聖福寺











博多区御供所町(ごくしょまち)にある禅寺です。栄西禅師が日本で始めて開いた禅道場だそうです。栄西禅師が宋から持ち帰った日本初のお茶の木と言うのもありました。





友人から、聖福寺に悟りの絵があるらしく、明日まで一般公開してるので写真を撮ってきてくれ、と頼まれたのです。





初めて行きました。もの凄く立派なお寺でした。天竜寺と南禅寺を足したような感じで、その風格は京都の有名なお寺に負けていませんでした。





午後3時過ぎにその友人宅を出てお寺に向かったのですが、バイクを走らせているともう寒くて寒くて。










拝観料は700円。この1週間を3000円でやりくりしなければならない身にとってかなりの痛手です。





仕方なく払ってお寺の内部に上がると、ますます格調高くなりました。





目当ての絵というか、掛け軸は、ひっそりとちっちゃな小部屋の床の間に掛けられていました。





何度か見たことのある絵でした。子供の絵みたいでした。○△□が書かれているだけでした。





セザンヌが言ったことを思い出しました。自然はすべて○△□でできている、と。





同じ意味なのかなあ?





その絵を描いたのは仙涯和尚という、偉いお坊さんです。江戸末期ごろの方です。博多ではかなりの有名人です。










聖福寺で驚いたのは、大きな黄金に輝く仏様の像です。お寺全体がわびさびの世界を作造しているのに、その仏様だけが猛烈に輝いていて、不思議な感覚でした。










昨日書いた、刑訴の本、ますます気に入りました。わたしが知りたかったことが全部書いてあるのです。おかげで20年間抱き続けてきた疑問が解けました。